
F1モナコGPのレース結果です。

優勝はマクラーレンのノリス
ポールスタートからホールショットを奪い、今回導入されたタイヤ3セット使用義務を無難にこなしました。残り10周切ったところでルクレールの猛追がありましたが、モナコの抜けないコース特性を味方につけ、新たなモナコウィナーとなり、マクラーレンドライバーとしては、2008年のハミルトン以来の優勝となりました。
2位はフェラーリのルクレール
2番手グリッドから抜群のスタートを決め、1コーナーでノリスに仕掛けるも抜くまでに至らず、その後は2番手を走行し続け、残り10周でノリスに肉薄するもそのまま2位でチェッカーを受け、モナコ2連覇を達成することは叶いませんでした。
3位はマクラーレンのピアストリ
3番手グリッドからスタートでフェルスタッペンに仕掛けられるも、インサイドで順位を守り、その後は危なげない走りで最後は3位でチェッカーを受けました。
マクラーレンドライバー2名が表彰台に上がるのは、2007年のアロンソ&ハミルトン以来となりました。
レーシングブルズの2台は、ハジャーは6番手グリッド、ローソンは9番手グリッドからそれぞれスタートし、ローソンは2度にわたりハジャーのタイヤ交換のマージンを稼ぐべく後ろを抑えるチームプレーを見せてくれました。これによりハジャーは6位を守り、ローソンは、後にウィリアムズが同様の作戦を行い、その間隙を縫ってタイヤ交換を行い、8位フィニッシュと今年初のダブル入賞となりました。
レッドブルの角田選手は、12番手グリッドから1度目のタイヤ交換を早々に消化するもその後は、レーシングブルズ、ウィリアムズのチームプレーに付き合わされ、レース終盤に2度目のタイヤ交換を行った結果、最終的に17位フィニッシュとなりました。
レースの展開は、今年は特別ルールとしてレース中にタイヤを3セット使わなくてはならないルールがあり、例年と違う展開が予想されていましたが、どのような展開になるか、ピレリがレース前のタイヤ予想戦略を出さない当たり、誰も想像できませんでした。
レースがスタートし1周目に、ザウバーのボルトレートメルセデスのアントネッリとの競り合い中にポルティエコーナーで壁に突っ込み、これによりバーチャルセーフティカー(VSC)が出動しました。ボルトレートは暫くしてレースに復帰し、このタイミングで角田選手を始めとする中盤から下位のドライバーがタイヤ交換を済ませました。
4周目にはVSCが解除されレース再開となりましたが、9周目にアルピーヌのガスリーがブレーキトラブルで前を走る角田選手の右後輪に乗り上げガスリーはリタイヤ、角田選手はそのまま走り続けました。
38周目にはアストンマーティンのアロンソがエンジントラブルでマシンを止めてしまい、アロンソは今年未だにノーポイントと中々波に乗れない状況が続いています。
レース中盤から後半にかけ、SCやVSCが出動する展開とはならず、そのまま78周のレースが無事終了しました。
今回のタイヤ使用ルールにより、レーシングブルズを筆頭としたチームプレーでポイント獲得に漕ぎつけたチームが、結果的にうまくレースを展開したのではないかと思います。
個人的にはモナコGPのこのルールは良かったかというと例年のとは違った展開となった点からみれば悪くない措置とは思いますが、抜きにくいコースレイアウトという根本的な問題が解決されているわけではないので、今のマシンでモナコを走ること自体が厳しいのではと感じており、ルール1つでどうこうなるものではないと思いました。
来年はマシンのレギュレーションが大幅に変更となるので、今年と違った展開になることを期待しております。
次戦は、来週スペインのカタロニアサーキットで行われます。
カタロニアサーキットはマシンの総合力を問われる誤魔化しのきかないサーキットとなります。今年を席巻しているマクラーレン勢が変わらず速さを見せるか、レッドブル、フェラーリ、メルセデスがマクラーレンの独走に待ったをかけるか、今後のチャンピオンシップを左右する一戦になると思います。
いつも通り、予選予想も引き続きもやっていこうと思いますが、ここ2戦は全外ししてしまっているので、そろそろ予想を当てられるようにしっかりと分析?し予想をしていこうと思います。
それでは、また来週お会いしましょうm(__)m
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2025/05/26 00:57:45