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2026年06月29日 イイね!

【レース結果】Rd.8オーストリアGP

【レース結果】Rd.8オーストリアGPF12026 Rd.8オーストリアGPのレース結果です。



●優勝:ラッセル(メルセデス)

 ポールポジションから好スタートを決め、見事ホールショットを奪ったラッセル。後方で激しいポジション争いが繰り広げられる中、序盤から安定したペースでトップを快走しました。
 レース中盤にはハードタイヤとの相性に苦しみ、2位フェルスタッペンに差を詰められる場面もありましたが、ピット戦略で流れを引き戻すことに成功。終盤には再びプレッシャーを受け、ファイナルラップには2秒以内まで迫られましたが、最後まで冷静な走りでトップを守り切りました。

 これで開幕戦以来となる今季2勝目を達成。次戦の母国GPを前に大きな勝利を挙げるとともに、チャンピオンシップでも2位の座を取り戻しました。



●2位:フェルスタッペン(レッドブル)

 5番手スタートとなったフェルスタッペンでしたが、オープニングラップから存在感を発揮。1周目でルクレールとアントネッリによる3位争いの隙を突き、一気に3番手へ浮上しました。
 その後は序盤からメルセデス勢に引けを取らない、むしろそれ以上とも言えるレースペースを披露。終盤にはラッセルの背後まで迫り、優勝争いを大いに盛り上げました。
 惜しくもあと一歩届かず2位フィニッシュとなりましたが、チームの地元レースで価値ある表彰台を獲得。レッドブルが今後も優勝争いに加われることを十分に証明したレースとなりました。



●3位:アントネッリ(メルセデス)

 4番手スタートのアントネッリは、序盤こそコースオフなどもあり、やや落ち着かないレース運びとなりました。しかし、周回を重ねるごとに本来の速さを取り戻し、中盤以降は着実にペースを上げていきます。
 終盤には2位フェルスタッペンの背後まで迫る力強い走りを見せましたが、あと一歩及ばず3位でチェッカーを受けました。

 それでもチャンピオンシップを考えれば、ダメージを最小限に抑えた結果と言えるでしょう。ランキング2位のラッセルに対して依然として40点差以上のリードを保っており、今後は無理に勝利を狙うだけでなく、着実にポイントを積み重ねる戦い方も重要になってきそうです。



以下、トップ3以降です。

●フェラーリ
ハミルトン:予選3位 / 決勝5位 ルクレール:予選2位 / 決勝8位


 予選ではルクレールが2位、ハミルトンが3位を獲得し、フロントローと2列目を確保。決勝ではメルセデス勢に対抗し、優勝争いの中心に加わることが期待されていました。
 しかし決勝では一転して苦しい展開となります。ルクレールは序盤から思うようにペースが上がらず、上位争いから徐々に後退。一方のハミルトンは序盤こそラッセルに食らいつき、優勝争いに絡む走りを見せていましたが、タイヤとのマッチングに苦しみ、上位陣では最も早いタイミングでピットインを余儀なくされました。
 その後、フェラーリ陣営は上位勢で唯一となる3ストップ戦略を選択。VSCを活用して流れを引き寄せる場面もありましたが、結果的には順位を大きく押し上げることはできず、戦略は不発に終わりました。
 最終的にハミルトンは5位、ルクレールは8位でフィニッシュ。予選で見せた速さを考えると、フェラーリにとっては悔しさの残るレースとなりました。



●レーシングブルズ
ローソン:予選9位 / 決勝9位 リンドブラッド:予選10位 / 決勝10位


 レッドブルPUにとって地元レースとなるオーストリアGPで、レーシングブルズは予選から存在感を発揮しました。ローソンが9位、リンドブラッドが10位と、2台揃ってQ3進出を果たし、ダブル入賞が十分狙える好位置から決勝を迎えました。
 決勝でも両者は安定した走りを披露。スタートではローソンが1つポジションを上げ、リンドブラッドも順位をキープすると、そのまま序盤から落ち着いたレース運びを見せました。
 レース全体を通して大きなミスやペースダウンもなく、2台とも終始入賞圏内をキープ。特に11位以下の集団を寄せ付けない安定したペースは見事でした。
 最終的にローソンが9位、リンドブラッドが10位でフィニッシュし、チームとして貴重なダブル入賞を達成。地元オーストリアでレッドブル陣営にとって明るい結果を持ち帰ることができました。



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ここからは、レースのハイライトです。

 今年のオーストリアGPは、厳しい暑さの影響によりヒートハザード宣言が発令される過酷なコンディションの中で開催されました。これに伴い、各ドライバーは任意でクールスーツを着用できる特別対応が取られることとなりました。
 さらに、舞台となるレッドブル・リンクは標高約700mの高地に位置しており、空気が薄いことでも知られています。その影響で、各チームは例年エンジンやブレーキの冷却に苦戦しており、今年もマシンへの負荷が非常に大きいレースとなりました。
 加えて、ストップ&ゴー特性の強いコースレイアウトにより、ブレーキングから立ち上がりまででタイヤへの負担も大きく、タイヤマネジメントも重要な鍵となります。
 このようにオーストリアGPは、単純な速さだけでなく、タイヤマネジメント、エンジン冷却、ブレーキ温度管理といった総合力が問われる、非常に難易度の高いレースとなることが予想されています。

●スタートタイヤ戦略

 決勝のスタートタイヤでは、ボルトレート(アウディ) と サインツ(ウィリアムズ) の2台のみがソフトタイヤを選択。その他の全ドライバーはミディアムタイヤでのスタートとなりました。
 ソフトを選択した2台は、スタート直後のグリップ性能を活かして序盤でポジションアップを狙う攻めの戦略。一方で大多数のドライバーが選択したミディアムタイヤは、タイヤライフとレース全体の戦略バランスを重視した堅実な選択と言えるでしょう。



●レーススタート

 スタートでは、ポールポジションのラッセル(メルセデス) が好スタートを決め、見事ホールショットを奪取。後方には ルクレール、ハミルトンのフェラーリ勢 が続き、その後ろに アントネッリ、フェルスタッペン が連なる展開となりました。
 オープニングラップから上位勢のバトルは激しく、ターン3ではルクレールがラッセルの外側に並びかけ、早くも首位争いが勃発します。しかし、ここはラッセルが冷静にポジションを守り切り、トップをキープしました。


