
F1第13戦ベルギーGPのスプリントシュートアウト結果です。
ますば予想の答え合わせを行います。

順位予想はピアストリが的中。
SQ3進出はハミルトン、アントネッリがSQ1敗退、ラッセル、アロンソ、アルボンがSQ2敗退となり、オコン、ボルトレート、ガスリー、ベアマン、ガスリーがSQ3進出となりました。(的中率50%は過去最低の的中率です・・・)
以下、シュートアウト結果になります。
ポールはマクラーレンのピアストリ。
フリー走行から他を圧倒する走りでトップタイムを記録した勢いをそのままにSQ1は難なくトップ通過するも、SQ2は早めにアタックするもセッション終盤にライバル勢がタイムを上げSQ2を10番手とギリギリの通過になりました。
SQ3では本来の速さを取り戻し、特にセクター2の中高速区間では圧倒的な速さでタイムを刻み、最終的にはコースレコードを樹立しながらのポール獲得となりました。
2位はレッドブルのフェルスタッペン
マシンセッティングを最高速に振った仕様で、セクター1、セクター3で速さを見せSQ3ではコースレコードをたたき出し一時トップに躍り出るも最後はピアストリに逆転を許し、マクラーレン勢に割って入る2番手を獲得しました。
3位はマクラーレンのノリス
フリー走行からピアストリ、フェルスタッペンに次ぐタイムを記録しポール争いの候補に名を連ねると、予選でもSQ1では3位、SQ2でトップタイムを記録しました。SQ3では先頭でアタックに入りそのラップでコースレコードを記録するも後続のピアストリ、フェルスタッペンに逆転を許し、明日のスプリントレースはセカンドロウから逆転優勝へ望みを繋ぎます。
このスプリントシュートアウトで躍進を見せたのはハースの2台となります。
SQ1、SQ2でトップチームのドライバーが脱落していく中、チャンスををものにし
2台揃ってSQ3進出となりました。
SQ3でも最高速仕様のセッティングが功を奏し、オコンがセクター1で全体ベストを記録するなど速さを見せ、最終的にはオコン5位、ベアマン7位とスプリントレースのダブル入賞が狙える位置からスタートすることができます。
逆にこのスプリントシュートアウトで足元を掬われたのは、メルセデスの2台とフェラーリのハミルトンです。
ハミルトンとアントネッリは今年2度開催されたスプリントシュートアウトでポールを獲得しており、ラッセルもフリー走行ではミディアムタイヤながらも4番手タイムを記録するなどSQ3進出が濃厚とされていた中、ハミルトン、アントネッリはスピンなどもありSQ1敗退、ラッセルもSQ2でライバル勢のタイム向上に呑まれSQ2で敗退となってしまいました。
最後にレッドブルの角田選手は、フェルスタッペン同様にマシンセッティングを最高速仕様で予選に臨みSQ1を突破しましたが、SQ2ではセクター1で速さを見せるもダウンフォースを必要とするセクター2を纏めきれず12番手とSQ2敗退となってしまいました。しかし、マシンセッティングは比較的オーバーテイクをしやすい最高速仕様であり、12番手という位置も8位入賞までは充分手ば届く位置ではあるので、明日のスプリントレースでは是非ポイントを持ち帰ってくれることを期待しています。
スプリントシュートアウトの展開は、雨の心配もありながらフリー走行から天気は変わらずドライコンディションも風が強く、これによってセクター2でコース外にタイヤを落としグラベルをコースに撒き散らす場面が散見されました。SQ1ではアントネッリがターン14でスピンを喫しクラッシュはしなかったものの、フロアにダメージを負ったのかSQ1を最下位と前回のマイアミでのポール獲得からどん底の結果となりました。中国のスプリントでポールトゥウィンを飾ったハミルトンもSQ1最後のアタックで最終コーナーのシケインでスピンを喫し、タイムを更新できずまさかのSQ1敗退となり、上位陣2台が脱落と波乱の結果となりました。
SQ2の開始がコース上に散らばったグラベルの掃除で遅れてスタートすることになり、セッションが始まると真っ先にマクラーレン勢がコースインし、いち早くアタックを済ませました。残り6分を切るあたりから各車続々とコースインをしアタックに入ると、ラバーインによる路面向上で各車タイムを上げていき、先にアタックを済ませていたピアストリが10番手とギリギリの通過となりましたが、ラッセル、角田選手といったトップチーム勢がここでも敗退とSQ2を終えてトップチームの半分が脱落となる結果となりました。
SQ3ではSQ2の路面向上もあり各車ギリギリまでコースインを遅らせると、残り5分を切るあたりで各車コースインをしていきました。時間的にもアタックは1度だけとミスが許されない状況の中、なんと3名がコースレコードを記録するスーパーアタックを見せてくれる展開となりました。
明日のスプリントレースは19時からセッション開始となります。
見どころはフロントロウに並んだピアストリとフェルスタッペンによるオープニングラップの攻防になると思います。コーナリング仕様のピアストリが最高速仕様のフェルスタッペンを抑えられるか、フェルスタッペンが前半セクションでトップに立てるかがレース前半のポイントになると思います。また、中団勢も今回はトップ10内に多く入っていることから、入賞圏内の争いが激化すると思います。
天気についてもとりあえず曇りの予報ですが、予測不能のスパウェザーが雨をもたらす可能性は十分あります。そうなると前回のイギリス同様に大荒れの展開となると思うので、ここも重要なファクターとなるでしょう。
明日の投稿はスプリントレース結果とグランプリ予選の予想と結果を予定しておりますので、ご覧いただけると嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。
Posted at 2025/07/26 01:35:02 | |
トラックバック(0) | クルマ