自験の「実録」を「どぶろっく」バージョンでご紹介します。
超一流と一流の境目に、「持っているかどうか」という要素があるように感じていました。かなり古い話での例示になりますが、天覧試合でのサヨナラ本塁打を打った長嶋茂雄は、まさしく「持っていた」といえるでしょう。バアーッと振って、サアーッと打球を外野スタンドまで一直線のストレートラインで運ぶ力と、それを大事な場面でサクセスさせる、いわゆる一つのHaving Somethingです。
後年、巨人で4番打者を務めた原辰徳にも、同じようなものを感じていました。いい場面になると、原に打順がまわってくるのです。調子を崩して打順を5番、6番に下げられても、試合を決めるのは、原のバット次第となっていました。
この「持っている」に関しては、タレントの「じゅんいちダビッドソン」のエピソードに圧倒されました。本田圭佑の試合を観戦し、リアルでスーパーゴールを目撃したのでした。「やっぱ、本田選手持ってる。それを目の前で見た俺も持ってる」と自画自賛していました。
「俺って持ってる」と言い放ってみたいものですが、自分の――そのとき――は、なかなか訪れてくれません。
ささやかな喜びくらいの「持っている」話しかできないのですが、菊池桃子さんのコンサートの抽選での出来事があります。当選メールが届き、内容を確認すると、第一希望のSS席になっていました。会場は、大阪でした。
「えっ⁉︎」
関東在住なのです。先着順ではないのに、舞い上がってミスクリックしてしまったのでした。桃子に会うためなら、ニューヨークでも、月でも行くよ、という心境になり、大阪を至近に感じることができました。
「俺って持ってる」
誤用かもしれません。
実録は、以上です。
ここで、「どぶろっく」師匠の登場です。
――もしかしてだけど、桃子が、運営会社に、「この人は最前列にして」と頼んで、話が通っていたんじゃないの~。
一人でリンガーハットにいくこともあるくらい、どこへでも一人で行けるそうです。
「そんなこと自慢せずに、俺と一緒に行こうよ。かなり頼れるナビゲーターになるよ。俺って持ってるから」
Posted at 2024/07/28 08:49:52 | |
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