 ターン3でラッセルに仕掛けたルクレールでしたが、首位奪取には至らず。その直後、今度は背後にいた ハミルトン(フェラーリ) が動きます。

 ハミルトンはターン4からターン5にかけてルクレールのアウト側に並びかけると、ラインがクロスするターン6で巧みにイン側を確保。見事なオーバーテイクを決め、チームメイトのルクレールを攻略して2番手へ浮上しました。
 スタート直後からフェラーリ勢による激しいポジション争いが展開される形となりましたが、このバトルで前に出たハミルトンが、ラッセル追撃の先頭に立つこととなりました。序盤から各車が一切妥協しない、非常に見応えのある攻防となりました。


●2周目 ルクレールとアントネッリが激しい3位争い。背後ではフェルスタッペンも接近


 オープニングラップでハミルトンに先行を許し3番手へ後退した ルクレール(フェラーリ) に対し、背後から アントネッリ(メルセデス) がプレッシャーを強めます。
 迎えたターン1、アントネッリが鋭くインに飛び込みオーバーテイクに成功。ルクレールをかわして3番手へ浮上しました。
 しかしルクレールも簡単には引き下がりません。続くターン3で今度は外側から果敢に仕掛けると、見事にポジションを奪い返し、再び3位を取り戻しました。

 この激しい攻防の背後では、5番手を走る フェルスタッペン(レッドブル) も虎視眈々とチャンスを伺います。前方の2台がバトルでペースを落としたことで一気にギャップを縮め、上位争いは早くも5台が連なる大接戦となりました。



 ルクレールとアントネッリによる激しい3位争いの背後で、5番手を走る フェルスタッペン(レッドブル) が冷静にチャンスを伺っていました。
 ターン3立ち上がりでは、前を走るルクレールのトウを巧みに活用し、一気にストレートで加速。ターン4までに アントネッリをオーバーテイクし4番手へ浮上 します。


 さらにフェルスタッペンの勢いは止まりません。ターン4進入でルクレールがやや突っ込みすぎたことで、立ち上がりの加速が鈍ると、その一瞬の隙を見逃しませんでした。
 フェルスタッペンは鋭くイン側へマシンを滑り込ませ、そのままルクレールを攻略。わずか数コーナーの間に2台を抜き去る圧巻のオーバーテイクで、一気に 3番手=表彰台圏内 へ浮上しました。


 前方のバトルを冷静に観察し、わずかなミスを即座に結果へ繋げるあたりは、まさにフェルスタッペンらしい勝負強さ。序盤のこの連続オーバーテイクは、レースの流れを大きく左右する重要な場面となりました。

●11周目、ハミルトンvsフェルスタッペン。王者同士の激闘が勃発

 レース序盤からハイペースで周回を重ねていた 3位フェルスタッペン(レッドブル) が、徐々に 2位ハミルトン(フェラーリ) の背後まで接近。オーバーテイクモードとトウを活用し、ついに勝負の時を迎えます。
 ターン3でフェルスタッペンが鋭くインへ飛び込み、見事オーバーテイク。一度はハミルトンをかわし、2番手へ浮上しました。


 しかし、ハミルトンもすぐさま反撃。続くターン4でアウト側から並びかけると、立ち上がりで優れたトラクションを活かしてポジションを奪い返し、再び2位へ返り咲きます。


 それでもフェルスタッペンは諦めません。ターン5立ち上がりからターン7まで続く高速区間では、両者がサイド・バイ・サイドで並走する圧巻のバトルを展開。互いに一歩も譲らない、限界ギリギリの攻防となりました。


 最終的にはハミルトンがこのバトルを制し、2位を守り切ることに成功。しかし、7度のワールドチャンピオン・ハミルトン と 4度のワールドチャンピオン・フェルスタッペン によるハイレベルな攻防は、間違いなくこのレース序盤最大のハイライトのひとつとなりました。

●22周目 ターン3からの猛攻、フェルスタッペンが連続バトルを制す

 フェルスタッペンが再びハミルトンに対して仕掛けます。11周目と同じくターン3でインに飛び込み、一気に前へ出る鋭いオーバーテイクを見せました。


しかし、ハミルトンも直後のストレートで冷静にトウを使い、すぐさま順位を奪い返します。まさに一歩も譲らない応酬となりました。


 それでもフェルスタッペンは攻撃の手を緩めません。ターン6で再びイン側に飛び込み、ついにハミルトンを攻略。息をのむバトルの末、勝負を決めるオーバーテイクとなりました。


この一連の攻防は、両者の意地とプライドがぶつかり合う、今季屈指の名バトルと言える展開でした。

●24周目 サインツがマシントラブルでリタイア

 ウィリアムズのカルロス・サインツが電気系トラブルに見舞われ、ホームストレート上でマシンをストップさせます。このアクシデントを受けて、レースはVSC(バーチャルセーフティーカー)が導入される展開となり、アントネッリ、ハミルトン等がピットインでタイヤ交換を行います。


●30周目 アントネッリが表彰台圏へ浮上
 4位走行中のアントネッリがシャルル・ルクレールを4コーナーまでのストレートで見事にオーバーテイクし、3位の表彰台圏内へ浮上します。

 ベテランのルクレールを相手に一歩も引かない走り。若さと勢いを前面に押し出した果敢な攻めは、観る者を唸らせる見事なオーバーテイクでした。


●56周目 激しいバトル勃発、ハジャーがルクレールを攻略し前へ!

 ペースの上がらない6位ルクレールに対し、レッドブルのもう一台・ハジャーが猛然と襲いかかります。ターン3からの立ち上がりで一気に加速し、ストレートで並びかけると、そのままサイドバイサイドでターン4へ突入する激しい攻防となりました。

互いに一歩も引かない緊迫の瞬間。しかし勝負所のターン4立ち上がりでハジャーがわずかに前へ。鋭い加速でルクレールを振り切り、見事6位へと浮上しました。



●ラッセルが逃げ切り勝利、激闘の末に掴んだ今季2勝目

 レースは終盤にかけてリードを守り切ったラッセルがそのまま逃げ切り、開幕戦以来、今季2勝目を獲得しました。最後まで崩れない安定したペースで、ライバルたちの追撃を振り切りました。
 2位争いは最後まで緊迫の展開となります。フェルスタッペンはアントネッリの猛追をギリギリで振り切り、わずかな差で2位フィニッシュ。チームの地元で意地の走りを見せ、見事に表彰台を確保しました。


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 次戦の舞台は、F1の始まりの地とも言われるイギリスGPです。今回は2連戦での開催となり、各チーム・各ドライバーにとって重要度の高い一戦となります。

 イギリスは多くのドライバーにとって母国レースとなる特別な場所であり、舞台となるシルバーストンサーキットは、長いF1の歴史の中でも数々の名勝負が刻まれてきた伝統のコースです。中でもハミルトンはこの地を“得意中の得意”としており、シルバーストン最多勝利記録を保持するなど圧倒的な強さを誇っています。
 さらに今年は、イギリス人ドライバーによる表彰台独占という数十年ぶりの快挙も達成されており、もし再び同様の結果となれば、表彰式セレモニーは良い意味で想像を超える盛り上がりになることは間違いありません。

 歴史と熱狂が交錯するシルバーストンで、再びどんなドラマが生まれるのか注目が集まります。

それでは、また来週お会いしましょう(^_^)/~
Posted at 2026/06/29 02:14:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | F1 | クルマ
2026年06月28日 イイね!

