
F12026 Rd.6モナコGPのレース結果(暫定)です
●優勝:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
ポールポジションからスタートしたアントネッリは、抜群のスタートを決めてホールショットを獲得。序盤から圧倒的なペースを披露し、後続との差を着実に広げていきました。一時は2位以下に30秒近い大差を築くなど、まさに独走状態となります。
レース終盤にはセーフティカーと赤旗によって築き上げたリードがリセットされる波乱の展開となりましたが、再スタートとなる2度目のスタンディングスタートでも完璧な蹴り出しを見せ、そのままトップでチェッカーを受けました。
この勝利により、アントネッリは史上初となる10代でのモナコGP制覇を達成。さらにポールポジション、ファステストラップ、全周回トップ走行を含む自身初のグランドスラムも達成し、記念すべきモナコ初優勝に華を添えました。
これで破竹の5連勝。ドライバーズランキングでも後続に66ポイント差をつけて首位を独走しており、早くもチャンピオン獲得へ向けて大きく前進する結果となりました。
●2位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
3番手からスタートしたハミルトンは、オープニングラップで順位を一つ上げて2位に浮上。その後は単独で2番手を走行し、安定したレース運びを見せました。
レース中にはピットレーン速度違反によるペナルティを受ける場面もありましたが、終盤のセーフティカー導入によって影響を最小限に抑えることに成功。赤旗後の再スタートではアントネッリへの逆転を狙いましたが、一歩及ばずそのまま2位でフィニッシュしました。
これで前戦に続く2戦連続の2位表彰台を獲得。ランキングでも2位へ浮上し、これから始まるヨーロッパラウンドに向けて存在感を示す結果となりました。
●暫定3位:アイザック・ハジャー(レッドブル)
5番手からスタートのハジャーは、マックス・フェルスタッペンのトラブルによって4位へ浮上。その後は後方から迫るジョージ・ラッセルを抑え込みながら、上位争いに踏みとどまりました。
しかし、その裏ではPUトラブルを抱える厳しい状況が続いていました。いつリタイアしてもおかしくない状態の中で走り続け、さらにペナルティを受けながらもポジションを守り切る粘りのレースを展開しました。
結果は3位でフィニッシュし、自己ベストタイとなる結果で、レッドブル移籍後初の表彰台獲得となりました。
ただし、レース中のインシデントについて審議対象となっており、最終的な裁定はレース後に持ち越されています。そのため、裁定次第では順位が変動する可能性があり、正式結果の発表が待たれる状況です。
以下、トップ3以降です
●レーシングブルズ
リアム・ローソン:予選10位/決勝5位 アービッド・リンドブラッド:予選15位/決勝6位
中団勢のトップ争いを牽引するレーシングブルズは、決勝でも高い競争力を発揮しました。ローソン、リンドブラッドともにスタートを無難に決めると、序盤は予選順位から1~2ポジション上げながら着実にレースを進めていきます。
レースの流れが大きく変わったのは終盤のセーフティカー導入でした。この時点でまだタイヤ交換を残していたリンドブラッドがピットインを済ませたことで、一気に入賞圏内へ浮上。ローソンも上位をキープしており、この時点でローソン8位、リンドブラッド9位とダブル入賞が現実味を帯びてきました。
さらに赤旗再開後は、ライバル勢のクラッシュやペナルティにも助けられ順位を上昇。最終的にローソンが5位、リンドブラッドが6位でフィニッシュし、チームはダブル入賞を達成しました。
これによりレーシングブルズは合計18ポイントを獲得。コンストラクターズランキングでも5位のアルピーヌとの差を3ポイントまで縮め、中団トップ争いにおいて大きな一歩を刻む結果となりました。
●セルジオ・ペレス(キャデラック)
予選18位/決勝10位(暫定)
今シーズンから新規参戦したキャデラックのドライバーとして戦うセルジオ・ペレスですが、ここまでマシンの戦闘力不足に苦しみ、入賞争いから離れたレースを強いられることが少なくありませんでした。
今回のモナコGPでも予選はQ1敗退となり、18番グリッドからのスタート。しかし決勝ではソフトタイヤを選択した戦略が奏功し、オープニングラップで一気に14位までポジションを上げました。
その後はペナルティの影響もあり、一時は18位付近まで後退する苦しい展開となります。それでも粘り強く走行を続けると、レース中盤以降はライバルたちのリタイアによって徐々に順位を上げていきました。
終盤の赤旗時点では15位でしたが、再スタート後には前方のライバルたちによる接触やスピンの混乱を巧みに回避。ベテランらしい冷静な判断でポジションを上げ、最終的には11位でチェッカーを受けました。
さらに、9位でフィニッシュしたニコ・ヒュルケンベルグにペナルティが科されたことで、ペレスは暫定10位へ繰り上がり。これにより、キャデラックはチーム創設後初となる入賞を達成しました。
ただし、ハジャーと同様にレース後の審議案件が残されているため、最終結果によっては順位が変動する可能性があります。それでも、厳しい状況の中で貴重なポイント獲得圏内まで順位を押し上げた走りは見事の一言でした。
かつてはフェルスタッペンとともにグラウンドエフェクト時代のレッドブル黄金期を支えたペレス。その経験と勝負強さは健在であり、“キング・オブ・ストリート”の異名にふさわしい走りを披露したレースとなりました。
●マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
予選2位/決勝リタイア
前日の予選ではポールシッターのアンドレア・キミ・アントネッリにわずか0.042秒差まで迫る走りを見せ、2番グリッドを獲得。決勝では優勝争いの最有力候補の一人として注目を集めていました。
しかし、その期待はスタート直後に打ち砕かれることになります。
シグナルが消え、いざスタートという場面でPUトラブルが発生。フェルスタッペンのマシンは発進直後にストップしてしまい、オープニングラップから大きく出遅れることとなりました。
一度は走行を再開したものの、マシンの状態は改善せず。早々にピットへ戻ると、そのままリタイアが決定しました。
前戦では今シーズン初表彰台を獲得し、復調の兆しを見せていただけに、今回のモナコGPは非常に悔しい結果となりました。予選で見せた速さを考えれば優勝争いに加わる可能性も十分にあっただけに、チームにとっても痛恨のノーポイントとなりました。
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以下、レースのハイライトです。
昨年のモナコGPでは、2回のピットストップが義務化されたことで、各チームがルールの穴を突くような戦略を採用。レース後には賛否両論を呼ぶ結果となりました。
そうした経緯もあり、2026年のモナコGPではこの特別ルールは採用されず、通常のレースフォーマットで開催されることとなりました。
さらにモナコはコース特性上、今季の技術的な目玉であるアクティブエアロの使用が制限されるサーキットでもあります。そのため、オーバーテイク性能にどのような影響が出るのか読みにくい部分となります。
注目のスタートタイヤですが、キャデラックの2台と、レコノサンスラップ中のトラブルによってピットレーンスタートとなったガブリエル・ボルトレートがソフトタイヤを選択。それ以外のドライバーはミディアムタイヤを装着し、決勝レースへ臨みました。
タイヤ戦略の異なる数少ないマシンが、レース序盤の展開にどのような影響を与えるのかにも注目が集まるスタートとなりました。
フォーメーションラップを終え、全車がグリッドに整列。緊張感が高まる中、シグナルが点灯しブラックアウトを迎えます。
しかし、その直後に波乱が発生しました。
2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のマシンが、発進直後にストップ。優勝争いの有力候補と目されていただけに、サーキット全体が騒然となりました。
一度はマシンを再始動させて走行を続けたものの、トラブルは深刻だったようで、その周のうちにピットへ戻ることに。チームはマシンをガレージへ入れ、フェルスタッペンは無念のリタイアを選択しました。
予選ではポールポジションにわずか0.042秒差まで迫る速さを見せていただけに、レース開始直後のまさかの脱落は、優勝争いの構図を大きく変える出来事となりました。
29周目、2番手を走行していたルイス・ハミルトン(フェラーリ)が、上位勢の中で最初にピットインを行いました。
ハミルトンはミディアムタイヤからハードタイヤへ交換。モナコの特性上、オーバーテイクが極めて難しいことから、ここでタイヤ交換を済ませ、そのままチェッカーまで走り切る1ストップ戦略を選択しました。
32周目、5番手を走行していたジョージ・ラッセル(メルセデス)が動きます。
前を行くアイザック・ハジャー(レッドブル)を攻略するため、ラッセルはアンダーカットを敢行。先にピットインして新品タイヤの性能を活かし、ピットストップのタイミングで逆転を狙う作戦に打って出ました。
これに対し、ハジャー陣営も翌周にピットインして対応。しかし、メルセデスの戦略が見事に決まり、ハジャーがピットアウトする直前でラッセルが前へ出ることに成功します。
コース上でのオーバーテイクが極めて難しいモナコでは、ピット戦略による順位変動が重要な勝負どころとなります。ラッセルはまさにその数少ないチャンスを活かし、上位進出への足掛かりを築きました。
60周目、それまで大きな波乱なく進んでいたレース展開に変化が訪れます。
最終コーナーのアントニー・ノーズでランス・ストロール(アストンマーティン・ホンダ)がクラッシュ。マシンは自力で走行できない状態となり、コース上に停止してしまいました。
幸いドライバーに大きな怪我はなかったものの、マシンの撤去とコースの安全確保が必要となったため、レースコントロールはセーフティカー(SC)の導入を決定します。
これにより各車のギャップは一気に縮まり、それまで独走状態だったアントネッリのリードも帳消しに。終盤戦に向けて、レースは再び緊張感の高まる展開となりました。
また、このSC導入はまだピットストップを済ませていないドライバーたちにとって絶好のチャンスとなり、各チームの戦略にも大きな影響を与えることになります。
5周にわたるセーフティカーランを経て、レースは再スタートを迎えます。
しかし、再開直後に再び波乱が発生しました。
3位を走行していたシャルル・ルクレール(フェラーリ)が、先ほどストロールがクラッシュしたのと同じアントニー・ノーズで曲がり切れず、そのままウォールへクラッシュ。マシンは大きなダメージを負い、レース続行は不可能となりました。
