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√Kのブログ一覧

2011年01月05日 イイね!

電気自動車でスキーにいけるか?

新年明けましておめでとうございます。
挨拶が遅れて申し訳ありません。

新年といえば初売り。
今年の初売りではスキーブーツを新調しようということで、衝動買いしてしまいました。

そんなわけで、早速スキーブーツを試そうということでスキー場へ!
でも、普通にスキーに行くんじゃ新年らしくない。

じゃあ、電気自動車で行きましょうということで、i-MiEVをレンタルし茅野のピラタス蓼科まで行ってきました!
諏訪圏の某ディーラーでi-MiEVを6時間レンタルし、スキー用品を積み込み出発。
なんとスタッドレス(ヨコハマ製)が装着されているのでスキーにも行けるのだ。

とはいっても、まさか電気自動車でスキーに行こうなどという物好きはまずいないと思いますが・・・(笑)
ネットで電気自動車でスキー行った人が居るか調査してみたものの、今のところ居ない感じ。

行きは茅野からビーナスラインを駆け上がり、ピラタス蓼科まで。
ディーラーからスキー場までの往復距離は75km程度なので暖房使ってもなんとか大丈夫な距離。

スキー場までは33km程度しかないものの、電池を16コマ中9コマも消費してしまった(汗)
行きはエコランは一切なしで寒くなったら暖房も使って加速も思いっきり楽しんだ。
ピラタスは駐車場でも標高が1771mもあるので、かなり急坂なのだ。
電費の表を下に示すが、最低1.4km/コマを記録している。
暖房使いながら10%の勾配を50km/h以上で駆け上がるとそんなもの。


そんなわけでピラタス蓼科へ到着です!

軽自動車なのに2人分のスキー用品が載りました!


諏訪圏のスキー場は深刻な雪不足で駐車場にもほとんど雪がない。
車の下に若干雪があるのみ。
スタッドレス付きなので純正ホイールではありません。
にしてもこのツートーンカラーは目立つ!!

そうそう、まだ電気自動車が普及していないので利用者はいないでしょうが、スキー場に200Vのコンセントが欲しいですね。毎時3kWhの充電ができますから、6時間もスキーしてたら30kWhのでかい電池でもほぼ満充電で帰れる。その気になればすぐに出来ると思う。

ピラタスでは午後券で3時間ほど滑る。
やっぱ高いブーツはいい!
スキーの場合、板よりもブーツ変えたほうが技術は上がるというけど、本当にそうだと実感した。

一緒にすべりに行ったクレバスさんは昨日も滑っていたそうなので、ほどほどで帰りましょうということに。
帰りは行きとは違うルートで!
ビーナスラインをさらに登り、白樺湖経由で車山~霧ヶ峰~上諏訪駅周辺へ抜ける。
スキー場を出発してすぐに電池の残りが6コマになってしまい、けっこう不安に・・・
さすがにしばらくは暖房を切って走りました。
白樺湖からのビーナスラインも結構な登坂なので40km/hくらいで走り出来るだけ電力消費を抑える。
エコランしすぎたせいで霧ヶ峰(ここからはずっと下り)でバッテリー3コマも残ってるという結果に(笑)

白樺湖周辺や霧ヶ峰周辺は道路に雪もあり雪道性能も試せました。
いやあ、電気自動車の雪道性能はすばらしいです!
そういえば日産の開発の方が「電気自動車に四駆はいらないかも」といっていたのを思い出しました。
なんといっても、トラコンの効きがすばらしく、パワースライドさせようとしても簡単に滑らないし、急発進してもホイールスピン炸裂せずに粘着制御する。
モーターの緻密なトルク制御の賜物だろう。

また、バッテリーが車両中央にマウントされていて重量バランスがいいので
雪道でもアンダーステアやオーバーステアが出ず、軽自動車で雪道走っていることなどすっかり忘れてました。
にしてもアイの直進安定性は良い。
ホイールベースが2.55mもあるので、雪道だろうがなんだろうがふらつかずガンガンいける。
フロントタイヤが細いので轍にハンドル取られず、これも良い。
アイのガソリン車だとリアヘビーなので減速が甘いと雪道でフロントが押してっちゃうこともあるらしいが、MIEVの場合そんなことなし。

