自験の「実録」を「どぶろっく」バージョンでご紹介します。
最初に食べた人はすごいと思う食材がいくつかあります。パッと思い浮かぶのは、「なめこ」「ウニ」及び「ブルーチーズ」です。「鰻」「アナゴ」も、最初は怖かったかもしれませんが、日本にはドジョウを食べる習慣があるため、抵抗が少なかった可能性もあります。
そして、当然ですが、あの食材もリストアップしなければなりません。
――「納豆」です。
自分の納豆デビューは、高校の卒業間際でした。母親に納豆を食べたいとお願いすると、「あんなもん食べたいんか」と敵意が混じった軽蔑のまなざしを向けられました。本人は、京都出身のため、豆類や漬物等は大好きなのに、納豆だけは強烈にNGでした。実際に、母親の目の前で、「美味しい」と言いながら食べ始めると、「けったいなもん好きなんやなあ」と不思議がられました。
日経が、納豆に関する意識調査を行ったことがあり、とても興味深いデータを公表しています。
「納豆が大好き」の多い都道府県は、次のとおりでした。数値は、パーセントです。古いデータですが、10年は経っていませんので、大きな変動はないでしょう。
宮城77 宮崎75 山形67 新潟67 鳥取67 大分67 埼玉64 福島64 長野63 青森61
反対に、「大嫌い」が多かったのは、次のとおりでした。
福井35 徳島25 滋賀21 佐賀17 愛媛・石川15 高知14 鹿児島13 京都11 和歌山・兵庫10
福井県は、「大好き12、大嫌い35」となっており、事態は深刻です。徳島県も、「大好き8、大嫌い25」というトリプルスコアになっています。視点を変えると、これだけ嫌われていながら、大好きがそれなりにあるところは驚異的ともいえます。
ところで、「納豆大好き」が一変してしまう可能性をはらむ危険な調理法を知っています。上述の経緯で、妹も納豆を食べ始めたのですが、大量の酢を混ぜ、しっかりかき混ぜることを好んでいました。見た目はふわふわで美味しそうなのですが、ほどなくして、強烈なにおいが放散し始め、鼻が曲がりそうになります。栄養学的に最近推奨されている食べ合わせになっており、妹のやりかたに非違があるわけではないようです。投入する酢の量が、世間的な水準よりも多いのかもしれません。
実録は、以上です。
ここで、「どぶろっく」師匠の登場です。
納豆を食べている最中に、糸が取れなくて困ったことがあったんだ。
――もしかしてだけど、納豆の発酵ではなくて、菊池桃子との運命の糸だったんじゃないの~。
納豆のように、――芸で粘り強く、味わい深く、多くの人達に愛される存在でいて下さい。
いつでも「大好き」の一択です。
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Posted at
2024/06/16 07:37:09