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なごみどたろうのブログ一覧

2025年05月19日 イイね!

EVC7君との日々【7日目】- KF-VETハイカムチューンから思った事

EVC7君との日々【7日目】- KF-VETハイカムチューンから思った事『LA型のうちの子は、EVC7君の力を借りると、どこまで快速仕様になるかな?』
の7日目です。






 6日目までの試走等の結果、うちの子の現状スペックにおけるブースト制御コントロールの限界点を、定量的に把握出来する事が出来ました。
 一方で「何故ここが限界点なのか?」について、合理性を得ておきたく、自分で頭の整理等を行った結果、現時点での私の理解は以下のとおりです。
以下、個人主観ですので「ふ~ん」とか「違うでしょう?」とかが有ると思いますが、温かいお気持ちで御覧頂けますと幸いです。。。

□やっぱり車としての容量差がポイント
 結局のところ軽自動車としての吸排気容量限界です。
 こうやって書くと「そりゃそうだろう!」と笑われそうですし、自分でも「今更かよ(苦笑)」と思いますが、もう少し言葉を足しますね。 
 「吸排気容量」はシンプルにエンジン排気容量です。そしてそれに準じて吸排気の配管の太さも決まってきます。それを各車両毎にバランスコントロ―ルするのがECUやブーコンです。で、今回の気づきは、
『小さな容量下における吸排気正負圧コントロールの難しさ』です。
 
□吸排気正負圧コントロールの難しさって何?
 ターボ車はコンプレッサー圧等にて、強い吸気等を促すものですが、その分吸排気量の総量及び、瞬発的な正負量変化代も大きいです。
 その結果、吸気管内における吸気脈動も激しくなります。空気の流れは一方通行ではありませんので、正負量を大きく変化させれば、影響をうける空気量も、それらの干渉が発生する可能性(所謂、脈動)も高まります。エンジン回転を上げたり、ブーストを上げたりすれば、猶更です。

 誤解を恐れずに言えば、大排気量のR35GT-R君も、小さなうちの子もレシプロエンジンという前提においては仕組みの基本は同じですが、ならば次は容量差勝負になります。
 排気量やタービン本体が大きな車は様々な状況において適切な対応が出来るだけの容量的なアロアンスがありますが、うちの子は狭い吸気範囲(サージタンク含む)と、小さなタービンでこれらに対応しなくてはなりません。とはいえそれ以外の要素が無い訳では無く、この脈動が打ち消し合うように働いているときはブーストがピタッと安定しますが、逆に脈動の山と谷が重なると増幅されて、ちびっ子にはそれを受け止める事が、特に難しくなります。って事で、ちいさなうちの子は常にシビアな(≒難しい)ブーストコントロールを要する事になります。
 
□コントロール出来ている軽自動車もあるのでは?
 『吸排気における正負圧コントロールの難しさ』のもう一つのポイントが必ずしも『吸排気を太らせて容量を稼げば良い』とならない点です。
 もちろん効果はあると思いますし、私も吸排気をアップデートしていますが、最終的には「シリンダーへの空気流(出)量とその流れをどこまで円滑に制御出来るか?」がポイントです。
 それを改善するチューニングの一例が、HALF WAYさんのKF-VETハイカムチューン(専用ECUセット含む)だと認識しています。
 KF-VETエンジンは可変バルタイを有していますが、出力を上げる為には下死点側のオーバーラップではなく、上死点側にIN・OUTのオーバーラップを作り出してあげる事がポイントとの事(下記グラフはHALF WAYさんHPからお借りいたしました)。



 要点はHALF WAYさんのHPに詳しく記載されているとおりですので、以降は記しませんが、うちの子に(ある意味)無理をさせて限界域を感じた身としては、
頭では理解してたつもりのハイカムの本質が、すごく身に沁みました。
 オーバーラップの全くない現状のうちの子では、吸排気径を拡大しても、EVC7君の加圧Pointを幾ら増やしても、エンジン側がそれに対応出来無い為、細かな設定で多少の改善は出来ても本質的な制約面により「現時点のうちの子の限界」と判断致しました。これが私の結論です。

長々と続けてすみません、次回を最終回(全体のまとめ)と致しますので、もう少しだけお付き合いくださいませ。 
って、あっ、そうだ忘れてた。。。

番外編で『EASY MODEで走ってみたら~』ってのを、やりたいと思います。
『EASY MODE』というのは、『何から何までEVC7君にお任せ~~』、という設定です。

って、うっ、ちょっとまって、、、これだけ書いておいて最終的に『EASY MODEが最強でした!!』ってなったら、どうするつもり?(がくがくぶるぶる。。。)
 
Posted at 2025/05/19 17:18:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2025年05月18日 イイね!