そうそう、暖房の利きは問題なし。電気は食うけど・・・
シートヒーターもいいですね。でも、助手席にないってのはどうよ?運転席だけしかない。これは要改善ですね。
暖房入れなくてもシートヒーターだけでも十分暖かいです。
シートヒーターなら電気あまり食わないですし(100W以下だと思います)。

ディーラーに戻ったら走行距離は72kmでバッテリーの残りは3コマ。
今回のペースで電池使い切ると88kmの航続距離。
さすがに、エコランせずに暖房使うとそんなものです。
やっぱり、山岳路には弱いですね。
ガソリン車はエンジンでガソリンが持つ熱エネルギーの80%近くを捨ててますから
多少走行抵抗が増えても燃費というのは変わらないんですが、
電気自動車の駆動系(モータ・インバータ・ギア)は低負荷で70~80%の効率、
高負荷で80~90%の効率があります。
つまり、走行抵抗が増えた分はリニアに消費電力に転化されるんです。

でも、88kmという航続距離、個人的には意外と走ったなあ、という感じです。
-10℃以下の地域なんてあまりないし、標高1700mまで登坂したり
(ここまでくると植生が変わる)なんてこともあまりないでしょう。
さらに転がり抵抗が夏タイヤよりも20%位大きいスタッドレスは履いてます。

今回の電費(5.5km/kWh)を基にガソリン車換算の燃費を示すと以下のようになります。
送電効率と充電効率も加味した数字になります。
中部電力使用端CO2原単価(474g-CO2/kWh)・・・22.3km/L
石油火力発電(780g)・・・13.6km/L
LNGコンバインド(546g)・・・19.4km/L
※i-MiEVの場合、バッテリーメーター1コマは1kWhに満たないようなので、厳密には上の数字よりも5%くらい燃費がいいはずです。
発電方法によりますが、石油火力でも同クラスの軽自動車と同等以上の燃費ですね。
中部電力は原子力発電所の容量が小さいので比較的CO2が多いんですが、それでも22km/L超えてます。
これだけ劣悪な条件でもプリウスと同等の燃費です。
逆に言うとプリウスは電気自動車並みの燃費を持っているということになりますが。


ともあれ、新年初のスキーに電気自動車でいけたことは大変喜ばしいことです(笑)
Posted at 2011/01/05 23:03:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | スキー | 日記
2010年12月08日 イイね!

i-mievで無充電120km達成

i-mievで無充電120km達成以前アイミーブで105kmほどの連続走行を実験しましたが、3コマも電池残してゴールインという面白くない展開になってしまった。
なんとしても120km走ってみたくて本日リベンジしました!
もうここまでくると意地みたいなもの(笑)

出発は厚木市内から。ゴール地点は山梨県の中央道・大月インター付近までの片道60kmのコース。国道20号経由の下道です。
本日強風だったためか、行の電費は伸び悩んでしまうが、9コマ(満電で16コマ)の電池を使い片道60kmの走破に成功。行は上り坂なので電費が落ち込むのは仕方ない。
帰りはほとんど下りなので7コマあれば難なく帰れてしまう。
この時点で120kmは確実になった。

しかし、ここからすけべ根性出してしまう!
中央道の河口湖線は無料化されていることを思い出したのだ。
大月インターから都留インターまで1区間高速を走りさらなる記録に挑戦しようとした。
これで片道の距離は70kmまで延びる。
往復140kmになる。
でも、本当に厚木まで帰れるの??(^_^;)
そんなこと考えつつ都留まで行っちゃいました(笑)
そしたら都留を出発した時点で、シビれることに電池5コマしかない!
高速が強風だったせいでけっこう電池使ってしまったのだ。
どうやって70kmも走るのか?
とりあえず渾身のエコランで相模湖まで向かうことにした。
そしたら下りだけあり電池一コマ当たり12kmも走る!行は6コマ使った相模湖〜都留間をたった3コマで走破した。
無事、相模湖まで戻れたが、残りの電池は2コマ。
厚木まで戻るにはあと1〜2コマ足りない。

