
コレ、意外に知られていないので共有しておきます。
4mini車両をボアアップする時、モンキーやダックス、カブ、あとベンリィなんかはエンジンが剥き出しなので、エンジンを降ろさずに作業しますよね。
で、シャリーだけはエンジンを下ろして作業する必要があり、それがまた大変なんです。私も上の画像のように降ろして作業しました。
…とまあ、シャリーはエンジンを降ろさないとボアアップ作業ができないという情報が多く出回っていますが、コレはウソです。
シャリーは車載したままでも普通にシリンダー脱着できます。
ただ、それには少しコツがいるので、それを解説。
まず、必要なものとして、パンタジャッキを用意します。
ぶっちゃけなくてもいいですが、コレがあれば少し楽に作業できます。
ない場合は最後にちょっと力仕事が必要になるってだけです。
あと、もし可能であるなら、オイルは抜いておいた方が垂れずに済むのでオススメです。
トレーがあるなら別に気にしなくていいです。
まずキャブレター(マニホールド根本から外す方が楽)やらチェーンやらを外し、通常のエンジン脱着の手順を進めてください。
で、残りはエンジンマウントボルトを抜けばエンジンが降りるという状況まで持っていってください。

ここからが大事です。
エンジンのクランクケース下(ドレンボルトあたり)にパンタジャッキを挟み込み、“前側”のエンジンマウントボルトだけを抜いてください。
そうすれば、後側のマウントボルトのみ、刺さった状態ですよね。
それでパンタジャッキを縮めて、ヘッド側が下がるようにしてください。
コレで作業できます。シリンダーも脱着できます。
ね、簡単でしょ?
誰だよエンジン降ろさないと無理って言ったの(´-ω-`)…
シャリーはエンジンを降ろすと、1人で再び搭載するのが難しいです。配線をフレームが噛んでしまって、うまくはまらなかったり…
そういう理由で、シャリーの腰上で作業する際には、こうしてエンジンを降ろさずに作業することを強くオススメいたします。
私はハイカムを組み込んだ時や、オイルクーラーを取り付けた時、あとは定期的にタペット調整をするときにこうしています。
そんな簡単な作業でいちいちエンジン降ろしていられないからね。
で、最後に戻すときの方法ですが、逆の手順を行うだけです。パンタジャッキで持ち上げてあげて、エンジンマウントボルトを刺してあげてください。
ジャッキがない場合は、筋力でどうにかしてくださいね♪
追記
書き忘れていました。ヘッド側をそのまま下げようとすると(多分)ブレーキペダルに引っ掛かります。
その際はセンサーのスプリングを外すといいです。戻すのが少し面倒ですが、それで引っかからずに下げられるはずです。
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2024/10/09 22:47:31