• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

桃乃木權士のブログ一覧

2022年06月30日 イイね!

青い瞳のステラ――ブログ編

青い瞳のステラ――ブログ編Sam’s Detailing RUBBER & TRIM DRESSINGの色合いを見たとき、手が止まってしまいました。これは何色と形容すれば良いのだろうか、と考え始めてしまったのです。ブルーグレイには、間違いありません。それを直裁的に記したのでは、無粋かなと。
昔の音楽にヒントがあるはずだ、と思いました。菊池桃子の曲ではありません。松田聖子か……。「青い珊瑚礁」とは異なるし、「マイアミの午前5時」に出てくる海の色ともちょっとイメージが合いません。絶対なにかいい表現があるはずなのです。
最終的に、ぴったり符合する曲が見つかり、あまりにもマッチし過ぎて、その勢いで本稿を書いています。――柳ジョージ&レイニーウッド「青い瞳のステラ」です。
少年時代に流行っていた曲でした。情感あふれる柳ジョージのしゃがれ声がかっこよく、美しいメロディにうっとりしてしまったものです。しかし、当時は、歌詞の深い意味が分からず、涙することはありませんでした。涙腺が緩みやすい年齢になっていることに加え、今は一言一句歌詞の意味が分かり、かつその景色までもが鮮明に思い浮かびます。このため、曲を聴くと、寂しさが涙に負けそうになってしまいます。
この曲には、実話であるという話に加えて、いくつかの解釈がありますが、私なりの受け止めかたで梗概を記します。

舞台は戦後間もない頃の横浜です。多くの米国人が渡ってきた中に、青い瞳をしたステラがいました。彼女には、貨物船や港の盛り場で働いていた経験があり、米軍の将校にみそめられた経緯があってこの地に暮らしていました。
少年は、ブロンドが色褪せる年齢になっていたステラにかわいがられ、古い新聞紙に包まれた赤いキャンディをもらった忘れ難い思い出があります。
ステラは、豊かな胸に派手なペンダントを付けていて、遠くの船を眺めては、故郷テネシーの思い出を語るのが好きでした。異国の地で年老いていく寂しさを紛らわせていたのでしょう。望郷の思いが氾濫して涙が止まらない夜があったり、片言の日本語しか話せなくても、生きるために日本に残る道を選びます。
やがて、少年は青年となり、海を見ながら、ステラから教わったテネシー流のダンスステップを彼女の前で披露します。そして、つぶやくのです。青い瞳を細めながら上達した俺を褒めてくれよ、芝生の下で眠ってないでさあ、と。――1962年、夏のことでした。

原曲が素晴らしいのはもちろんですが、甲斐よしひろ、JAYWALK、BIGINなど、そうそうたる実力者達にカバーされていて、それぞれ感動します。どのボーカリストも主人公に感情移入して歌い上げているのが印象的です。わけても、あるカバー曲を聴くと涙があふれてしまうのですが、ここでそれを記すと物議を醸しますので、内緒でご容赦下さい。
YouTubeを少し探せば、ステラに会いに行けます。
Posted at 2022/06/30 06:48:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | Sam’s Detailing | 日記
2022年06月28日 イイね!

靴ワックスのハイシャイン仕上げ

靴ワックスのハイシャイン仕上げハイシャイン仕上げには、根気が必要です。同じ部位に靴ワックスを追加しながら、ネル生地でひたすらそこを磨き続けます。ごく少量の水を垂らすことがポイントで、軽く表面を練っては延ばしていきます。この加減が難しく、慣れが必要です。
10分程度すると、ある瞬間から指先に伝わってくる感触が変化します。徐々に滑る感覚が強まり、その頃には、ハイシャインの層が形成され始めています。
どこまで艶を出したいのかは、人それぞれですので、所要時間はそれ次第となります。画像は、75%くらいの輝度で仕上げています。範囲もやや狭めです。
ファッションの一部かと思いきや、フォーマルな性質もあるようです。また、国軍の軍靴に施されていた時代もあったようです。
あらかじめ機械で裁断されたレディトゥユーズのネル生地が市販されていますが、驚くほど高い値段が付けられています。大判のネル生地を購入し、それを自分で裁断すれば、1/20以下の出費で済みます。
今回は、このネル生地を洗車の鉄粉除去工程に応用しました。過去に習得したプチ技術が、思いもよらないところで役立ったことに驚きを隠せません。


Posted at 2022/06/29 06:38:51 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2022年06月22日 イイね!