【予選結果】Rd.8オーストリアGP

【予選結果】Rd.8オーストリアGPF12026 Rd.8オーストリアGPの予選結果です。





まずは、予選予想の答え合わせです。
 ・順位的中者数 6人
 ・Q3進出的中者数 10人(全的)
↓予想と結果の比較みたいなものを作ってみました(笑)


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以下、予選結果です。

●ポールポジション:ラッセル(メルセデス)

 初日のフリー走行ではチームメイトのアントネッリに先行を許す場面もありましたが、FP3でトップタイムを記録すると、予選でも安定して上位につけ続けました。
 迎えたQ3では、最後のアタックで前方を走るフェルスタッペンの影響により最終コーナーで黄旗が提示され、一瞬ペースを落とさざるを得ない難しい状況に。それでも見事にラップをまとめ切り、トップタイムを記録。前戦に続く2戦連続ポールポジションを獲得しました。

 明日の決勝では、開幕戦以来となる優勝を掴み取り、ランキング首位を走るアントネッリとの差を少しでも縮めたいところです。


●2位:ルクレール(フェラーリ)

 フリー走行では常にトップ10圏内には入っていたものの、この時点ではポール争いの中心とまでは見られていませんでした。しかし予選に入ると一気に存在感を発揮します。
 Q3最後のアタックでは一時トップタイムを記録し、ポールポジション獲得も目前まで迫りました。最終的にはラッセルに逆転を許したものの、見事2番手を獲得。今季初のフロントロウスタートとなりました。

 決勝ではスタートでトップを奪い、レースの主導権を握れるかが大きな鍵になりそうです。


●3位:ハミルトン(フェラーリ)

 前戦優勝の勢いそのままに、今週末もフリー走行から予選まで一貫して高いパフォーマンスを披露。メルセデス勢に匹敵する速さを見せ、終始ポール争いに加わりました。
 Q3ではルクレールに続くタイムを記録し、一時はフェラーリ1-2も見える展開となりましたが、最後にラッセルが上回り3番手で予選を終えました。

 それでもフェラーリは2位・3位を確保しており、決勝ではラッセルに対して2台でプレッシャーをかけられる有利な展開が期待されます。逆転優勝に向け、スタートから主導権を握りたいところです。



以下、トップ3以降です。
●予選4位:アントネッリ(メルセデス)

 フリー走行初日からトップタイムを記録すると、その勢いのまま予選Q2まで、FP3を除く全セッションで最速タイムをマーク。今週末もメルセデスのエースとして圧倒的な速さを見せつけました。
 しかし迎えたQ3では、アントネッリ自身も決して悪くないラップをまとめたものの、チームメイトのラッセル、そしてフェラーリ勢がさらに上回るタイムを記録し、結果は4番手となりました。

 それでもレースペースには十分な期待が持てるだけに、決勝では着実に順位を上げ、ランキング争いにおけるダメージを最小限に抑えたいところです。



●予選5位:フェルスタッペン(レッドブル)

 オーストリアGPで現役最多ポール獲得を誇るフェルスタッペンは、チームの地元レースでその実力を存分に発揮しました。今週末も随所で鋭い走りを見せ、予選でも上位争いに食い込みます。
 特にQ3ではセクター2まで全体ベストを記録し、1回目のアタックではメルセデス勢にコンマ05秒差まで迫る好タイムをマーク。ポール争いに加わる速さを見せていました。
 しかし、さらなるタイム更新を狙った最後のアタックで、セクター3の最終コーナー手前で痛恨のスピン。そのままタイヤバリアにクラッシュし、アタックを終えることになってしまいました。

 最終結果は5位となりましたが、現在のマシンパフォーマンスを考えると、この順位以上にフェルスタッペンのドライビングが際立った予選だったと言えるでしょう。


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 決勝レースは明日の22時からセッション開始予定です。

 ここまでの予選を振り返ると、決勝は非常に見応えのあるレースになりそうです。

 まず注目は、ポールポジションからスタートするラッセルがスタートを決めて主導権を握れるかどうかでしょう。レッドブル・リンクはターン1までの距離が短く、スタートでの蹴り出しがそのままレース序盤の流れを大きく左右します。後方にはルクレール、ハミルトンという2台のフェラーリが控えており、ラッセルにとっては決して楽な展開にはならないはずです。
 特にフェラーリは2位・3位と理想的なグリッドを確保しており、戦略面では大きなアドバンテージがあります。ラッセル1台に対して2台でプレッシャーをかけることができるため、スタート直後から積極的に仕掛けていく可能性も高そうです。前戦で移籍後初優勝を飾ったハミルトンの勢い、そして今季初フロントロウを獲得したルクレールの巻き返しにも期待が高まります。

 一方で、4番手スタートのアントネッリも見逃せません。予選では惜しくも4位に終わりましたが、今週末を通して見せてきた総合力は依然としてトップクラスです。決勝ペースではメルセデスの強さが十分に期待できるだけに、スタートで順位を上げられれば優勝争いに加わる可能性は十分にあります。
 また、5番手スタートのフェルスタッペンも脅威となる存在です。予選ではクラッシュこそあったものの、マシン以上のパフォーマンスを引き出している印象が強く、決勝でも一瞬の隙を逃さず上位を狙ってくるでしょう。チームの地元レースということもあり、大観衆の声援を背にどこまで順位を上げられるか注目です。

 そしてオーストリアGPは、タイヤ戦略も勝敗を大きく左右するレースです。レッドブル・リンクは1周が短い一方で、連続する加速区間とブレーキングによりタイヤへの負荷は決して小さくありません。ピット戦略、アンダーカット、さらにはセーフティカーやVSCのタイミング次第で、レース展開が大きく動く可能性も十分にあります。

 果たしてラッセルがポール・トゥ・ウィンを決めるのか。それともフェラーリ勢が戦略で逆転するのか。あるいはアントネッリやフェルスタッペンが混戦を制するのか。

 優勝争いはもちろん、戦略戦や中盤以降の駆け引きまで含め、最後まで目が離せないレースになりそうです。

 レース結果はセッション終了後に投稿予定ですので、そちらもご覧いただけると嬉しいです。
Posted at 2026/06/28 01:45:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | F1 | クルマ
2026年06月27日 イイね!