EVC7君との日々【6日目】- 着地点が見えた! - マップ再補正後の試走結果

EVC7君との日々【6日目】- 着地点が見えた! - マップ再補正後の試走結果『LA型のうちの子は、EVC7君の力を借りると、どこまで快速仕様になるかな?』
の6日目です。






 5日目の試走結果を受けて、自分なりにもう少し頭の整理をしました。それを踏まえて一部データを補正した後、再度試走してきました。

1:マップ再補正概要
 ①バルブ補正値 → +5Point加算
 ②マップ補正1 → 5,000rpm~7,000rpmレンジの設定領域を拡大
 ③マップ補正2 → 同上エリアのポイントを概ね+5Point加算
 ④マップ補正3 → 8,000rpmレンジは変更無し
2:HALF WAYさんのKF-VETハイカムチューンからヒントを得たこと
 → 純正可変バルタイを補う為のIN側のオーバーラップ仕様の意味と、ノーマルJBエンジン(うちの子)との比較を鑑みた、詰めのレベル感、落としどころは?
3:軽自動車における高ブーストを前提とした吸排気バランスの難しさとは?
4:最終結論
 → 全てのテスト結果及び、上記2,3を踏まえた、うちの子の「快速仕様」とは?

なお、今回は上記「1:マップ再補正概要を踏まえた走行結果」の記載とし、2~4は、以降のブログでの記載とさせて頂きます。

 という事で、今朝の名古屋は湿度と温度が高い点が気になりますが、(修正版)なごみどオリジナルマップをアップロードして、準備完了です。
さぁ、どうなるかしら? ワクワク!!

 という事で6日目、れっつ・とら~いぃ~!!

※USBケーブルが暴れるので、マスキングテープし~とこっと。。


□ 走ってみたら~?(データ編)
 結果を先に記しますが、再補正したデータに対するリアクションとしては、想定内外双方がありました。踏まえて、うちの子の特性と限界点も明確になった事から、全体を通じて非常に納得感が得られた結果となりました。
 また走行時に意図的にイレギュラーなアクセル・ブレーキ等を試行してみましたが、例外データも無く、一貫性の高い検証結果だと認識しています。その中で、以下に参考データを幾つか掲載します。
(スクショはレンジ内の最終プロットのみです。)

【参考1:中~高回転域】
  4,140rpm/ブースト113kPa → 6,450rpm/ブースト107kPa →
7,770rpm/ブースト100kPa のプロット推移です。



【参考2:中回転域のみ】
  4,080rpm/ブースト120kPa → 5,400rpm/ブースト117kPa →
6,330rpm/ブースト110kPa のプロット推移です。



【参考3:低~中回転域】
  3,450rpm/ブースト117kPa → 5,370rpm/ブースト116kPa →
6,660rpm/ブースト108kPa のプロット推移です。
 速すぎて怖くてスロットル開度がブレブレなのが ww!!



【参考4:低~中回転域】
  3,600rpm/ブースト117kPa → 4,470rpm/ブースト120kPa →
4,980rpm/ブースト115kPa のプロット推移です。



【参考5:中~高回転域】
  6,450rpm/ブースト111kPa → 7,260rpm/ブースト106kPa →
8,010rpm/ブースト100kPa のプロット推移です。



□ 走ってみたら~?(ドライブ感覚編)
 ① バルブ補正値+5Point加算影響で、前回と比較して低回転域からしっかり加速します。また、全体が底上げがされたことから、本来は多用したく無い8,000rpm領域に至らなくとも、従前比に遜色無い感覚が得られた点がポジティブでした。
 ② 今回でマップ補正の方向性は固まりましたが、それを踏まえた適正MTギア選択が悩ましいです。とは言え今回の設定のみで全走行シーンを網羅する必要はありませんので、今後パターン分けして遊んでみたいと思います。

-- >> おまけ① <<-- ( ^^ //
 うちのお庭には、いろいろなお友達が来るのですが、最近の新メンバーとして、『小型のイタチ君』が加わりましてね。お鼻の周りの黒いエリアが特徴的なオレンジ色のカワイイ子です。もう一匹の中型イタチ君の子供かな?
 で、先週お庭で私がお昼ご飯に、から揚げ弁当を食べていたのですが、ちょっと席を外して戻ってきたら、残していたから揚げ、見事に無くなっていました。。。
 いや、食べるのは良いけど、味が濃いし脂っこいしで、ダメですよ・・
ごめんねイタチ君、今後は気を付けるね(ブースト制御の話、どこいった??)。。

