
先日、CLUBMANを買ってもいいものかという質問を受けました。特にパーツの入手性が不安だと。
パーツはねえ~
ないものはないですね~、としか(笑)
新品パーツは欠品が多いです。
ならば修理できないか?と言われればそうとも言い切れないのが面白いところ。
中古パーツは潤沢です。
伊達に14年間も製造されていたわけではない。バイクブームの80年代の人気車種だけに台数だって多い。ヤフオクをみたらたいていのパーツは中古で手に入ります。私もいろいろ買いました。まさかエンジンまで買って載せ替えることになるとは思いませんでしたが(苦笑)
社外パーツもそこそこあります。
例えば電装系ならCDIやイグニッションコイルなんてCLUBMANと銘打ってなくても中華製汎用パーツが使えたりします。
キャブレータはオーバーホールキットが今でも入手できます。持病のキャブレータの張り付きだけは肝心のバキューピストンが欠品かつ代替品がないのでお手がげですが、まるごとキャブを違うものに交換するという荒業もあり。そこまでしてCLUBMANにこだわるのかよと笑っちゃいますがネットには載せ替え事例がいっぱい。
そう、台数が多かったということはオーナーも多かったということなので修理ノウハウが蓄積されているというのもCLUBMANのメリット。ネットで調べれば集合知に出会えます。
外装パーツに関しては旧車モチーフのネオレトロ(といいつつ今やホントの旧車ですが)デザインなのでタンクでもシートでもハンドルでもなにをつけてもOKな風土があるのが強い。純正パーツでなくていいみたいな?カフェレーサーって言っておけばオールオッケーみたいな?(笑)
これに対して現代のバイク
・EFIや電子装備は故障したら修理が効かずユニット交換、
・生産台数が少なくライフタイムが短いので中古部品の流通が乏しい、
・高度にデザインされているのでてきとーなパーツがつけられない、
とまあCLUBMANとは真逆。
私のCLUBMANはH型なので38年前のバイクですが、今のバイクは38年後にどれくらい残っていられるでしょうかね。磁気記録媒体の寿命は短いので人類が滅亡するまで情報を記録できるメディアは石板だという話もありますが、最先端より原始的なものが長生きするというのはあり得る話かなと。ストーンワールド万歳。
というわけで他人には勧めないけど今CLUBMANを買うというのもあながち変なことでもないかと思ったりするわけです(笑)
Posted at 2025/02/24 20:45:21 | |
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