【ゑむ式F1予選予想】Rd.8 オーストリアGP

【ゑむ式F1予選予想】Rd.8 オーストリアGPみなさんこんばんは、そどーゑむです。

前戦から一週間あけて行われます第8戦は、シーズン中盤戦の重要な一戦となるオーストリアGPです。
舞台となるのは、レッドブルの本拠地ともいえる名門サーキット、レッドブルリンクです。
 現在はレッドブル・リンクの名で知られるこのサーキットですが、かつてはエステルライヒリンク、そしてA1リンクと呼ばれていた時代もあり、長いF1の歴史の中で数々の名勝負とドラマを生み出してきました。

 その中でも、個人的に特に印象深いのが2019年のオーストリアGPです。

 この年のレースでは、レッドブルのフェルスタッペンが終盤にかけて圧巻の追い上げを見せ、トップを走るフェラーリのルクレールとの激しいバトルを制して優勝。レッドブルの地元で劇的な勝利を飾りました。

 この優勝は、単なる1勝ではありませんでした。
 ホンダにとっては、第4期F1参戦後の初優勝という歴史的な瞬間でもありました。

 あの勝利をきっかけに、レッドブル・ホンダは着実に競争力を高めていき、2021年にはフェルスタッペンが悲願のワールドチャンピオンを獲得。そしてグランドエフェクト時代に突入して以降は、まさに黄金期ともいえる圧倒的な強さを築き上げることになります。



 そうした流れの原点のひとつが、このオーストリアの地だったと考えると、非常に感慨深いものがあります。

 2026年現在、ホンダはアストンマーティンと共に新たな挑戦を続けています。しかし、ここまでのシーズンは苦戦が続き、思うような結果を残せていないのが現状です。
 マシンパフォーマンスの面でも厳しい戦いが続く中、ポイント獲得すら簡単ではない状況が続いています。

 それでも、このオーストリアGPはホンダにとって特別な意味を持つグランプリのひとつであるはずです。

 かつて栄光を掴んだこの地で、再び浮上のきっかけを掴むことができるのか――。

 今週末のオーストリアGPは、優勝争いだけでなく、ホンダ陣営の巻き返しという観点からも注目したい一戦となりそうです。

それでは、オーストリアGPの予選予想です。



 フリー走行3回を終え、オーストリアGPの勢力図が徐々に見えてきました。

 舞台となるレッドブル・リンクは、短いラップの中にハードブレーキングと加速区間が凝縮された、典型的なストップ&ゴーサーキットです。そのため、コーナー立ち上がりでのトラクション性能に加え、2026年マシンでは特にERSによる電気アシストをいかに効率よく使えるかが重要なポイントになってきます。

 そうした中、フリー走行で頭ひとつ抜けたパフォーマンスを見せていたのがメルセデスです。

 アントネッリがFP1、FP2でトップタイムを記録し、FP3ではラッセルが最速タイムをマーク。3セッションを通して常に2台揃ってトップ争いを演じており、このオーストリアでは現時点で最も完成度の高いパッケージを持ち込んでいる印象です。
 特に電気アシストの使い方が非常に洗練されており、低速コーナー立ち上がりからストレートにかけての加速性能はライバル勢を一歩上回っているように見えます。
 そのため、今回のポールポジション争いは、アントネッリとラッセルのメルセデス勢2台が中心になると予想しています。

 そこに割って入る最有力候補が、前戦バルセロナでフェラーリ移籍後初優勝を飾ったハミルトンです。
 ハミルトンは今週末も好調を維持しており、FP3では3番手タイムを記録。前戦の勝利で勢いを完全に取り戻した印象があり、一発の速さでもメルセデス勢に最も近い存在と言えるでしょう。予選では、メルセデス2台にどこまで迫れるか注目です。

 一方、メルセデスPUを搭載するマクラーレン勢も依然として高い競争力を維持しています。
 ピアストリ、ノリスともに全セッションで安定して上位に顔を出しており、トップ3争いからはわずかに一歩引いた位置にいるものの、十分フロントロー、あるいは2列目を狙える速さはあります。大きなミスなくラップをまとめれば、予選4〜6番手付近に食い込んでくる可能性は高そうです。

 地元レースを迎えるレッドブルにも注目が集まります。
 フェルスタッペンはこのレッドブル・リンクを得意としており、過去にも数多くの勝利を挙げてきました。ホームグランプリということもあり、当然モチベーションは高いはずです。ただ、ここまでのフリー走行を見る限り、純粋なマシンパフォーマンスではメルセデス、フェラーリ、マクラーレンにやや後れを取っている印象があります。
 それでもフェルスタッペンの一発の速さは脅威であり、ハジャーも今週は好調を維持。2台揃ってQ3進出を果たす可能性は非常に高いと見ています。

 そして気になるのがフェラーリのもう1台、ルクレールです。
 好調なハミルトンとは対照的に、ルクレールはここ数戦やや流れに乗れていない印象があります。特に直近2戦ではQ3でクラッシュを喫しており、本来持っている予選での鋭さを発揮しきれていません。
 決して遅いわけではないものの、どこか歯車が噛み合っていない状態が続いており、まずはクリーンにアタックをまとめ切ることが重要になりそうです。

 総合的に見ると、予選の構図はメルセデス優勢、ハミルトンが追い、マクラーレンとレッドブルが続く展開になりそうです。

 レッドブル・リンクはラップが短く、コンマ1秒の差がそのまま順位に大きく影響するサーキットでもあります。わずかなミス、トラックリミット、アタックタイミングの違いが明暗を分けることになるでしょう。