-- >> おまけ② <<-- ( ^^ //
 本日は滋賀の竜王で「ダイハツ竜王フェスタ」の日なのですね。
昨日のY社長からのメールで知りました。行ってみたかったな~。でも天気が良さそうで良かったです。来年は行ってみたいな(ナビもETCも無いけどね(笑))。



行かれる方は、楽しんでくださいね!!
Posted at 2025/05/18 12:13:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2025年05月16日 イイね!

EVC7君との日々【5日目】- レブリミット8,500rpm廻してブースト1キロ!

EVC7君との日々【5日目】- レブリミット8,500rpm廻してブースト1キロ!『LA型のうちの子は、EVC7君の力を借りると、どこまで快速仕様になるかな?』
の5日目です。






 4日目のブログでマップ補正案を2つ作ってみましたが、試走の結果、正解は【パターン2:ブースト垂れが始まる地点をベースとした差分補正案】でした~~。。
見事に予想を外したなごみどおじさん・・(しくしく)。

 まっ、まぁそんな事もあるさと気を取り直して、自分で作ったオリジナルマップをアップロードして準備完了です。期待したブーストの垂れの緩和はどんな感じかな? ワクワク!!
 という事で5日目、れっつ・とら~いぃ~!!

□ 走ってみたら~?(データ編)
 3日目と同じく主に『回転数(rpm)の上昇と、それに比例した"ブースト(kPa)の垂れ"の関連』について見て頂ければと思います。

【低回転域チェック - ピークブースト値】


フルスロットル&ブーストピークの、この時点の値は3,330rpm、ブースト110kPaです。 ここから4.4秒間フルスロットル継続後の変化代は~~~?

【低回転域チェック - ピークブースト値からの変化代】


5,460rpm時点でブースト112kPaです。問題無いですね。でも本当のチェックはここからです。

【中回転域チェック - ピークブースト値】


フルスロットル&ブーストピークの、この時点の値は4,020rpm、ブースト116kPaです。 ここから5.0秒間フルスロットル継続後の変化代は~~~?

【中回転域チェック - ピークブースト値からの変化代】


6,660rpm時点でブースト106kPaです。うん、悪く無いです。ちょっと日和って弱めにポイント加算をした点を含めて認識どおりです。加えてEVC7君の1Pointがうちの子の何kPaになるかが凡そ掴めてきました。
 さあ、最後は最もブーストが垂れる領域です。どうなったかな?

【高回転域チェック - ピークブースト値】


フルスロットル&ブーストピークの、この時点の値は7,320rpm、ブースト102kPaです。 ここから3.3秒間フルスロットル継続後のレブリミット越え地点の変化代は~~~?

【高回転域チェック - ピークブースト値からの変化代】


あらやだ、良い感じじゃない~!? オホホッ(←誰??)
8,520rpm時点でブースト98kPaです。

今回8,000rpmの領域は安全マージンを見て、7,000rpm領域よりも更に少し落として設定していましたが、それでも従前比-4kPaですのでEVC7君の補正マップがしっかり効果を発揮している事が分かりました。偉いぞEVC7君!!

 そういえば、"JB-DET"を称して「名機」とか「660ccの中のRB26-DETT」とか書いてある記事を見たことがありますが、確かにそのとおりかも。安心感というかどっしり感がありますよね。懐が深いエンジンだな~。。(壊れませんように。。。)

□ 走ってみたら~?(ドライブ感覚編)
 3日目時点のマップ補正前と比較しても、明らかに速いです。あとメリハリがしっかりしています。特に前述の数字が示すとおり、後半の垂れは明らかに解消しているのが伝わってきます。なお今回は、補正マップの『アクセル開度後半 × 回転数後半』のレンジを補正しましたが、この流れで中盤あたりについても少し変化を入れると、より後半への繋ぎがスムーズ且つ、楽になるかと思いましたので試してみたいと思います。

 もう一つは「バルブ制御値(所謂ゲタ部分)」です。補正マップはこのままステイとし、もう少しゲタの値を上げてみたらどうなるかも試行してみたいです。

-- >> おまけ <<-- ( ^^ //
 速度域が高いレンジで前後左右に結構な過重を掛けた際にしみじみ感じるのは、約半年前にセットしたフロントのリジカラ君(リアは未装着。タンスの上で寝ています)がグッドジョブです。
 うちの子はタイヤは6年落ちのひび割れたコンフォート、ロールセンターはノーマル位置、リアのアスクルブッシュはボロボロですが、フロントの安心感はしっかり向上しています。ここがしっかりしていると一体感の観点からか、安心して各操作が出来るし車全体のリアクションが早い。ブレーキも全くノーマルですが怖くないです(ウソです、ごめんなさい、本当はちょっとだけ怖い(苦笑))。
 多分、ドアスタビライザーを入れる理論と同じなのでしょうね。ドアスタビライザー入れてみたいけど、そこまで辿り着くのはいつのことかしら~!? オホホッ(←だから、誰っ??)

-- >> ご注意ください!! <<--
 本件は、あくまで「個人的な見解」によるオリジナル設定です。
車両個体差による影響も大きく、設定を誤ると車両への大きな損傷に繋がります。
この為、もし本件を参考にご自身で設定された上で、不具合・故障等の損害を生じた場合でも「当方は一切の責任を負いません」。「必ず自己責任」の上でご対応ください。万が一のトラブルを避けるためにも、上記の件について、ご理解・ご了承頂きますようお願いいたします。
※併せて、EVC7マニュアルの注意事項も、ご確認ください。

以上です。
Posted at 2025/05/16 17:07:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ
2025年05月13日 イイね!

EVC7君との日々【4日目】- マップ補正案を2つ作ってみました。

EVC7君との日々【4日目】- マップ補正案を2つ作ってみました。『LA型のうちの子は、EVC7君の力を借りると、どこまで快速仕様になるかな?』
の4日目です。
 3日目のデータログのおかげで、改善ポイントが明確になりましたので、対応する補正マップ(案)を考えてみました。



 具体的には4,300rpm→ 8,000rpmに反比例して、ブーストが115kPa → 90kPaへ落ちていますので、この約25kPa分の垂れを補正したいのですが、ステッピングモーターの正確なアルゴリズムが分からないので、2つ設定してみることにしました。



□パターン1:直前の値をベースとした差分補正案
 直前のrpm領域からのkPa減数分を単純に次のrpm領域で+補正する方法です。
 EVC7君のバルブユニットはエンジンルーム内に設置され、常に燃圧、コンプレッサー圧、アクチュエータ圧の3つを取得していますので、恐らくこの方法なのかと思います。但し設定はあくまでPoint (≠kPa)なのは悩ましいですが。。。
 あと、ブーストが落ちない分、rpmの上昇速度もある程度上がると思いますが、その辺りは『試走してみてからの答え合わせ』と割り切ります。

□パターン2:ブースト垂れが始まる地点をベースとした差分補正案
 タイトル日本語のとおりなのですが、EVC7君のレスポンスがとても速いので、ひょっとしたらある程度先読みして対応するアルゴリズムだとするならば、パターン1だとすると補正が追い付かないハズなので、このパターンも試してみる事にします。EVC7君は上がり過ぎを避ける為の、キャップ設定が有りますので、予想が外れてブーストが上がり過ぎても顔を赤くして「ピーピー」怒ってくれますし(笑)、設定すればブーストも強制的に落としてくれますので、安心かと。

さて、どうなるかな~~!?  ワクワク!! でも今週末の名古屋は雨模様なんですよね~。。。

-- >> おまけ << -- ( ^^ //
こんな感じで遊んでいると、「設定可能モードが4つなのは少ないな~」、と無邪気に思うものの、とはいえモード数を倍にしたとすると、それだけ記憶領域を要するし、ロジックだって増えるし、同じくテスト工数も増えるので、その分原価が上がりますよね。。 HKSさんはそんなこんなで原価設定して粗利を乗っけて、我々が買える範囲の金額設定にしているのでしょうね。
な~んて考えながら、ごちゃごちゃ設定をいじっていましたよ(へんな妄想癖・・・)。

-- >> ご注意ください!! <<--
 本件は、あくまで「個人的な見解」によるオリジナル設定です。
車両個体差による影響も大きく、設定を誤ると車両への大きな損傷に繋がります。
この為、もし本件を参考にご自身で設定された上で、不具合・故障等の損害を生じた場合でも「当方は一切の責任を負いません」。「必ず自己責任」の上でご対応ください。万が一のトラブルを避けるためにも、上記の件について、ご理解・ご了承頂きますようお願いいたします。
※併せて、EVC7マニュアルの注意事項も、ご確認ください。

以上です。
Posted at 2025/05/13 17:13:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2025年05月11日 イイね!

