オートデフロック 取付(1) ボルボ240
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自分が住んでいる所は降雪地域です。おまけに山間部なので多い時には1.5mくらい積もる時もあります。こういう所でFRに乗る人はまずいません。おばちゃんの4駆軽にあおられながら毎日走ってます。
まあ、慣れれば雪道も普通の車と同じように走るんですが、気を使うのが凍結や積雪の坂道発進。これだけはテクやタイヤで頑張っても無理です。
最終モデルにはオートマチックデフロックなるものが付いていて、片輪がスリップすると自動的にデフロックとなり、40kmを超えると勝手に解除してくれるそうで・・・自分のは91年式で付いてない。なので欲しい、どうしても欲しい。
ヤフオクはやはり神様で、ちゃんと最終モデルのデフが出てました。(\11,000くらいだった)
3年以上前に購入したけど手に入れると安心してしまい、ずーっと野ざらしで熟成。冬も押し迫った2012/11月にようやく重い腰を上げまずは整備にとりかかりました。
まずは適当な材木で作業台を製作。
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デフの付け替えも結構面倒なんで、まずは確認しなくてはいけないことが。それは、本当にデフロックがついているかどうか?
ヤフオク仕入れ品は、OILフィラー口が左、ドレンはデフカバーの下側のボルト。自分のは、フィラー口が右で、ドレンは真下なので、型式は確実に異なっている。
NETを調べてもこのデフロックの事はほとんど情報がない。まあ、雪道走らなければ無用だから、需要もないのだが。低速でデフロックということは、片輪回せば反対側も同相で周り、デフの入り口フランジも回るような気がする。NETの質問箱にも同じような事が書いてあった。
でも、逆相で回ってしまう・・普通のデフと同じ???ちょっと速めに回しても変化は起きない。
なので、カバー開け、この目で確認してから取り付ける事に。
気温低いしガスケット買ってないので、カバーを暖めてから。
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ご開帳。よかった、付いていた。くじに当たったようなうれしい気持ちに。
それにしても内部は汚い。記憶では走行は10万超えていたけど、一度もOIL交換はしてなさそう。デフカバーは液状ガスケットのみで組み付いていました。
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デフ玉の中、写真の右上の丸い物体は、左右のシャフト回転速度差に比例して回り始めます。両軸が同相で回っている時は回転しません。
片軸固定しもう片方を回すと、このドラム部品も回り始めます。
で、片側固定しながらもう片方を、満身の力で速く回すと・・・ドラムの回転速度はさらに上がり、何か羽根みたいなものが開きカチンとロックしました。こんな仕組みだったのだ。
それで、ドラム以外のもうひとつの部品はこのロック解除用でした。こいつはデフ玉と一緒に回転し、デフ玉の回転数が上がれば(スピードが上がれば)遠心力でロックを外す動きをしています。
ようやく動作が理解できました。従いオートデフロックかどうかは、ジャッキアップして軽くタイヤを回してもわからないということです。普通に手回しすれば逆相に回るかも知れないし,、フリクションの関係で(ロックしていなくても)同相で回るかもしれない。相当速く回せばロックする。
しかしこの機構だと、雪道ではなく脱輪等で片輪のμが高い場合とかは、慎重にアクセル踏まないとロック機構を壊しそうな気がしますね。
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ドラムの回転があがると、このバネが巻いてある部分を中心に左右にパカッと部品が開く。
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デフカバーもキレイに。左上の部品はオイルフィルター。カキ上げたOILをここに通し、自然落下するときにゴミを取るような仕組み。
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フィルターはこんな感じ。
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清掃が終わったら、カバー取付。
その2に続く(リアハブベアリング交換)
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