新年明けましておめでとうございます。
挨拶が遅れて申し訳ありません。
新年といえば初売り。
今年の初売りではスキーブーツを新調しようということで、衝動買いしてしまいました。
そんなわけで、早速スキーブーツを試そうということでスキー場へ!
でも、普通にスキーに行くんじゃ新年らしくない。
じゃあ、
電気自動車で行きましょうということで、i-MiEVをレンタルし茅野の
ピラタス蓼科まで行ってきました!
諏訪圏の某ディーラーでi-MiEVを6時間レンタルし、スキー用品を積み込み出発。
なんとスタッドレス(ヨコハマ製)が装着されているのでスキーにも行けるのだ。
とはいっても、まさか電気自動車でスキーに行こうなどという物好きはまずいないと思いますが・・・(笑)
ネットで電気自動車でスキー行った人が居るか調査してみたものの、今のところ居ない感じ。
行きは茅野からビーナスラインを駆け上がり、ピラタス蓼科まで。
ディーラーからスキー場までの往復距離は75km程度なので暖房使ってもなんとか大丈夫な距離。
スキー場までは33km程度しかないものの、電池を16コマ中9コマも消費してしまった(汗)
行きはエコランは一切なしで寒くなったら暖房も使って加速も思いっきり楽しんだ。
ピラタスは駐車場でも標高が1771mもあるので、かなり急坂なのだ。
電費の表を下に示すが、最低1.4km/コマを記録している。
暖房使いながら10%の勾配を50km/h以上で駆け上がるとそんなもの。
そんなわけでピラタス蓼科へ到着です!

軽自動車なのに2人分のスキー用品が載りました!

諏訪圏のスキー場は深刻な雪不足で駐車場にもほとんど雪がない。
車の下に若干雪があるのみ。
スタッドレス付きなので純正ホイールではありません。
にしてもこのツートーンカラーは目立つ!!
そうそう、まだ電気自動車が普及していないので利用者はいないでしょうが、スキー場に200Vのコンセントが欲しいですね。毎時3kWhの充電ができますから、6時間もスキーしてたら30kWhのでかい電池でもほぼ満充電で帰れる。その気になればすぐに出来ると思う。
ピラタスでは午後券で3時間ほど滑る。
やっぱ高いブーツはいい!
スキーの場合、板よりもブーツ変えたほうが技術は上がるというけど、本当にそうだと実感した。
一緒にすべりに行ったクレバスさんは昨日も滑っていたそうなので、ほどほどで帰りましょうということに。
帰りは行きとは違うルートで!
ビーナスラインをさらに登り、白樺湖経由で車山~霧ヶ峰~上諏訪駅周辺へ抜ける。
スキー場を出発してすぐに電池の残りが6コマになってしまい、けっこう不安に・・・
さすがにしばらくは暖房を切って走りました。
白樺湖からのビーナスラインも結構な登坂なので40km/hくらいで走り出来るだけ電力消費を抑える。
エコランしすぎたせいで霧ヶ峰(ここからはずっと下り)でバッテリー3コマも残ってるという結果に(笑)
白樺湖周辺や霧ヶ峰周辺は道路に雪もあり雪道性能も試せました。
いやあ、電気自動車の雪道性能はすばらしいです!
そういえば日産の開発の方が「電気自動車に四駆はいらないかも」といっていたのを思い出しました。
なんといっても、トラコンの効きがすばらしく、パワースライドさせようとしても簡単に滑らないし、急発進してもホイールスピン炸裂せずに粘着制御する。
モーターの緻密なトルク制御の賜物だろう。
また、バッテリーが車両中央にマウントされていて重量バランスがいいので
雪道でもアンダーステアやオーバーステアが出ず、軽自動車で雪道走っていることなどすっかり忘れてました。
にしてもアイの直進安定性は良い。
ホイールベースが2.55mもあるので、雪道だろうがなんだろうがふらつかずガンガンいける。
フロントタイヤが細いので轍にハンドル取られず、これも良い。
アイのガソリン車だとリアヘビーなので減速が甘いと雪道でフロントが押してっちゃうこともあるらしいが、MIEVの場合そんなことなし。
そうそう、暖房の利きは問題なし。電気は食うけど・・・
シートヒーターもいいですね。でも、助手席にないってのはどうよ?運転席だけしかない。これは要改善ですね。
暖房入れなくてもシートヒーターだけでも十分暖かいです。
シートヒーターなら電気あまり食わないですし(100W以下だと思います)。
ディーラーに戻ったら走行距離は72kmでバッテリーの残りは3コマ。
今回のペースで電池使い切ると88kmの航続距離。
さすがに、エコランせずに暖房使うとそんなものです。
やっぱり、山岳路には弱いですね。
ガソリン車はエンジンでガソリンが持つ熱エネルギーの80%近くを捨ててますから
多少走行抵抗が増えても燃費というのは変わらないんですが、
電気自動車の駆動系(モータ・インバータ・ギア)は低負荷で70~80%の効率、
高負荷で80~90%の効率があります。
つまり、走行抵抗が増えた分はリニアに消費電力に転化されるんです。
でも、88kmという航続距離、個人的には意外と走ったなあ、という感じです。
-10℃以下の地域なんてあまりないし、標高1700mまで登坂したり
(ここまでくると植生が変わる)なんてこともあまりないでしょう。
さらに転がり抵抗が夏タイヤよりも20%位大きいスタッドレスは履いてます。
今回の電費(5.5km/kWh)を基にガソリン車換算の燃費を示すと以下のようになります。
送電効率と充電効率も加味した数字になります。
中部電力使用端CO2原単価(474g-CO2/kWh)・・・22.3km/L
石油火力発電(780g)・・・13.6km/L
LNGコンバインド(546g)・・・19.4km/L
※i-MiEVの場合、バッテリーメーター1コマは1kWhに満たないようなので、厳密には上の数字よりも5%くらい燃費がいいはずです。
発電方法によりますが、石油火力でも同クラスの軽自動車と同等以上の燃費ですね。
中部電力は原子力発電所の容量が小さいので比較的CO2が多いんですが、それでも22km/L超えてます。
これだけ劣悪な条件でもプリウスと同等の燃費です。
逆に言うとプリウスは電気自動車並みの燃費を持っているということになりますが。
ともあれ、新年初のスキーに電気自動車でいけたことは大変喜ばしいことです(笑)