ここで計画変更。
相模川発電管理事務所の急速充電器を利用することにした。
とはいっても相模湖から15kmある。
2コマあればほとんど問題ない距離ですが、途中に急坂などあればオシマイ。
けっこうシビれる!
すると、事務所の7km手前でついに電池の残りが1コマに!
しかし、幸運にも事務所の少し手前に絶好の回生スポット(急な下り坂のこと)があった。
そんなこんなで最後の一コマを残したままゴールイン。

写真は相模川発電管理事務所に到着した際のメーター。
電池はないように見えますが、コマが点滅してるので写真に写ってないだけです。
ジャスト120km指してます!ちなみにわざわざ合わせたわけでなく、たまたまジャストになったんです。
結局、1充電での航続距離は120kmちょうどになってしまいましたが、達成感たっぷりです。

さて、充電を開始するわけですが、やはり自由には使えないようで、充電器の電源落とされている。
事務所に行き、充電したい旨を伝える。
すると、4人ほど事務所の方が出てきてくれた。やはり珍しいらしく、興味津々で対応してくれた。
仕事中断してきてもらって頭が下がります。非常に親切な方々でした!
充電しにくる人は少ないらしく、充電帳簿見たら個人は数人。まあ、そうでしょうね〜。
そうそう。帳簿見てたら、日産がリーフで充電しにきた形跡がありました(笑)
充電は30分程度で終了。充電量は10.1kWh。

相模川発電管理事務所を後にして、厚木まで車の返却に向かう。
電池は8割もあるのに距離は25kmしかないので、ヒーターを効かせながら、EV本来の加速をとことん味わいましょう(笑)
そういう走り方して、平均6km/kWhでした。まあ全体的に下りではありましたが、信号では大人げない加速をしたり・・・意外と走ってると思います。

驚いたのが、ヒーター使ってると停車中でもパワーメーターが30〜40kmで走っているときお同じくらいまで振れること。
空調での消費もパワーメーターに反映される仕組みになっていたのだった。
ただし常にPTCヒーターに電気が流れるわけではなく、ある程度の温度に暖房用の循環水が加熱されると停止する仕組みになっているみたいだ。
なので、弱めに使っている分には航続距離への影響は言われているほどはない。

今回は手に汗握るドライブでしたが、電気自動車の特性をかなり理解できました。私の感覚だと90kmくらいなら冬場にヒーター使っても問題なく走破できる感じです。
願わくは200kmくらい問題なく走れるようになって欲しいですが、現時点でもEVの適用範囲はけっこう広がっている気がします。
Posted at 2010/12/08 21:50:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2010年12月03日 イイね!

リーフの発表会

リーフの発表会日産リーフの発表会に招待いただいたので、参加してきました!
発売は12月20日です。本来はメディア向けの発表会なのですが、試乗会参加者や購入予定者も招待されました。

チーフヴィークルエンジニアからの商品説明がメイン。
性能面や価格面はすでに雑誌などでレポートされてるとおりです。

しかし、気になる日本の測定モードでの電費・航続距離と車両重量は今回初めて明らかに!
JC08モードの航続距離に関しては200kmと半年程度前の情報から変わっていませんけど。
交流電力量消費率という、交流のコンセントで計測した場合の電力消費率(バッテリーに入ったあとの電力では充電効率が加味されないため)は124Wh/kmとなり、i-MiEVの10・15モードの125Wh/kmよりも良好であるという結果になりました。車のサイズがまるで違うのに、リーフのほうが省エネであるということ。こればかりは意外でした。
参考までに書いておくと、10・15モードのほうが5〜10%程度良い数字が出るので、リーフを10・15モード換算すると、118Wh/km程度ではないかと思われる。航続距離は210〜220km程度でしょうね。

電池寿命や寒冷地対策、衝突対策、漏電対策などはかなり念入りにやっているようで心配なさそうです。

車両重量は1520kgです。妥当な重さだと思います。
電池の重量は300kg程度なので、車本体は1200kg程度ということになる。重いエンジンが無くなった割には決して軽いとは言えない。
充電器や電動空調など意外と重量増加が無視できない部品の存在もある。
まずは価格面で競争力を持たせるために車体にアルミなどの高価な素材を使うことは極力避けたのだろう。リーフがもう少し売れたら、電池容量は増加させながらも100kgくらい軽い車も作れると思う。

