真っ当な稼ぎ方を探す
11/14 朝日新聞 朝日求人「仕事力」
『コピペ』記事です m(_ _;)m
自分の仕事力の 落とし所を把握しよう
昔、歌舞伎町のミニスカパブで、嫌な客がいると店長に言ったら、「バカヤロー! だから高い時給もらってんだろ!」と怒鳴られた事がある。
キツイ仕事は高い金をもらえて、楽な仕事は安い時給。たくさんの仕事を経て、そんなことに気付いた。
子供の頃のアルバイトは非常に大切だと思います。よその大人にしかられてお金をもらう、そして今の自分の値段を知る。たとえ嫌な仕事でも、色々経験しているうちに、この人は尊敬できる、この人の頑張りっていいな、そんな人に出会ってついていくのもいい。
もし自分が今、年収200万だったら、同じ職場の220万の人のまねをしてみる。それができたら、次は300万の人。それでも、我慢できないほどつらい仕事ではなく、続けていく気持ちが持てるような仕事を選ぶ。自分にとっての落とし所を探すことです。
自分は商店街のおばちゃんである
私はよく人に働き者ですねとほめられるけれど、私のやっていることは普通のことで、駅前の商店街のおばちゃんと同じ。雨が降ろうが、体の具合が悪かろうが、毎日毎日おばちゃんは、「はい、いらっしゃい」と店を開ける。
日本の中小企業の社長さんもみーんな休まない。会社のために、社員のために、家族のために働くことが私の宗教なんだけど、みんなも同じかなあって。
人の金で生活するっていうのは全く自由がない。今、自分で稼いで、自分の金でごはんを食べる毎日が一番充実している。お金って自由を買えるもので、それで大人になって、自分で行動範囲を広げていけるもの。そして、人生で行き詰まったり、思いもよらない事があった時、次の一手が打てるもの。日本中のおっちゃんとおばちゃんは、そのために毎日毎日それはよく働く。
私は19の時に、何のコネもツテもなく上京し、絵の才能なぞ全くないのに、アダルト雑誌のカット描きから始め、ここまで来ました。小さな会社から始めたので、派遣切り、未払いなどは当たり前。その度に、金銭の交渉の仕方や、仕事を切られた時の次の一手を学習していきました。
東京で働いているフリーランスの人間は全員同じです。たくさんの仕事を同時にこなし、うかうかクビになるのを待ったりはしません。人生や仕事には、突然の嵐がつきものなんです。
夫をアルコール依存症とがんで見送り、みんなに色々ねぎらいの言葉をかけてもらいましたが、一番の本音は、「金があってよかったなー」でした。一人の人間を一人の人間として見送るのに、どれだけお金がかかったか。金がなかったら、彼を野良犬のように死なせていたでしょう。そして私の人生も、もっと憎しみの多いものになっていたはずです。
働くことは生きることです。人が人であることをやめないために、人は働くと信じています。(談)
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チラシの裏 | 暮らし/家族
Posted at
2010/11/27 23:34:21