愛情の制御法ーー何故、固形肥料を懸濁させて使用しているのか。

愛情の制御法ーー何故、固形肥料を懸濁させて使用しているのか。イングリッシュローズの二番花が咲き始めています。条件反射的に、肥料の準備を始めました。固形ペレット状になったバイオゴールドという有機肥料をポリタンク中の水10Lで懸濁させ、濃厚な液肥に変化させます。製造元は、そのまま使用できるようにわざわざ均質な粒にしているのに、無駄な工程を自ら作っています。ーー理由があって、こうせざるを得ないのです。
元肥と称される厳冬期に与えた肥料は、とうに枯渇しており、適宜追肥していく必要があります。お礼肥とは、実に美しい命名をされたもので、花後に感謝の気持ちを込めて肥料を与えるのが昔からの風習であり、重要な手入れでもあります。
6月以降は、ガーデナーとしての力量が問われます。薔薇にとって肥料は、生育のための重要な栄養源なのですが、開花期以降は、適量が急に難しくなるのです。あまり与えすぎると、枝葉ばかりが充実して蕾が付かなくなってしまいます。品種によっては、極限まで肥料断ちをすると秋花が爆発的に咲くものもあります。かといって、減量し過ぎると衰弱してしまうため、定植後何年経っても懊悩煩悶が耐えません。
愛好家の心理としては、カーワックスをはじめとする手入れと非常によく似ていて、与え過ぎてしまう傾向が強くなります。対策は、薔薇も車も同じで、日頃の観察を通じて状態をよく把握しておくことに尽きます。実際に声を発することはなくても、日頃の会話が大切だと感じています。
標題の理由は、与え過ぎを抑えるためです。固形だと、ついそうなってしまいます。一方、液肥にした場合は、原液をさらに希釈して10Lのバケツいっぱいにしますので、たくさん与えた実感がありながら、実際には少ししかまいていないことになります。減量が必要な品種には、うんと薄い液肥をたくさん与えるのです。
Posted at 2022/06/22 11:52:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年06月03日 イイね!

花に三春の約あり

花に三春の約あり今春は、イングリッシュローズのガーデニングとカーディテイリングのプチ二刀流を楽しみました。花後で庭から彩りが消えているのですが、この時期ならではの重要なイベントが進行しつつあります。株元からベーサルシュートが発生する時期なのです。
アスパラガスのようなこの新鞘は、非常に柔らかく、1ヶ月に40cmくらいの勢いで伸びていきます。やがて蕾が付きますが、花を咲かせず切ってしまうのが定石です。何故なら、来年以降の花枝となる重要な鞘だからです。
写真のアンブリッジローズは、多花性のため、ベーサルシュート1本で30輪相当の価値があります。
四季咲き性の薔薇の枝は、3年目くらいがピークで徐々に花付きが低下していきます。冬剪定で、古枝を落とし、新鞘と入れ替えることで、主枝となる花枝を更新させていくことができるのです。
ベーサルシュートの発生は、完全にランダムで、まったく出ない年もあります。秋の風台風が心配ですが、このまま順調にいけば、来年も車体に映り込む景色が撮れると思います。
Posted at 2022/06/05 08:20:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

筆名、桃乃木權士(もものき・けんじ)です。カーディテイリング大好き。おもに、Sam’s Detailing の用品を愛用中です。 薔薇園芸の世界には、「薔薇は...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2022/6 >>

   12 34
567891011
12131415161718
192021 22232425
2627 2829 30  

リンク・クリップ

愛車一覧

レクサス RC F レクサス RC F
「命短し恋せよカーライフ」の勢いで、レクサスUXからの乗り換えです。 ベースグレードです ...
ポルシェ 911 ポルシェ 911
家族がオーナーで、私は専属の洗車担当です。運転はほとんどしていません。
レクサス UX レクサス UX
レクサス UX200 Fスポーツ スタイルブルー グラファイトブラックガラスフレーク
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation