
F1第7戦 エミリア・ロマーニャGPレース結果です。

優勝はレッドブルのフェルスタッペン。
2番手スタートからタンブレロコーナーでピアストリをオーバーテイクすると、その後は後続とのギャップを広げていき、バーチャルセーフティカー(VSC)、SC(セーフティカー)が出動するもトップを守り切って見事トップチェッカーを受けました。
これでフェルスタッペンはイモラ4連覇となり、レッドブル400戦目のメモリアルレースに花を添えました。
2位はマクラーレンのノリス。
4番手スタートからレース序盤で3位に上がりピットタイミングでのVSCにも助けられ、レース中盤は2番手を走行しました。その後のSC中にチームメイトに先行を許すも、SC後のチームメイトバトルを制して2位でチェッカーを受けました。
3位はマクラーレンのピアストリ。
ポールスタートもタンブレロコーナーでフェルスタッペンに首位を明け渡し、その後は2位を走行するもチーム戦略やVSC・SCに足元を掬われ悔しい3位となりました。
これでポイント差が縮まるも依然トップをキープする形となりました。
予選でQ2敗退となった地元フェラーリの2台は、作戦を分けてレースに臨み荒れたレース展開でハミルトン4位、ルクレール6位とティフォシが見守る中で素晴らしいカムバックを果たしました。
レッドブルの角田選手は、ピットレーンスタートからハードタイヤでのスタートを選び1回目のピットタイミングでVSC出動にも助けられました。途中ピットを終えたピアストリの前を走行するなど、フェルスタッペンのアシストをしながら最終的に10位でフィニッシュとなりました。これで移籍後初の2戦連続入賞となりレッドブルでも着々といい結果が出るようになり今後に期待が持てます。
レースの展開は、コース特性的に抜きにくいレイアウトでありピットレーンの長さからピットでのロスタイムが大きくピット回数を減らしたいところですが、今回持ち込まれたタイヤコンパウンドが最も柔らかいタイヤでありことから戦略を難しくさせていました。
スタートでミディアムタイヤを選択したチームの半分以上が10周目あたりからピットストップを行い、2ストップ作戦を予感させる展開となりました。
しかし、29周目にハースのオコンがマシントラブルでマシンを止め、これによりVSCが出動しました。このタイミングでハードタイヤでスタートしたドライバーとミディアムタイヤでここまでスティントを伸ばしたドライバーがタイヤ交換を行い、2ストップ作戦のライバルに対し大きなアドバンテージを得ました。
VSCが解除後は、比較的落ち着いた展開でレースは進みましたが、46周目に今度はメルセデスのアントネッリがスロットル系のトラブルでマシンストップとなり、これでSCが出動しました。このタイミングでフェルスタッペンを始めとする新品タイヤ、或いは履歴の浅いタイヤを残していたドライバーがピットインを行い、SC解除後のスプリントレースに備えました。
54周目にSCが解除となり、タイヤ交換を行ったとコースに留まったドライバーとのバトルが各所で勃発し、最後まで順位が分からない展開となりました。
今週は予選からレースまで波乱が起こり、晴れのレースでは今年一番荒れたレースとなり、見ている側からしたらすごくおもしろかったです。
次戦は世界3大レースの1つでもある伝統のモナコGPが来週に控えています。
今年のモナコはピットストップ回数が最低2回といつもと違うルールとなりますが、基本は予選の結果がそのままレース結果に('ω')ノ直結することは変わらないと思います。今年新たなモナコウィナーが誕生するか、はたまた歴代優勝者がモナコ勝利回数を重ねるか楽しみなところであります。
いつも通り予選前にはグリッド予想を投稿予定ですので、ご覧いただけると嬉しいです。
それでは、また来週にお会いしましょう('ω')ノ
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2025/05/19 00:46:42