
F1第9戦スペインGPレース結果です。
優勝はマクラーレンのピアストリ。
ポールスタートから抜群のスタートでホールショットを奪い、第1スティントはトップを走行、第2スティントは2位を走行しました。第3スティントでトップに返り咲き残り10周でセーフティカーが出るも、レース再開後はそのまま逃げ切りトップチェッカーを受けました。マクラーレンドライバーによるポールトゥウィンは1998年のミカ・ハッキネン以来となりました。
2位はマクラーレンのノリス
2番手スタートからスタートでフェルスタッペンに前を行かれ3位に後退するも、すぐさま順位を奪い返し、終始ピアストリの後方を走行しました。終盤のSC後もピアストリと共に3位以下を引き離し2位でフィニッシュしました。
3位はフェラーリのルクレール
予選ではレース展開を考え、タイヤを温存し7番手スタートも抜群のスタートを決め、オープニングラップで順位を上げました。その後はマクラーレン勢と同じ2ストップ作戦で4位まで上がると、SC明けすぐにフェルスタッペンをホームストレートでかわし、3位に浮上しそのままチェッカーを受けました。
ただ、フェルスタッペンをオーバーテイクした時に接触があり、これにより審議対象となったため、ペナルティとなる可能性があります。(この件により3位は暫定となります。)
レッドブルのフェルスタッペンは、3番手スタートからスタートでノリスを抜き2位に浮上し、このレースでは3ストップ作戦を実行しました。これにより中盤はトップを走行し、第4スティントで3位となりましたが、終盤のSC中のタイヤ交換でハードタイヤをチョイスし、SC明けにストレートでルクレール、1コーナーでラッセルとの争いでペナルティ回避のため順位を明け渡しました。その際、ラッセルに接触し、レース後に10秒ペナルティで最終的に10位となりました。
中団勢では、ザウバーのヒュルケンベルグが16番手スタートからマシンのアップデートの効果もあり、レースでは着実に順位を上げていきました。SC後はフェラーリのハミルトンをオーバーテイクし、6位でチェッカーを受けました。その後、フェルスタッペンのペナルティで5位に繰り上がり今シーズン最高の結果となりました。
アストンマーティンのアロンソは10番手スタートから、終始ポイント圏内を争うポジションでバトルを繰り広げ、SC明けの争いで10番手まで順位を押し上げそのままフィニッシュしました。こちらもフェルスタッペンのペナルティで9位へと繰り上がり、待望の今シーズン初入賞を地元スペインで果たしました。
最後にレッドブルの角田選手は、リヤウィングと足回りのセットアップ変更でピットレーンスタートを選択しました。レースではフェルスタッペン同様に3ストップで一時は12番手まで順位を上げるも、終盤のSCの影響で順位を上げきれず、13位フィニッシュと入賞を逃す結果となりました。
レースの展開は、1コーナーまでの距離までが長いことからピットレーンスタートの角田選手を除き全車ソフトタイヤを選択し、スタートの蹴り出しに勝負を賭けます。タイヤ戦略は2ストップ作戦が主流であり、レッドブルのみ3ストップを選択することになりました。10周目を過ぎたあたりで後方のドライバーを中心にタイヤ交換を行っていき、トップのマクラーレン勢は20周目近くまでソフトタイヤを引っ張りました。レース中盤まで大きな混乱がなくこのまま終了するかと思われた55周目にメルセデスのアントネッリがエンジントラブル(油圧低下)によりコースアウトでマシンを止めました。これにより60周目までSCが出動し、61周目にレース再開となりました。トップ2のマクラーレン勢は順当に再スタートを決めましたが、3位のフェルスタッペンはハードタイヤを履いた影響で最終コーナー出口をうまく立ち上がれず、3位以下の争いは激化しました。一連の攻防によりフェルスタッペンは10秒ペナルティ、ルクレールは審議対象となりレース後に審議結果が明らかになるようです。なので、この時点では暫定結果となり後ほど結果が変わる可能性があります。
今回のヨーロッパ3連戦で、マクラーレン勢が圧倒しコンストラクターは2位以下にダブルスコアで独走中、ドライバーズチャンピオンシップでもマクラーレンの2人の一騎打ちがより顕著になってきました。
次戦は2週間後、カナダのジルヴィルヌーヴサーキットで行われます。
ここは公道サーキットであり、例年荒れた展開となる傾向となり、今年も一体どうなるか楽しみですが、去年のワタシは予選、レースともに起きられずリアタイでほぼ観戦できませんでした・・・
今年はそうならないように事前に対策を講じリアタイで観戦できるように準備を進めたいと思います(笑)
いつも通り予選予想も投稿予定ですので、そちらも見ていただけると嬉しいです。
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2025/06/02 00:56:41