2022年10月12日
この連休Mazda2で遠出して2,000km超え。
車輌に慣れ、扱い方に慣れ始めたこの頃だけれども、未だ批評家的な視点が抜けず、なんともまだまだダメなよう。
カレンならこう動いた
カレンならこう扱うといいんだ
カレンなら……カレンなら……
乗りながらそんなことばかり。
古い愛車の亡霊を追いかける爺のようでなんとも情けない、と思い直したり。
設計年次で25~30年の隔たりがある二車を単純比較しても仕方がない。
タイヤが鳴る、荷重が抜けてスピンモードに入る、猛烈なタックインでインに切れ込む……
現代的価値観では、というか昔から一般的価値観ではマイナスとされた挙動は一通り潰されている。
アクセルもエンジンに直結されておらず、開け過ぎの失速感やエンジンの機嫌を取る所作も必要ない。
「いい」クルマだと思う。
けど、その気難しさを楽しんでいた自分もいることは自覚していて、寂しさも感じる。
旧車がいいんだと言い張ってる方々の気持ちもわかるようになってきた。
その昔パワステなんか要らんと行ってたおじ様がいた。
当時若かった自分は「何を言ってるんだ」と思ったが、要するにそういうことなんだろうなと、15年の年を経て、理解。
剥き身の機械に触れてる感触が良かったんだろうなぁ。
徐々に消えていっているこの感触が。
とはいえ、正直ブレーキタッチはこれまで乗ったどの車よりも正確だし、レーダー付きのクルコンは渋滞路のイライラ防止にかなり重宝している。
オーディオも良い、車内もそれなりに静か、キッチリ走るし、燃費もよい。
良いこともあるんだよ、良いことも。
消えてしまったものがあったとしても、それはトレードオフなんだろうなぁ。
過ぎ去った物を懐かしむのは死ぬ前でいい。
欲張りな自分がいけない。
Posted at 2022/10/12 11:59:08 | |
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2022年10月03日
相変わらず何も更新しないまま記事だけ書き溜めていきます。
今回は昨年モデル以降導入されたMazda2の高圧縮ガソリンエンジンについて。
メーカーHP上に謳われているメリットは以下
・力強さ
・レスポンスの良さ
まぁ、メリットしか書かないよねと言うやつ。
実際これらの美点は感じ取れるところで、良いエンジンなのだということもわかります。
逆に乗り始めて感じるデメリット(特にMTの場合)としては、
・エンブレが効かないこと
これに尽きます。
おそらくEGRの積極活用に伴うポンピングロスの低減というやつなんでしょうけども、まぁ全然エンブレ効かない。
2速で4500回転ほどまで回してエンブレかけても軽くフットブレーキ引きずってるくらいしかエンブレが効かない。
私の知っているFFのMT車というのは時に過剰なエンブレをかけて積極的に姿勢・荷重制御を行うもので、タックインも手札のうちなところがあったのですが、Mazda2では使えませんね。
まるで2stのバイクかロータリーエンジンにでも乗ってるみたいに、フットブレーキを起点にした制御が求められます。具体的にいうとヒールトゥより左足ブレーキが必要な感じ。
全域でトルクフル・レスポンシブな特性のおかげでシフトダウンは多少サボっても走れてしまうので、シフトダウンは早めに高めのギアで終わらせつつタックインではなく左足ブレーキで姿勢を作りながらターンイン……という感じが正解なのかなぁ。
色々勝手が違って悩みます。
正直、MTだから悩んでいる気もします。
MTだからエンジンとか車体とか自分で理解しながら気を遣いながら制御する必要があるわけで、AT任せにしてしまえば車体側で色々勝手にいい塩梅にしてくれるのかなぁとも、思ったり。
最近の車は難しいですね。
Posted at 2022/10/03 13:50:14 | |
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