
木曽方面では今シーズンは最後まで営業しているスキー場です。
以前は 5月上旬まで営業していたこともありましたが近年は 3月最終週末までというスキー場が殆どです。
開業は1961年。牧尾ダム建設にともなう補償金で村営「おんたけスキー場」としてオープンしました。
建設された牧尾ダムは愛知用水の水源となっています。同じ水源を共有するお住まいのお子様に「愛知用水関係市町限定特別キャンペーン」でリフト券無料となるユニークな取り組みが行われたことがあります。牧尾ダム建設では土地が水没する住民が立ち退きになっており、先祖伝来の土地を失う事になるため反対運動も起きています。水没のため移住となったのは 1003人、内 700人余りが村外移住しました。建設では 56名の殉職者を出した事から並々ならない事業であったことがうかがえます。その事を考えるとこのキャンペーンはずいぶんと思い切った制度だと思っています。
出発
[06:59-09:06]
御嶽スキー場 第4駐車場
第1,2,3 駐車場は満車となっていました。初めて第4駐車場に駐車しました。

リフト券売り場も並んでいました。

モンベル又はJAFの会員証があると 300円ほど割引になるようです。
春料金の設定ではないので正規料金の 4800円を払う。

カラマツペアリフト(低速)に乗車。カラマツアベニューは雪がだいぶ減っている。4Bコース、ファミリーコースは雪がある。

第5クワッドリフト(高速:1,183.56[m])。列ができている。待ち時間はせいぜい 1分ほどだけど夢のようだ。
一般的に混んでいる部類にはならないと思うけれど、木曽方面としては混んでいる部類になると思う。リフト待ちは殆ど経験がない。

セントラルコース、パラダイスコースを眺める。

ジャバっぽくはなっているが、悪すぎる訳ではないと思う。
第7クワッドリフト(高速:799.90[m])に向かう。

ここでもリフト待ち。第5クワッドと同じ程度。

第7クワッドリフト 乗ったところ

エキスパートの見ると、奇麗なコブ斜面が見える。以前来た時よりコブがはっきりしている。

第7クワッドリフト 降りたところ

最初は三笠ウィングコース。

バーンの雪は緩くなりつつあり、朝方が勝負かも知れない。

スキー板に吸い付くような感じもあり、注意が必要。

そのまま下ってパラダイスコース。広いが北側は区切って別の目的に使っている。

第5クワッドリフトは相変わらず列ができている。からまつペアリフトが低速のため、普段は 第7,第5 の間のコースを周回する。
登って第7クワッドリフト、こちらも並んでいる。これくらい来場者が来れば存続もできるのだろうか?

だだ、開示されている情報では王滝村はスキー場維持に消極的だと言う・・・。
村有スキー場の存廃は 25年9月を目途に方向性を決めることになっているという。
本日の時点では木曽方面(開田マイア 3/30、木曽福島 3/30、藪原 3/30、野麦峠 3/23)で営業しているのは御岳だけ。木曾だけではないけれど来場者が多いと言うのはそういった事情も大きいと思う(園原 3/23、治部坂 3/25)。御嶽の営業は当初、明日の 4月6日まででしたが、4月12日、13日も営業する事になるという。
その間の平日は営業なし。今シーズンは比較的雪は豊富だが、事前予定より延長することが少ない理由は、労働者の終了間近になってからの予定変更が困難であるからなのだそうです。

次はエキスパートコース。コブはかなり深い。コブはリフト側にお願いします、の注意書きがある通り、リフトから離れた南側は比較的起伏が少なく、その場所を滑走。
続けてセントラルコースを滑走。やはりいつもより来場者は多い。

次はパノラマAコース。御嶽スキー場が建設されている三笠山の周囲を回るコース。

望遠にて拡大

左に見える建物は 御嶽山ビジターセンター やまテラス王滝
夏季は登山拠点になります

御岳山の雄大な山容

岐阜県側の山並み

パノラマコースA を下ってきたところを振り返る

御嶽山の雄大な山容を見る事が出来るので、一度は行く事をお勧めします。
Aより麓側のパノラマコース B,C は雪の減少のためか閉鎖されていました。
一旦、センターハウス プラザオリオン にファミリーコースにて降りる。一番混みやすい 12時を避けて 11時に昼食を採る。

前回カレーうどんだったので今回はカレーライスを。ピリ辛でおいしい。

以後は第7クワッドリフト 2回に第5クワッドリフト 1回の割合で滑走練習。これを 8回、全体では 32回のリフト乗り。

エキスパートコースのコブ。スプリングシーズンまで来場するスキーヤーは上手な人が多い。軽々と滑走する技量が凄い。

いつぞや野麦峠でお見掛けしたコスプレイヤーさん。とても上手な滑走です。

エキスパートコース コブのない側 ですが気温上昇と滑走量の多さで凹凸が酷くなっています。

エキスパートコース ここからさらに傾斜が急になります

第7クワッドリフト 乗り場に何かいる!?

これは "妖怪板掴み" に対する常套兵器。気温上昇により妖怪板掴みの出現が予想される場合、自ら溶解してその存在を知らせる仕組み。

流石に午後遅くなると荒れてきました

流石に午後遅くなると荒れてきました

三笠ウィングコース を終了地点から見上げる

驚く事に、リフトに同乗した方でアルペンスキー板(カービングではないスキー板)を履いた方がいました。長くてくびれのない板。実際に履いている人を見たのは殆どない。その方に私のスキー板に興味を持って頂けました。木曽方面ではファットスキー(幅広の板)は珍しい気はしていました。あとは左右非対称の形状が珍しかったのか、話しかけられました。
「その板はどんな板です?」
「パウダーなどの不整地、圧雪でないところ向けの板です」
「面白そうですね」
「そちらの板はアルペンスキーですよね。操作は難しいと聞いています」
「慣れるとそうでもないです。面白いですよ」
貴重な使用感の情報を聞くことができました。
チャンピオンゲレンデとウッズコース3本は閉鎖されていました。これらのコースは雪が豊富な時期に限られると思います。
開設されていたら自分の技量と相談して優先的に進んでみることをお勧めします。

営業終了直前のエキスパートコース

最終滑走

センターハウス プラザオリオン に下る 4Bコース

村の醸造所で作られているジンの試飲会が催されていました。
アルコールは飲めないのでおつまみを頂きました。
トレーニング記録
滞在時間 : 7:13:00,滑走時間 : 2:30:59,平均速度 : 13.4[km/h],最大速度 : 53.2[km/h],滑走距離 : 33.93[km],消費熱量 : 939[kcal]
下降高度 : 6195[m],稼働率 : 34.87[%]

本日が土曜日だからか?営業終了後に第2駐車場に駐車する車輛の多い事...。車中泊の車輛かな?

第4駐車場
ここまで車が入るのは私の経験上まれ
御岳スキー場 第4駐車場
[16:19-17:51]
コスモ石油 中津川東SS (新栄石油)
[18:11-19:22]
帰着
残燃料が少なかったので、峠通過前に給油に向かう。木曽谷側で給油すべく、一旦長野県を脱出。長野県の石油卸売価格は高い..。
182[円/L] にて給油できました。
峠を越える時には、完全に暮れていました。

長野県側に帰った来たところ、レギュラーガソリン小売価格は 200[円/L] となっていました。少し前に価格調整の談合が行われていたことが明らかになりました。発覚後も安くならない・・・。次は消費者を交えて話し合いをしましょう。