ITシステムの標準搭載はたいしたモノ。
スマートフォンから遠隔充電指令や空調の指令もできる。
ナビ上に充電スポットを表示するような痒い所に手が届く機能が標準で付く。
それらのサービスの利用には月額1500円の利用料がかかるが、サービスには絶対に加入すべき。
レンタカーの半額利用特典や電欠時の引き上げサポート、ディーラーでの急速充電器利用、半年毎の点検と初回車検時点検費用が含まれるなど、年間18000円の負担以上のサービス内容。

EV関連の機構に関しては5年、10万kmの保証がつきます。
電池は良い場合だと10年10万km以上使っても80%以上の容量保持率を確保できるらしいですが、日産では余裕を見て10年で70%程度というように一応アナウンスしている。
ちなみに5年経過時だと80%の容量が保持されるようです。
バッテリーのSOC範囲は新車時で90%弱でしょうから、7年くらいの使用ならそんなに電池の劣化を感じることはないでしょう。
7年くらいで車を変えてしまう人が多い上、10年もしたら電池は今の1/3以下の価格になっているでしょうから、輸入車のタイミングベルトを交換するくらいの金額で新品の電池にできるんじゃないでしょうか。
30万円程度で電池のリフレッシュプランなるものができるかもしれませんね。
いずれにせよ、かつてのニッケル水素電池を使ったEVが2年程度で70%まで劣化してしまったことを考えれば、電池技術も日進月歩だと実感できます。

リーフが出たことは歴史的な出来事だと思います。
今後、リーフをレンタカーとして借りられる機会があれば、私らしくスキーなどに行って実用性をチェックする予定です(笑)


Posted at 2010/12/05 14:57:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2010年11月15日 イイね!

iPhoneから投稿

ついにスマートフォンを導入しまして、はじめて投稿してみました!
今頃ですが、iPhone4です。
タッチパネルなので慣れるまではミスタイプが多かったものの、ローマ字入力の方が何かと便利だったりします。いままでの携帯と同じような入力モードもありますが、ローマ字入力で慣れた方がスピードが早いです。

例の電波問題ですが、改良されたのか闇改修なのかわかりませんが、言われてるほど問題なし。
それよりも、深夜は動画でトラフィックが占有されるらしく、けっこう遅いです...
カメラの機能とかもあっさりしすぎてて、ガラケーユーザーにはさびしいかもですね。
なめちゃいけないのがアプリで、金払ってアプリさえ買えばだいたいのことができるのが魅力。
にしても、ジョブズCEOも賢い金儲けを考えたものだ。アプリ販売ではディズニーランド並みのロイヤリティ比率でAppleが上納金を徴収するのだから。

私の場合はiPhoneはweb閲覧用としてのミニpcみたいな使い方ですね。もう少しすると、Safari意外のブラウザも充実してくると思います。いまのところはOperaが代表的ですが、flash対応ブラウザの噂もあります。
が、Flashなくて困るサイトって案外少ないですね。

今までのガラケー(ドコモ)はそのまま残してます。
ガラケーのパケホーダイ(4400円程度)を外したので、2台持ちなのに合計7000円程度で収まってしまう。
ネットにどこからでもアクセスできること考えればまあまあなっとくできる値段。いままでのガラケーがそのままの番号で残るのでいろんな意味で安心。
問題は、2台もズボンのポケットに入らないことと、充電が面倒なこと(笑)
しかしいい面もあり、暇つぶしにネットしすぎても肝心な時に電池切れで電話できなくなる心配がない。
電話とメールだけなら基本料金プランで全く問題ありません。
時節柄、どこにいてもWebやメールチェックしなきゃいけないのでiPhoneを有効利用していくつもりです。

Posted at 2010/11/15 01:16:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | PC | 日記
2010年09月20日 イイね!

i-MiEVで八ヶ岳高原ラインへ

i-MiEVで八ヶ岳高原ラインへ電気自動車の航続距離を調べるために、またまたi-MiEVを借りる。
半分遊びだが、半分はデータ収集である(!)
今回データがほしかったのが、厳しい登坂路での電費。
それと、一充電で100km以上走ってみたかったのだ(笑)

というわけで、八ヶ岳高原ラインを走り清里の辺りまで行くことにした。
長野県内の某ディーラーでi-MiEVを借り、国道20号を東京方面に走る。
20号から小淵沢ICの方面に入り、さらに登っていき高原ラインに入る。
片道の距離はgoogle mapによると約50km。電欠したらシャレにならないので往復で100kmくらいになるようにしてみた。
八ヶ岳高原ラインを走ったことある方ならわかると思いますが、NAの軽で軽快に上ることなど不可能。
10%を超えるような勾配が延々と続く。EVにとってはかなり過酷な条件。
標高は1400m程にもなる。
こんなところにEV乗り入れる物好きも少ないと思う。
箱根あたりは走った事例がかなりあるようですが、さすがにここはi-MiEVで乗り入れたのは私が初めてか?(そう思っていたい)
すると、驚くことに、10%程度の勾配になると、45km/hくらいで登ってもバッテリーメーター1コマあたり2kmしか走らない!!
よくある5%くらいの勾配だと4~5kmは走るのに。
頂上付近に行くまでに一気に4コマくらい減ってしまい大いに焦る。
しかし、そういう勾配もどこまでも続くわけじゃない。日本中探しても、せいぜい10kmくらいしか急勾配は続かないと思う。
10kmでも5コマのバッテリーで大体の峠は登れる。
下りはさすがに回生ブレーキの効果あり、1コマあたり21km走った場面もあった。

そうは知っていても、急登坂で2kmごとにバッテリーが減るのは精神衛生上よくない。
やはり、もう少し大きな電池を積んでいる必要がある。
ガソリン車も10%以上の勾配を駆け上がるときの燃費は3~4km/Lくらいのもの。
特別EVの燃費が悪いわけではないが、i-MiEVの場合は1kWhをガソリン1Lだと考えると16L分しか電気を蓄えられないので、大いに不安になる。
普通の軽自動車って少なくとも30Lくらいタンク容量ありますからね。

今回の走行では全行程で約105km走り、バッテリーは12コマ消費。
平均電費は8.7km。1名乗車でエアコンはほとんど使っていません。
電費を元に満充電で走れる距離を計算すると139km。
一般道は上限60km/h程度でエコランの体制をとったが、40km/hでチンタラ走るようなエゴ運転はしていない。
終わってみれば、105km走って4コマもバッテリー残っていたので、もう少し攻めた計画でも良かったのかもしれない。
とはいっても、電欠したらイヤなので・・・(笑)

長野県にも急速充電スタンドができたので、途中で立ち寄り利用してみることにした。
アルバック社製の25kWタイプ。いわゆる中速充電器です。
普通の急速充電器は50kWのものが多いですが、電力設備容量が小さい施設の場合、
キュービクルの設置などににお金が掛かる上、基本料金も大幅に上がるので、それらに対応させたのが中速充電器です。
i-MiEVの場合、急速充電器だと0→80%回復は30分で完了しますが、
中速充電器の場合、電力容量だけ見たら倍かかりそうな気もしないでもないですが、
実際は、1.5倍の45分で完了する。
なぜか?
i-MiEVの場合、寿命を考慮して、受け入れ電流が100A(2C)程度に制限しているため、50kWの出力があっても、その7割の36kW程度しか受け付けない。
なので、25kWの充電器であってもあまり差が出ないのだ。
しかもSOC(電池の充電率)が70%あたりを超えると10kW程度しか受け付けなくなる。
すると、容量の差はもはやない。
日産のリーフはi-MiEVの1.5倍の電池を積むが、0-80%回復時間は30分。
充電電流が大きくても大丈夫な電池を積んでいるので、
電池が大きい割りに充電時間はi-MiEVと変わらないというわけです。

技術の話はともあれ、実際に利用してみたレポートに戻りましょう。
まずは、充電器の前にEVを止める。
充電はセルフサービスかと思いきや、充電器を見ると、「従業員に声をかけてください」と書いてある。
事務所に行き、利用したい旨を告げると、全て従業員の方がやってくれた。
消防法の関係とかで、従業員がやることになっているとおっしゃっていた。
しばらくは無料サービスらしい。
充電器差し込んだ時点で(うろ覚えだが)35%程度の充電率を充電器の液晶が指していた。
けっこう電池残量があるので残り時間は30分という表示。

ここで???が!
バッテリーメーターは充電器があるガソリンスタンドにつく少し手前で残り4コマになったばかり。
35%の充電率だと、5コマはなきゃおかしいはず。
車載のバッテリーメーターは電池の満充電から空充電の状態を全て表示しているわけではないことがわかる。
実際より少な目の電池容量を示すように意図的にしているのだろう。
電欠する人が出ないように。
そこで、充電器の表示を頼りに、電池容量の何%を利用しているかを推定してみた。

i-MiEVの電池は1セルあたり3.7V,50Ah(公称容量)なので、88セルで16280Whある。
充電器の液晶を何枚か写真に取り、充電電力量の変化と容量パーセントジの変化を調べてみた。
いくつかの差分をとって計算してみたら15700Whが通常利用されている計算になった。
割合にすると、電池公称容量の96%を普段利用しているようだ。
あまり宛になる推定方法ではないのでもう少し調査したいが、かなり広い範囲で電池を使用していると思う。
ただ、EVの電池でSOC範囲が90%以上に設定されていることなど考えにくいので、充電器の表示がどこの電力量を表示しているのかも詳しく調べる必要がある。
ちなみにハイブリッドカーの電池は20~30%のSOC範囲しか使用しません。

それに、バッテリーメーターの16コマを使い切ってもさらに約1~1.5コマ分の秘密の緊急使用領域があることがわかった。
車載のバッテリーメーターは電池SOCの0%から100%までを表示しているわけではない。
見た目上バッテリーが空になっても10km程度走れたというレポートがあるので、そのような緊急使用領域が設定されているのだろう。
もし、i-MiEV借りてバッテリーがゼロ表示になっても、あと5km程度で着けるなら助かる確率高いので覚えておくといいと思う(笑)

30分程度して充電器に戻ってみると、ちょうど充電が終了していた。完了予測時間はけっこう宛てになるんですね。
バッテリー冷却のためにエアコンが作動するので車体下から凝縮水が垂れてかなりぬれていた。
車載のバッテリーメータを確認すると16コマ中13コマになっていた(充電開始時は4コマ)。
1コマあたりの平均所要時間をざっくばらんに計算すると3.3分/コマ。
あと20kmで目的地!などという場合は10分充電してやればいい。
ちなみに、急速充電後に一旦充電プラグをはずしてもう1回つなぐと、普通充電に切り替わり、100%くらいまで充電することも可能らしい。
事業所等、他人が使うことがない場合ならそういった使い方もできるでしょうが、公共の場所でそれやられると迷惑極まりない。
もっとも、まだそれほどEVが走っていないので誰も迷惑しない?
今回お世話になったガソリンスタンドも一般客は私で3人目。
そのガソリンスタンドを経営する会社(フジドリームエアラインズなどを経営している会社)では
松本でEVレンタカー事業を今夏から展開しており、あとの2人はそのお客さんが充電しにきたもの。
部外者としては私が始めて(ちょっと嬉しい!)

ディーラーに戻り話をしていたら、4時間も借りていくお客さんはいないとのこと(笑)
ましてや100km以上走ってくるヘンな人などいないだろう・・・
今回は105km走破しましたが、もしそれ以上走ったという方いましたら是非とも連絡ください(笑)
これから挑戦してみようという方も、過去のレポートも参考に計画を立ててみてください。
最近になって、三菱ディーラーの貸し出しサービスは貸し出し時間が4時間から8時間に延長されました。

EVはゲーム感覚で航続距離を伸ばせるので中学生の頃、自転車で100km走破したときのような若い心がムクムクとわきあがってくるから不思議!
確かに300kmくらい走ってほしいというEVに対する夢もありますが、
現状の性能でいかにうまく使い倒すかというテクニックも大いに楽しめると思います。
「最近車が面白くない」という方は是非ともEVをお試しください。
車の出来が良くなりすぎたから最近の車はつまらないと感じるのかもしれません。
Posted at 2010/09/20 23:24:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記

プロフィール

「みんカラ更新したいですが、仕事が忙しすぎる・・・休日は寝ていたい(笑」
何シテル?   08/04 23:05
√Kと申します。 学生から社会人に。 そして、車を運転するようになって5年。 よく無事故でやってこれたと思います。 車の買い替えを機にちょくちょく更新し...
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