はい、サンバートラックのお話です。
停車時ニュートラルから1速が入り難い、時々マジで入らないへし折る覚悟でダブル、トリプル、マルチクラッチも辞さない症状が悪化したので休車させておりました。
んで、先のブログでも記載の通り
シフトレバー廻りのブッシュ
シフトリンケージブッシュ(ミッションの上にある輪っかの中のブッシュ2個)
は交換済みなので何とも原因が分かり難かったのですが、ネットでポチポチ探していますと色々な記事を拝見することができました。
で
エンジンマウントじゃね?(適当
と思い立ちまして、覗き込んだところ何も見えません。
目視が難しい位置でしたねー
点検如きにカバー外したくないですから……
スコープで点検しましたらマウントのボルトが明らかに中心よりの上にありました。
そこから部品を発注して本日交換と相成りました。
まずはサンバー前輪に輪止めを入れます。
後ろをジャッキアップして左右にリジッドラックを入れます。
右後ろのタイヤを外して奥の樹脂製カバーを外します。
エンジン真下の樹脂製アンダーカバーを外します。
左側は分離するので必要が無ければ外さなくても良いかと。
荷台下に黒色の樹脂製箱があるので頭12mmナット1とボルト2を外して邪魔にならない所に保定しましょう。
エアコンの配管をまとめてフレームに固定するブラケットがあるので頭12mmのボルト2本を外してフリーにしておきます。
スーパーチャージャーとミッションの間の斜め棒も外します、頭12mmのボルト2本(片方長ボルト)です。
写真は外した後ですが……
さぁ、マウントを外しましょう全て頭14mmのボルトとナットです。
今回のやり方ですが、トランスファーの先端(?)と言うのか、プロペラシャフトの刺さる根本位の固そうな所にフロアジャッキ入れてゴムパッドで支えました。
軽く当ててエンジンに固定されている各ボルトを少し緩めます。
簡単に回るボルトはそのまま抜きますが、明らかに押されているボルトは無理に回さずにジャッキで調整すると無理なく抜ける位置がありますので焦らず抜きます。
フリーになったエンジン前方を落とさない様にジャッキで支えておいて、フレームに固定されているボルトナットを抜きます。
ちょっと工具を入れにくいですが、気合で頑張りましょう。
私は片側ラチェットの頭14mmのメガネが活躍してくれました。
ボルトが抜けたのは良いですが、マウントはほんの少しだけ知恵の輪です。
エンジン側は右に開くように、フレーム側は真上のエアコン配管側に持ち上げる様に抜きました。
この際にエアコン配管とスーパーチャージャー前の斜め棒が干渉しますので先に手を打っていた訳です。
はい、抜けました。

マウントのゴムは一見普通そうですが、ちょっと力を入れると裏表の四隅から亀裂がみえました。
残りの繋がっている部分は2cmも無さそうでしたので交換して正解とします。
マウントの固定ですが
エンジン側は62±5N
フレーム側は88±10N
です!(サービスマニュアルで確認)
まずはフレーム側のボルトを通してナットまで仮組みします。
エンジン側のボルトを4本取り付けて行きますが、穴が微妙に合わないので無理に入れずにジャッキで調整するとそれぞれと穴が合いますので締結します。
エンジン側はきちんとトルクレンチで計測しましたが、フレーム側は手持ちのトルクレンチが入らなかったので勘で締めました。
後は戻すだけです。
ホイールもトルクレンチで計測します。
我が家の車は普通車を含めて全て100Nという奇跡です。
作業後に試走点検をしましたが今の所症状が再発していません。
運行させて様子見ですね。
全ての方がこのパターンに当てはまる訳ではありませんが、参考になれば幸いです。
スーパーチャージャーのOH予定だったけどまた組んじゃったからバラさないといけない事に気付いたのは全てが終わった後でした……
Posted at 2025/05/17 20:11:46 | |
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