EVC7君との日々【3日目】- ブースト垂れのポイントが見えてきた! そもそもブースト垂れとは?

EVC7君との日々【3日目】- ブースト垂れのポイントが見えてきた! そもそもブースト垂れとは?『LA型のうちの子は、EVC7君の力を借りると、どこまで快速仕様になるかな?』
の3日目です。
 うちの子とEVC7君との相性も見えてきましたので、改善のポイントを探るべく、今日からは少しづつ本気モード?でトライです。



□初めに
 ①2日目の「かっとばしモード」では、キャップ制御に早く当たり過ぎた為、採りたかったデータに至りませんでしたので、今回は「バルブ制御値」は1Point ≒ 1kPa?と独断で仮置きし、テスト的にがっつり落として前回比ー10の、80Pointをセットしました。
 EVC7君はこのバルブ制御値 + マップ設定値でポイントを計算して制御します。これで121kPaにはギリ当たらないと思うけど、どうかしら?
 同じ理由で、ドロップダウン値も-5Point。キャップ制御に当たらないならマイナス設定も強気で行ってみようかと。
  ※再掲ですが、本件は『故意にブーストの垂れを作り出す為のテスト』ですので、お汲み取りください。







②データを採ってくれるノートPC君にも、ちゃんとシートベルトを装着です。
 下にも座布団をセット。これでお巡りさんにも怒られないよね(笑)!!


 ちなみにマップ設定も引き続き無しです。名古屋の春の気温も上がってきたので、今日の試走は6時台に早めました。

という事で3日目、れっつ・とら~いぃ~!!

□ 走ってみたら~?(データ編)
 今回は主に『回転数(rpm)の上昇と、それに比例した"ブースト(kPa)の垂れ"の関連』について見て頂ければと思います。
【参考パターン①-1】


 このスクショは、ブースト114kPa、3,900rpmからフルスロットルを約4.8秒間継続した結果、↓

【参考パターン①-2】


 7,950rpmまで上昇していますが一方でブーストは91kPaに落ちています 。 ー23kPaは大きいですね。恐らくMT3速。

【参考パターン②-1】
 このスクショも類似パターンです。ブースト114kPa、4,200rpmからフルスロットルを約3.9秒間継続した結果、↓


【参考パターン②-2】


 8,040rpmまで上昇していますが、ブーストは91kPaに落ちています 。
ここも恐らくMT3速。例示はこの2件に留めますが、他の走行ログの傾向も同じでした。
 とはいえ一方では、、

【参考パターン③-1】
 このスクショは始動時の回転数rpmを大きく落としてみました。ブースト114kPa、3,240rpmからフルスロットルを約4.1秒間継続した結果、↓


【参考パターン③-2】


 4,440rpmまで上昇していますが一方でブーストは113kPaですので、全く垂れは見られません。ここは恐らくMT4速です。

 「そんなにゲタ部分を落とせば、そりゃそうなるさ」という突っ込みは(テストなので)お許し頂くとして(笑)、この結果(のみ)を踏まえれば補正マップのターゲット位置は、『スロットル開度99(全開時)域を中心に、4,000rpm~8,000rpm領域において、このー23kPa分を、"rpm × kPa(実際はPoint値)"の上昇(下降)を見ながら二次元マップに段階的+していく事』になります。シンプルです。でもね、、、
 
□”ブースト圧の垂れ”とは?
 上記【参考パターン① , ②】の走行トレースは典型的な『高回転でブーストが垂れる』を表現しています。何故エンジンの回転数が高回転域になると、ブースト圧は下がってしまう(下がる傾向にある)のかな??