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 予選はこの後23時よりセッションが開始されます。

ここまでのフリー走行を見る限り、今週のオーストリアGP予選は非常に僅差の戦いになりそうです。

 最有力はやはりメルセデス勢でしょう。アントネッリ、ラッセルの両者とも全セッションを通して高いレベルで安定した速さを見せており、一発の速さという点でも他チームをわずかに上回っている印象です。特にレッドブル・リンクのようなストップ&ゴーサーキットでは、コーナー立ち上がりでのERSアシスト性能が重要になりますが、その点でメルセデスは現時点で最も完成度の高いパッケージを持ち込めているように見えます。

 その一方で、前戦バルセロナで移籍後初優勝を飾ったハミルトンも非常に気になる存在です。フェラーリ移籍後、ついに結果を掴んだことで勢いは間違いなく増しており、この流れのまま予選でもメルセデス勢に迫る走りを見せられるか注目です。

 また、マクラーレン勢も依然として侮れません。トップ3争いではやや後れを取っているものの、ピアストリ、ノリスともに安定したパフォーマンスを見せており、アタックがきれいに決まればフロントロー争いに割って入るだけの速さは十分にあります。

 そして地元レースを迎えるレッドブルにも注目が集まります。フェルスタッペンにとってレッドブル・リンクは数々の勝利を挙げてきた得意の舞台であり、ここ一番での一発には警戒が必要です。マシンパフォーマンスではライバル勢にやや後れを取っている印象ですが、ホームの大歓声を背にどこまで上位に食い込めるか注目です。

 レッドブル・リンクは年間でも屈指のショートラップサーキットであり、他のサーキット以上にコンマ1秒の価値が大きいコースです。わずかなブレーキングミス、立ち上がりでのホイールスピン、トラックリミット、さらにはアタックのタイミングまで、ほんの小さな差が数グリッドの差につながる可能性があります。

 果たしてポールポジションを掴むのは、好調メルセデスか。勢いに乗るハミルトンか。それとも地元で意地を見せるフェルスタッペンか。
 決勝の流れを大きく左右する重要な予選だけに、最初から最後まで目が離せないセッションとなりそうです。

予選結果はセッション終了後に投稿予定ですので、そちらもご覧いただけると嬉しいです。
Posted at 2026/06/27 22:27:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2026年06月14日 イイね!

【レース結果】Rd.7 バルセロナ・カタルーニャGP

【レース結果】Rd.7 バルセロナ・カタルーニャGPF12026 Rd.7バルセロナ・カタルーニャGPのレース結果です、


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●優勝:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

 2番手からスタートしたハミルトンは、好スタートを決めてポジションをキープ。レース序盤から上位グループの一角として安定したペースを刻みました。
 多くの上位勢が2ストップ戦略を選択する中、フェラーリは果敢にも3ストップ戦略を採用。ハミルトンは新品タイヤのアドバンテージを活かしながら周回を重ね、レース中盤には最後のピットストップを残した状態で首位に浮上します。
 そして40周目に導入されたVSCが大きな追い風となりました。VSC中に最後のピットストップを消化すると、ロスタイムを最小限に抑えたまま首位を維持することに成功。以降は安定したペースで後続との差を広げ、最後まで危なげない走りでトップチェッカーを受けました。

 この勝利はハミルトンにとって通算106勝目。そして何より、長年の夢だったフェラーリ移籍後初優勝という大きな意味を持つ一勝となりました。
 さらに、この勝利によって"皇帝"ミハエル・シューマッハが保持していたカタロニア・サーキット最多勝利記録を更新。新たな歴史を刻む記念すべき優勝となりました。


●2位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)

 ポールポジションからスタートしたラッセルは、完璧なスタートでホールショットを獲得。レース序盤からハイペースを刻み、後続との差を着実に広げていきました。
 戦略面では事前予想通りの2ストップ作戦を選択。序盤から終盤まで安定したペースを維持し、優勝争いの中心に立ち続けます。しかし、ハミルトンが採用した3ストップ戦略とVSCのタイミングが絶妙に噛み合ったことで、首位の座を明け渡すことになりました。
 終盤にはハードタイヤで苦しむ中、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリから激しいプレッシャーを受ける場面もありましたが、アントネッリのリタイアもあり、最終的に2位でフィニッシュしました。

 ここ2戦はトラブルや不運も重なりノーポイントに終わっていただけに、優勝こそ逃したものの、久々の表彰台獲得はチームにとっても本人にとっても大きな収穫と言えるでしょう。


●3位:ランド・ノリス(マクラーレン)

 4番グリッドからスタートしたノリスは、スタート直後から上位勢に食らいつき、序盤はメルセデス勢とハミルトンに続く位置でレースを進めました。
 マクラーレンはメルセデスと同じく2ストップ戦略を選択。タイヤへの負担が大きいコンディションの中でも、マクラーレンのマシンは優れたタイヤマネジメント性能を発揮し、ノリスは終始安定したペースを維持します。
 終盤にかけてもメルセデス勢に引けを取らない走りを見せ、表彰台争いを継続。さらに62周目、2位を走行していたアントネッリがマシントラブルでリタイアしたことで3位へ浮上しました。
 その後は後続を寄せ付けることなく走り切り、今季貴重な表彰台を獲得。苦戦が続いていたマクラーレンにとっても、大きな意味を持つ3位表彰台となりました。


以下、トップ3以降です。
●アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)

予選3位/決勝リタイア

 予選3位からスタートしたアントネッリは、スタートでポジションを守ると、序盤から2番手のハミルトンを射程圏内に捉えながらレースを進めました。
 レース全体を通して見ると、アントネッリのペースはチームメイトのラッセルを上回っており、随所でプレッシャーをかけ続けます。メルセデスの2ストップ戦略も順調に機能し、優勝争い、そして少なくとも表彰台獲得は確実と思われていました。
 そして迎えたレース終盤の61周目。ついにラッセルを攻略し2位へ浮上。首位ハミルトンとのギャップを考えると逆転優勝は難しい状況でしたが、それでもメルセデスにとっては貴重なダブル表彰台が目前に迫っていました。
 しかし、そのわずか1周後の62周目に悪夢が訪れます。マシンに突如トラブルが発生し、アントネッリはコース脇にマシンを停止。今季ここまで圧倒的な強さを見せてきたランキングリーダーは、目前だった表彰台を失う形で無念のリタイアとなりました。

 中国GPでの初優勝以降、モナコGPまで破竹の5連勝を飾り、チャンピオンシップでも大きくリードしていただけに、このリタイアは今後のタイトル争いに少なからず影響を与える可能性があります。
 とはいえ、今回もラッセルを上回るレースペースを披露するなど、その速さは健在でした。メルセデス、そしてアントネッリとしては、この悔しい結果を引きずることなく、次戦へ向けて気持ちを切り替えたいところです。


