
F1マイアミGPレース結果です。

優勝はマクラーレンのピアストリ。4番手スタートから好スタートを決め2番手まで上がり14周目にトップに立つと、そのまま他を圧倒する走りでトップチェッカーを受けました。これでバーレーンから3連勝となりマクラーレンドライバーとしては1991年のアイルトンセナ以来の記録となりました。
2位はマクラーレンのノリス。スタートでフェルスタッペンとのバトルで順位を落とすもアントネッリ、フェルスタッペンを攻略し2番手を取り返しました。その後はピアストリとファステストラップを出し合いながら3位に33秒の大差をつけ2位フィニッシュとなりました。
3位はメルセデスのラッセル。5番手スタートから序盤は順位キープしながらの走行を続け、2度目のバーチャルセーフティカー(VSC)中にタイヤ交換を済ませ3位に浮上しました。レース終盤はフェルスタッペンが迫るもそのまま逃げ切り3番手でチェッカーを受けました。
ポールスタートのフェルスタッペンは、オープニングラップでのノリスとのバトルを制しトップをキープするも序盤から中盤にかけ、レースペースに勝るマクラーレンに順位を明け渡し、2度目のVSC中にタイヤ交換を済ませたラッセルに順位を奪われ4番手となりました。終盤は1.5秒以内に迫るも抜くには至らずそのままフィニッシュとなりました。
レッドブルの角田選手は、10番手スタートからオープニングラップで9位に上がり中盤までは順位をキープするも、2度目のVSCでフェラーリのハミルトンに前を行かれ、更にはピットイン時の速度違反で5秒ペナルティを食らう苦しい展開となりました。最終的には10番手でチェッカーを受け11番手のハジャーとのタイム差を5秒以上に広げ、何とか入賞圏内を死守できました。
レースは雨の心配もありながら終始ドライコンディションで行われました。
オープニングラップでレーシングブルズのローソンとアルピーヌのドゥーハンが接触しドゥーハンはしばらくしてコース上にストップ、ローソンはレース中盤まで走り続けるも結果的にリタイアとなりました。ドゥーハンがコース上にストップしたことにより1度目のVSCが発動しました。4周目にVSC解除でレース再開し20周を超えた段階で1度目のピットを行うチームが出てきました。そのさなか29周目にハースのベアマンがエンジントラブルでコース上に停止しこれで2度目のVSCが発動しました。このタイミングでピットに入ったドライバーは大きく順位を上げることになりました。その後、33周目にザウバーのボルトレートもエンジントラブルでコースのエスケープゾーンにマシンを停止し、これで本日3度目のVSCが発動しました。VSC解除後は特に大きな混乱はなく計57周のレースが終了しました。
このレースはマクラーレンの2台が他を圧倒する展開となり、今シーズン序盤を象徴する結果になったと思います。特にマクラーレンは他チームよりタイヤにやさしく、スプリントレースも含めより顕著になったのではないかと思います。
次戦は2週間後にイモラサーキットで開催されるエミリア・ロマーニャGPです。
このグランプリからいよいよヨーロッパラウンドが開幕となります。
マクラーレンの2人がこのままチャンピオン争いを独走するのか、レッドブル・メルセデス・フェラーリが2人の一騎打ちに待ったをかけるか、ここから始まるヨーロッパラウンドがカギとなってくるので、これからの展開に注目していきたいところです。
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2025/05/05 09:09:05