⇒ ブースト圧というのは、タービンが空気をエンジンへ押し込もうとする力(kPa)と、エンジンが空気を吸い込もうとする力(rpm)に関係し、シンプルに記せば『吸い込む力 = 押し込む力』の状態が、ブースト圧0(ゼロ)です。
 
なので、”ブースト圧の垂れ”を言い換えれば、『吸い込む力(rpm)より、押し込む力(kPa)が、(個体毎の)分岐点を起点とし、徐々に不足する(し始める)』事だと言えます。アクセル開度を上げれば比例してエンジンが吸気(≒排気)する力が高まっていきますが、それに比してタービン側がエンジンに空気を押しこもうとする力が負け始める(実際は+なので不足している訳では無い)事を表現するのが所謂”ブーストが垂れる”と言われるものです。 
 今日のうちの子で言えば凡そ、4,500rpm付近が『吸い込む力 >押し込む力』の起点である事が、今回のトレースを見て良く分かりました。

□それを補正する事が出来るEVC7君。とはいえ。。。
 では、無邪気にEVC7君でブーストが下がらないように設定しても良いものかというと、以下の点に注意が必要です。
 吸い込む力(rpm)と押し込む力(kPa)のバランスが大事になりますが、もう一つ忘れてダメなのは、”吸い込む力(rpm) ≒ 吐き出す力”である点です。

 極端に言えば、吸気側ばかりアップデートして、排気側がついて行かなければ、数値上のブースト値は上がりますが、それでは燃調バランスが取れない為、ノッキングが起きやすくなり、ブーストが高いのに出力は逆に下がります。
 それくらいで済めば良いのですが、圧縮された空気を送りすぎてしまうとタービン側か勝ちすぎた結果、エンジンは圧縮空気に耐えきれず壊れてしまいます。
 一方で、トータルバランスに注意しながら徐々に調整すれば、超優秀なEVC7君の力を享受できるであろう事を、今日は理解できました。

※1:EVC7君は、設定次第で速度要素も取り込む事は可能です。
※2:上記rpmとkPaの関連は、かなりシンプル記載にしていますので、ご了承ください。

□ 走ってみたら~?(ドライブ感覚編)
 2日目に比較すれば私的には平和な感じで、それはそれで悪く無いです。何よりも速すぎないので(笑)、スロットルも入れやすいですし、それに比しての加速感もグッドです。すこし贅沢を言えばMT2速で、もう少しガツンっと伸びてくれると良いなと思いますが、そんなこと言い始めたらギア比を変更する?云々になりますしね。なのでこの設定をベースに補正マップ設定の練習をしてみようと思います。

□やっぱり凄腕チューナーさんの感覚は凄い!!
 西宮でのEVC7現車設定の際、Y社長単独走行を終えてのコメントを思い出したのですが、曰く「十二分に速く仕上がっていて、バランスも悪く無いですが、あえて言うなら吸気側が負けている気がしますね。もう純正穴開け加工レべルでは、追い付いていないかな~~~」とのこと。
 改めてこれまでのデータを見たり自分の実走感覚を経ると、その傾向がありますね。やっぱ凄腕チューナーさんの感覚は凄いや!!
 あと、タイヤでしたね。「グニャグニャしすぎっ」ってね。。ZⅢ君くらいは奮発すべく、コツコツ貯金中ですよ。

-- >> おまけ <<-- ( ^^ //
 がっつり走って、そろそろ帰ろうかと思っていたところ、交差点ですれ違った白いGR86君が私を見てUターンして戻ってきて、ピッタリ後ろに付いてくれました!
 「遊んでくれるの~? やった~、追っかけっこしようよ~。うちの子が先に逃げるよ~」ってウキウキしてね。 信号が青になってゆっくり加速し始めて、「さ~行くよ~」ってMT2速から上り坂で一気に加速してみたら、全然遊んでくれなくって。。。

「え~、遊んでよ~~~っ」って事で、次の信号で揃うのを待ってリトライしましたけど、やっぱり遊んでくれませんでした(泣)。。。
 22年前のカワイイ形の軽自動車では、最新型の高性能スポーツカー君には、相手にされないのかしら(しくしく。。)。

-- >> ご注意ください!! <<--
 本件は、あくまで「個人的な見解」によるオリジナル設定です。
車両個体差による影響も大きく、設定を誤ると車両への大きな損傷に繋がります。
この為、もし本件を参考にご自身で設定された上で、不具合・故障等の損害を生じた場合でも「当方は一切の責任を負いません」。「必ず自己責任」の上でご対応ください。万が一のトラブルを避けるためにも、上記の件について、ご理解・ご了承頂きますようお願いいたします。
※併せて、EVC7マニュアルの注意事項も、ご確認ください。

以上です。
Posted at 2025/05/11 13:05:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「アスクルカラーが届きました(嬉) http://cvw.jp/b/3662352/48617136/
何シテル?   08/24 11:44
< 自己紹介 > 『なごみどたろう』と申します。  みんカラさんには、創世記からとてもお世話になっています。 こちらで参考にさせて頂いた内容は数え切れ...
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