●シャルル・ルクレール(フェラーリ)

予選10位/決勝リタイア

 予選ではQ3でクラッシュを喫し、10番手からのスタートを余儀なくされたルクレール。しかし決勝では、その不利を感じさせない見事なスタートを決め、オープニングラップのうちに7位までポジションを上げることに成功しました。
 その後もフェラーリの好調なレースペースを武器に着実に前との差を縮めていきます。今週末投入された大型アップデートは確かな効果を発揮しており、チームメイトのハミルトンと同様に、ルクレールもメルセデス勢に匹敵、あるいはそれ以上とも言えるペースを披露しました。
 レース中盤以降は上位グループの一角として安定した走りを続け、主に6番手前後を走行。大きなミスもなく、このままポイントを持ち帰るかと思われました。
 しかしレース終盤の62周目、2位を走行していたアントネッリがマシントラブルでストップした直後、今度はルクレールのマシンにも異変が発生。急激にペースが落ち込みながらも何とかピットまでマシンを運びましたが、チームは走行継続を断念。そのままガレージへマシンを収め、無念のリタイアとなりました。

 結果だけを見ればノーポイントに終わったものの、レース内容そのものは非常に力強いものでした。予選での不運を跳ね返し、トップグループに迫る速さを見せていただけに、フェラーリとしても惜しまれるリタイアだったと言えるでしょう。
 一方で、チームメイトのハミルトンはフェラーリ移籍後初優勝を達成。チームに久々の勝利をもたらすことになりました。フェラーリにとっては最高の結果となった一方で、長らく優勝から遠ざかっているルクレールにとって、チームの成功を喜びながらも複雑な思いを抱くレースになったかもしれません。
 それでも、今回示したレースペースは今後への大きな希望です。次戦以降、この悔しさを晴らす走りに期待したいところです。


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以下、レースのハイライトです。

●アロンソ 地元レースはピットレーンスタートを選択

 地元スペインでのレースとなったフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は、予選後にパワーユニット交換を実施。そのためグリッドからではなく、ピットレーンからのスタートを選択することになりました。
 予選では思うような結果を残せなかったものの、チームは決勝での巻き返しを見据え、ペナルティを覚悟の上で新しいパワーユニットを投入。これにより、アロンソは最後尾からの追い上げを目指すことになります。
 また、ピットレーンスタートとなったことで、スタートタイヤやセットアップ面で自由度を確保できるメリットもありました。タイヤのデグラデーションが大きく、戦略が重要になると予想されていた今回のレースだけに、アストンマーティン・ホンダとしては異なる戦略でポジションアップを狙う形となります。
 地元ファンの大声援を受けながら、44歳のベテランがどのような追い上げを見せるのか。レース開始前から大きな注目が集まっていました。


●スタートタイヤはミディアムが多数 ハミルトン、フェルスタッペンがソフトスタート
 スタートタイヤは大半のドライバーがミディアムタイヤを選択。トップ10では2番手のハミルトン、5番手のフェルスタッペン、9番手のヒュルケンベルグのみがソフトタイヤを選択し、スタート直後のポジションアップを狙う戦略を採りました。
 一方、後方グリッドのペレス、ストロール、そしてピットスタートのアロンソはハードタイヤを選択。長いスティントを活かした戦略で上位進出を狙う構えとなりました。


●スタート:大きな波乱なくレース開始 ハジャーは大きく後退

 フォーメーションラップを終え、66周で争われるバルセロナ・カタルーニャGPがスタート。ポールポジションのジョージ・ラッセル(メルセデス)が好スタートを決めてホールショットを奪い、上位陣は大きな接触や混乱もなく1コーナーを通過しました。
 2番手スタートのルイス・ハミルトン(フェラーリ)、3番手スタートのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)も順当にポジションをキープ。優勝候補たちはまずは無難な立ち上がりを見せます。

 一方で、上位勢の中で最もスタートに苦しんだのがアイザック・ハジャー(レッドブル)でした。
 6番グリッドからスタートしたハジャーは、スタート直後のポジション争いで次々とライバルたちに先行を許してしまい、オープニングラップ終了時には14位まで大きく後退。ポイント圏外まで順位を落とす厳しい展開となりました。
 反対に、10番手スタートのシャルル・ルクレール(フェラーリ)は得意のスタートダッシュを決め、一気に複数台をオーバーテイク。オープニングラップのうちに7番手まで順位を上げることに成功し、上位グループへの足掛かりを築きました。

 全体としてはクリーンなスタートとなりましたが、ハジャーの大幅なポジションダウンが序盤最大のトピックとなりました。タイヤのデグラデーションが大きいと予想される今回のレースだけに、ここからハジャーがどこまで挽回できるかにも注目が集まります。


●3周目:ハジャーが反撃開始 サインツを攻略して13番手へ

 スタートで大きく順位を落とし、オープニングラップ終了時点で14位まで後退していたアイザック・ハジャー(レッドブル)でしたが、早くも反撃を開始します。
 3周目、前を走るカルロス・サインツ(ウィリアムズ)をオーバーテイク。見事にポジションを一つ取り戻し、13番手へと浮上しました。
 予選では6番手を獲得していただけに、現在のポジションは本来の実力を考えれば不本意な位置。しかし、レッドブルのレースペースは依然として高く、ハジャーは着実に前方との差を縮めていきます。

 ポイント圏内復帰へ向け、若きレッドブルドライバーの追い上げが本格的に始まりました。ここからタイヤ戦略も絡む中で、どこまで順位を回復できるのか注目が集まります。


●8周目:ルクレールがピアストリを攻略 6番手へ浮上

 予選10番手からスタートしたシャルル・ルクレール(フェラーリ)の快進撃が続きます。
 8周目、前を走るオスカー・ピアストリ(マクラーレン)を見事にオーバーテイク。これでルクレールは6番手へ浮上しました。
 スタート直後に7位まで順位を上げていたルクレールでしたが、その後も勢いは衰えず。今週末投入されたフェラーリの大型アップデートが効果を発揮していることもあり、レースペースでは上位勢に引けを取らない走りを見せています。

 特にこの時点ではタイヤのデグラデーションが予想通り大きく、各車がタイヤマネジメントに苦しむ中、ルクレールは安定したペースを維持。着実にポジションを上げていきました。
 予選でのクラッシュにより10番手スタートとなったことを考えれば、この時点での6位浮上は見事の一言。フェラーリ勢は2番手を走るルイス・ハミルトンとともに好ペースを刻んでおり、レース序盤からメルセデス勢にプレッシャーをかける展開となりました。


●10周目:ハジャーが怒涛の追い上げ ついにポイント圏内へ

 スタート直後に14位まで順位を落としたアイザック・ハジャー(レッドブル)でしたが、ここから本来の速さを発揮し始めます。
 3周目にサインツをオーバーテイクして13位へ浮上すると、その後も着実に順位を上げていきました。
 そして、前を走るアービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)を攻略し、ついに10位へ浮上。ポイント獲得圏内への復帰を果たします。

 予選6位からのスタートを考えれば、ようやく本来いるべきポジションまで戻ってきた形となりますが、レッドブルのレースペースを考えると、ハジャーにとってはまだ通過点に過ぎません。

 レースはまだ序盤。タイヤのデグラデーションが大きく、ピット戦略によって順位が大きく入れ替わることが予想されるだけに、ハジャーの追い上げはまだまだ続きそうです。


●28周目:ハミルトンが2度目のピットイン 3ストップ戦略が濃厚に

 28周目、2番手を走行していたルイス・ハミルトン(フェラーリ)が2度目のピットストップを行いました。
 ここで新品タイヤへ交換したハミルトンは、再びライバルたちを追う展開となります。しかし、このタイミングでのピットインは上位勢の中ではかなり早く、残り周回を考えると現在のタイヤでチェッカーまで走り切るのは難しい状況です。
 そのため、フェラーリは3ストップ戦略を選択した可能性が高くなりました。

 事前の予想通り、バルセロナはタイヤのデグラデーションが大きく、特に左フロントタイヤへの負荷が非常に厳しいコンディションとなっています。さらにリヤタイヤの熱ダレも無視できず、各チームがタイヤマネジメントに苦しむ展開となっていました。
 そんな中、フェラーリはピット回数を増やしてでも新品タイヤの性能を最大限に活かす攻めの戦略を選択。トラックポジションよりも純粋なレースペースを重視した形とした一方、メルセデス勢やマクラーレン勢は依然として2ストップ戦略を継続。フェラーリとライバル陣営で戦略が大きく分かれることになり、レース後半は戦略の優劣が勝負を左右する展開となっていきます。


●33周目:メルセデス同士による首位争いが激化

 レース中盤の33周目、この日最大の見どころの一つとなるメルセデス勢同士の首位争いが激しさを増していきます。
 首位を走るラッセルに対し、2位のアントネッリがプレッシャーをかけ続けます。序盤からアントネッリのレースペースは非常に良く、タイヤマネジメントの面でもラッセルを上回るペースを披露していました。
 ラッセルはポールポジションからレースをリードしてきましたが、ここにきてアントネッリが背後まで接近。オーバーテイクモードを活用しながらストレートで差を縮め、幾度となく仕掛けるチャンスをうかがいます。


●38周目:アントネッリが2度目のピットイン 際どくノリスの前を守る

 38周目、2位を走行していたアントネッリが2度目のピットストップを行いました。
 前周にチームメイトのラッセルがピットインしており、メルセデスは続けてアントネッリをピットへ呼び込みます。ここで新品タイヤを装着し、レース終盤へ向けた最後のスティントへ入りました。
 このピットストップで最大の焦点となったのは、36周目に先にピットインを済ませていたノリスとの位置関係です。ノリスは新品タイヤのアドバンテージを活かしてアンダーカットを狙っており、アントネッリが前でコースへ復帰できるかが注目されていました。
 しかし、メルセデスのピット作業は約2.8秒と決して速いものではなく、ピットレーン出口ではノリスがすぐ後方まで迫る展開となります。それでもアントネッリは何とかノリスの前でコースへ復帰することに成功。わずかな差ながらポジションを守り切りました。

 結果的にこのピットストップは、アントネッリにとってレース終盤の表彰台争い、そして優勝争いを左右する重要な局面となりました。

 これでメルセデス勢とノリスを含む上位の2ストップ勢はすべて最後のピットストップを完了。一方、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は依然として最後のピットストップを残しており、異なる戦略同士の駆け引きがさらに熱を帯びていきます。


●41~42周目:アロンソのリタイアでVSC導入 ハミルトンに最大の追い風

 41周目、地元スペインでの入賞を目指していたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)がマシントラブルによりコース脇でストップ。これを受けてバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入されました。

 このVSCが、レースの流れを大きく変えることになります。

 トップを走行中のハミルトンは、3ストップ戦略の最後のピットストップを残している状況でした。通常のグリーンフラッグ下でピットインすれば大きなタイムロスを被る場面でしたが、フェラーリはこのチャンスを逃しませんでした。
 翌週、ハミルトンはVSC中に3回目のピットストップを実施。タイムロスを最小限に抑えながらタイヤ交換を終えると、なんと首位のままコースへ復帰することに成功します。
 一方、ラッセルやアントネッリ、ノリスらの2ストップ勢はすでに最後のピットストップを終えていたため、このVSCの恩恵を受けることができませんでした。

 結果として、アロンソのリタイアによるVSCはハミルトンとフェラーリにとって最高のタイミングとなり、優勝争いの流れを大きく引き寄せることになります。
 その後VSCが解除されると、ハミルトンは新品タイヤのアドバンテージを活かして再スタート。後続との差を少しずつ広げ始め、フェラーリ移籍後初優勝へ向けて大きく前進することになりました。




●61周目:アントネッリがついにラッセルを攻略 メルセデス勢の順位が入れ替わる

 レース終盤の61周目、優勝争いを繰り広げるメルセデス勢の順位がついに入れ替わりました。
 首位ハミルトンを追う2番手ラッセルに対し、3番手のアントネッリが猛攻を仕掛けます。
 ラッセルはハードタイヤに苦戦し、思うようにペースを上げられない一方、アントネッリは終盤になっても安定したペースを維持しており、周回ごとにラッセルとの差を縮めていました。
 そして61周目、アントネッリはオーバーテイクモードを活用してラッセルの背後へ接近。ストレートで十分な速度差を作り出すと、そのまま鮮やかにオーバーテイクを成功させました。

 これでアントネッリは2位へ浮上。首位ハミルトンとの差は依然として大きかったものの、今季5連勝中のランキングリーダーらしい力強い走りを見せつけます。
 一方のラッセルは、終盤のタイヤマネジメントに苦しむ展開となり3位へ後退。それでもメルセデスにとってはダブル表彰台圏内を維持しており、チームとしては依然として大量ポイント獲得が見えている状況でした。

