順調みたいですね。

仙台市は処理順調　荒浜焼却炉稼働
2011.12.2 02:09
　仙台市のがれき処理で、１日当たり３００トンと最も処理能力が高い荒浜焼却炉（若林区荒浜）が１日、稼働した。これで計画していた３基がそろい、処理が本格化する。がれきの撤去も９７％に達し、家屋の解体を除いて年内には完了する見込みで、仙台市では順調に進んでいる。

　稼働した焼却炉は、円筒状の炉（内径５・２５メートル、長さ３９メートル）が回転しながら焼却するロータリーキルン式と呼ばれるもので、木材に限らず焼却能力が高いとされる。１日当たり３００トンを処理できる。

　この日は作業員が重機で廃棄物を運び入れ、ベルトコンベヤーで炉内に投入。炉がゆっくり回転しながら焼却していた。

　他の２基は蒲生（宮城野区）と井土（若林区）の焼却炉で、処理能力はともに１日当たり９０トン。すでに１０月から稼働している。

　処理期限は平成２６年３月だが、市ではもっと早く終了すると見込んでいる。

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　東日本大震災で発生した仙台市内の災害廃棄物は、１３５万トンと推計されている。市の計画では、このうち車などを除いた１０３万トンを市が処理する。沿岸部の蒲生、荒浜、井土の３カ所に計約１００ヘクタールの搬入場を設け、がれきをここに集積したうえで、それぞれ破砕・焼却の専用処理施設で処理する。

　処理に際してはできるだけ再資源化を図るため、コンクリートくず、木くず、金属くず、廃家電製品など１０種類以上に分別。最終的に５０％以上をリサイクルすることを目指している。

　焼却されるのは約３０万トンと推計されているが、３基の焼却炉で１日当たり４８０トンを処理しても延べ６００日以上かかる計算。焼却施設は点検期間などを除き年間３００日ほど稼働させる予定という。

　がれきは１年以内の撤去、３年以内の処理完了を目標にしているが、宅地のがれきが７月に完了したのをはじめ、撤去率は１１月１８日現在、１３５万トンのうち９７％に達しており、農地の一部で残っている程度という。

MSN 産経ニュース