4AGZカムカバーへの めっき処理
1
はじめに
申し訳ありません。
今回の整備手帳は くその役にもたちません。
私の車仲間にめっきに興味を持つ者がおり
その仲間のリクエストに答えました、悪しからず。
アウト側の内側は見えませんが ほとんど汚れていませんでした、イン側はオイルがこびりついて汚れて
いますが こんなに汚れの少ないカバーは初めてです。
(10万キロオーバー約10セット中)
2
溶剤洗浄
写真では解りにくいですが溶剤(シンナーの仲間)
に浸してあります。
これはオイル汚れを落とすのではなく
次の工程の作業時間を短縮させる為で長時間浸せば
それだけ効果はありますがイン側にはゴム製のパッキンが使用されているので あまり長くも浸しておけません。
(約1時間)
下のカバーの塗装が浮いていますが
これは はじめからで この溶剤で浮いた(剥がれた)
のでは ありません。
3
サンドブラスト
直訳すると砂を吹き飛ばすの意。
詳細はネットで調べてください。
写真は作業を中断して撮りました。
作業中の写真は砂嵐で何も写りませんでした。
作業時間は一個約10分、上の工程を飛ばすと
倍以上かかります。
4
サンドブラスト完了後。
今回は砂ではなく
ガラスビーズ(ガラスの粒子)を使用しました。
5
羽布(バフ)研磨
写真は仕上げバフ
ここまで来るのに
まずワイヤーバフ、粗研磨、中間仕上げ
そして最後の仕上げバフです。
塗装の下地処理とほとんど同じです。
文章と写真だと簡単そうに思えるけど
本当はすごくたいへん!!
1セットやるだけで寿命が1年縮まるほど!!
6
バフ完了後
写真だと表面がでこぼこで汚く見えますが
これは周りの景色が写っているからで
実際はとても綺麗です。
仕上がりの 良し悪しは このバフで決まると言っても
過言ではありません、塗装の下地処理とまったく同じです。
スポーツと違って この努力は必ず報われますが
どこかで妥協しないと きりがありません。
7
めっき
めっき中に品物を上げて写真をとりました。
こんな感じでめっきをしています。
普段の仕事(めっき)よりも丁寧にそして気をつかっています。
例えて言うなら
センチュリーの100倍ぐらい!(爆)
8
完成
左のおまけはAW純正アルミです。
作業方法はカムカバーと ほとんど同じですが
こいつの表面は塗装ではなくアルマイトなので
まず そのアルマイトを剥離した後この作業に入ります。
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