ルクレールは週末を通してブレーキ系統の不安を抱えていました。それでも上位争いを続けていただけに、表彰台獲得が目前だったこのタイミングでのリタイアは非常に痛い結果となりました。
地元モナコでの表彰台獲得を目指していたルクレールにとっては、悔しさの残る幕切れとなりました。
ルクレールのクラッシュ後、再びセーフティカーが導入されます。
数周にわたってSC先導の状態が続く中、レースコントロールは赤旗中断を決定しました。
原因は、ストロールとルクレールの2台がクラッシュしたアントニー・ノーズ付近の路面状態です。コーナー入り口でアスファルトの再舗装が上がれてしまい、これによりFIAは安全面を最優先に判断。赤旗を提示し、路面の状況確認を行うことになりました。
約1時間にわたる中断を経て、レースはいよいよ再開の時を迎えます。
残り周回はわずかとなりましたが、再開方式はセーフティカー先導ではなく、グリッドに再整列してのスタンディングスタート。ドライバーたちは再び緊張感に包まれながらシグナルを待つことになりました。
そしてブラックアウト。
ポールポジションから再スタートを迎えたアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は、ここでも完璧な蹴り出しを披露します。スタート直後から2位のルイス・ハミルトン(フェラーリ)を寄せ付けず、1コーナーをトップで進入しました。
ハミルトンも果敢にプレッシャーをかけましたが、アントネッリに付け入る隙はなく、順位変動はなし。首位を守ったアントネッリは、そのままレースをコントロールする立場を維持します。
レース終盤の大一番となった2度目のスタンディングスタートでしたが、アントネッリはここでも冷静かつ完璧な走りを見せ、勝利へ向けて大きく前進することになりました。
その一方で、再スタート直後の後方集団では入賞を懸けた激しいポジション争いが繰り広げられていました。
その中でアクシデントが発生します。
ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)がカルロス・サインツ(ウィリアムズ)と接触。弾き出されたサインツはコントロールを失い、右リヤタイヤをウォールにヒットしてしまいます。
マシンは大きなダメージを負い、サインツは無念のリタイア。再スタート直後の混乱を乗り切り、ポイント獲得を狙っていただけに痛恨のアクシデントとなりました。
一方のヒュルケンベルグについては、この接触の責任があると判断され、レース後にペナルティが科されることに。コース上では入賞圏内でフィニッシュしたものの、この裁定によって最終順位を落とす結果となりました。
そして、波乱と混乱が幾度となく繰り返されたモナコGPは、ついにチェッカーフラッグの瞬間を迎えます。
スタートからフィニッシュまで終始レースを支配したアントネッリが、最後まで首位を守り切りトップチェッカー。セーフティカーや赤旗によってレースがリセットされる展開となりましたが、そのたびに完璧な走りでライバルたちを退け、危なげなく勝利を手にしました。
振り返れば、フェルスタッペンのスタート直後のリタイアに始まり、ストロールとルクレールのクラッシュ、路面補修による赤旗中断、そして再スタート後の接触事故など、上位から下位まで多くのドラマが生まれた一戦でした。
そんな中で唯一、大きなトラブルやミスとは無縁だったのがアントネッリです。ポールポジションからスタートし、再スタートも含めてすべての局面を完璧にまとめ上げ、伝統のモナコGPを制しました。
これでアントネッリは破竹の5連勝。歴代のF1においても、シーズン中に5連勝を達成したドライバーは、その年のワールドチャンピオンに輝くというジンクスがあります。
ランキングでは2位のルイス・ハミルトンに66ポイント差をつけて首位を独走。まだシーズン序盤とはいえ、その強さはすでに王者の風格すら感じさせるものとなっています。
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次戦はモナコから2連戦となる、バルセロナ・カタロニアGPです。
2026年シーズンはここまで6戦を消化しましたが、優勝はすべてメルセデス勢が獲得。開幕戦こそラッセルが勝利を飾ったものの、その後はアントネッリが初優勝をきっかけに快進撃を続けています。
アントネッリは今回のモナコGPで5連勝を達成。2年目のシーズンで才能が開花し、安定感と速さを武器にライバルたちを寄せ付けない走りを見せており、2026年シーズンを支配していると言っても過言ではありません。
ランキングでも2位のルイス・ハミルトンに66ポイント差をつけて首位を独走。このまま勢いを維持し、さらに連勝を伸ばしていくのか注目が集まります。
一方で、フェラーリやレッドブル、そしてマクラーレンも黙っているわけにはいきません。タイトル争いを諦めないためにも、ヨーロッパラウンドが本格化するここからの数戦で反撃の糸口を掴みたいところです。
果たしてアントネッリは連勝をさらに伸ばし、王者への道を突き進むのか。それともライバルたちが待ったをかけるのか。2026年シーズンの行方を占う重要な一戦となるバルセロナ・カタロニアGPに注目です。
それでは、また来週お会いしましょう(^_^)/~