 しかし、この時はまだ誰も予想していませんでした。アントネッリが2位浮上を果たしたわずか1周後、表彰台争いの勢力図を一変させる大きなドラマが待ち受けていたのです。


●62周目:アントネッリに悪夢 直後にルクレールも戦列を去る

 レース終盤の62周目、上位争いを大きく揺るがす衝撃的な出来事が立て続けに発生しました。
 わずか1周前にラッセルをオーバーテイクし、2位へ浮上していたアントネッリでしたが、その直後にマシンへ異変が発生。突然ペースが落ちると、そのままコース脇にマシンを停めることになってしまいました。

 中国GPでの初優勝以来、破竹の5連勝を飾りランキング首位を独走してきたアントネッリでしたが、目前に迫っていた7戦連続の表彰台獲得、そして2位フィニッシュのチャンスを失う痛恨のリタイアとなりました。
 このマシン回収のため、レースコントロールは再びバーチャル・セーフティカー(VSC)を導入。メルセデス陣営には重苦しい空気が流れます。

 しかし、波乱はこれだけでは終わりませんでした。

 同じ62周目、6番手を走行していたルクレールにもマシントラブルが発生。ルクレールは何とか自力でピットまでマシンを運び込みましたが、チームはマシンをガレージへ収め、そのままリタイアを決断しました。
 予選ではクラッシュを喫しながらも、決勝では10番手スタートから着実に順位を回復。アップデートが投入されたフェラーリの高いレースペースを示し続けていただけに、こちらも非常に悔しい結末となりました。

 わずか数分の間に、2位を走行していたアントネッリと、入賞圏内を走っていたルクレールが相次いで脱落。レース終盤の勢力図は大きく塗り替えられることとなり、結果的にノリスが表彰台圏内へ繰り上がることになりました。



●レースはハミルトンの逆転優勝でフェラーリ移籍後初優勝を飾る
 レースは終盤にかけて大きく展開が動き、トップに立ったハミルトンがそのまま主導権を握り、圧倒的なペースで2位以下を一気に突き放し、後続にまったく隙を与えない走りでそのままチェッカーフラッグまで駆け抜けました。

この勝利により、ハミルトンは通算106勝目を達成。さらにフェラーリ移籍後初優勝という大きな節目となっただけでなく、“皇帝”ミハエル・シューマッハが保持していたカタロニア・サーキット最多勝利記録を更新するという歴史的な偉業も同時に成し遂げることになり、生ける伝説はF1の歴史に新たな1ページを刻みました。

 ベテランとしての豊富な経験と、フェラーリの戦略が見事に噛み合ったこの一戦 は、2026年シーズンを象徴する名レースとして長く語り継がれることになると思います。


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 次戦は、2週間後に行われるオーストリアGPです。

 開幕から勝利を積み上げてきたメルセデスですが、ついに連勝がストップし、この結果は前半戦における大きなターニングポイントになるかもしれません。

 シーズン序盤からフェラーリとマクラーレンは大型アップデートの効果もあり、レースペースが飛躍的に改善した一方、開幕から圧倒的な速さでシーズンを席巻してきたメルセデスは、直近3戦で電気系トラブルが多発し、今も原因究明を行っているとのことです。

 また中団勢では、アルピーヌとレーシングブルズによるコンストラクター5位争いを始めとする順位争いも熾烈さを増し、前半戦のヨーロッパラウンドでどれだけ点数を稼げるかが重要になってきます。特に新レギュレーション初年度はマシントラブルが頻発するため、レースでは何が何でも最後まで生き残ることが重要になってきます。
 その中で苦戦続きのアストンマーティン・ホンダのアロンソがモナコGPで入賞を果たしたのは獲得した点数以上に大きな意味を持つことになります。それでもこれから投入予定の大型アップデートが投入されるまでは、我慢のレースが続くと思います。両ドライバーの粘り強い走りに期待したいところです。

それでは、また2週間後にお会いしましょう(^_^)/~
Posted at 2026/06/15 02:20:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2026年06月14日 イイね!

【予選結果】Rd.7 バルセロナ・カタルーニャGP

【予選結果】Rd.7 バルセロナ・カタルーニャGPF12026 Rd.7バルセロナ・カタルーニャGPの予選結果です。



まずは、予選予想の答え合わせです。
 ・順位的中者数 1人(ノリス)
 ・Q3進出的中者数 9人(ガスリー:Q2敗退 :ヒュルケンベルグ:Q3進出)

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以下、予選結果です。
●ポールポジション:ジョージ・ラッセル(メルセデス)

 フリー走行から一貫して高いパフォーマンスを発揮していたラッセルは、予選でもその速さを存分に見せつけました。Q1からQ3まで常にトップ争いを演じ、今週末を通じてメルセデス勢を牽引する存在となりました。
 Q3では赤旗中断という波乱の展開がありましたが、再開後の1回目のアタックを中古タイヤながらトップタイムを記録。さらに最後のアタックでは新品タイヤを投入し、自らのベストタイムを更新して見事ポールポジションを獲得しました。

 前戦まであと一歩のところで勝利を逃してきただけに、明日の決勝ではスタートをしっかり決め、レースの主導権を握ったまま久々の優勝を目指したいところです。


●予選2位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

 直近2戦で連続表彰台を獲得し、ドライバーズランキングでも2位に浮上して迎えたバルセロナ・カタルーニャGP。ハミルトンは予選でも好調を維持し、Q1ではトップタイムを記録するなど高い競争力を示しました。
 Q2は5番手で通過したものの、勝負のQ3では最後のアタックで素晴らしいラップをまとめ上げ、メルセデス勢の間に割って入る2番手タイムを記録。これにより、フェラーリ移籍後初となるフロントロウ獲得を果たしました。

 決勝ではポールポジションのラッセルと同じフロントロウからスタートするだけに、スタート直後の1コーナーまでの攻防が大きな見どころとなりそうです。今季初優勝に向け、絶好の位置からレースに臨みます。


●予選3位:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)

 開幕から圧倒的な強さを見せ、5連勝中と絶好調のアントネッリですが、今週末はこれまでとは少し異なる展開となりました。

 フリー走行では速さそのものは見せていたものの、アタックラップを完璧にまとめ切れない場面が目立ち、終始チームメイトのラッセルに後れを取る形となりました。その傾向は予選でも変わらず、Q1からQ3まで安定して上位タイムを記録したものの、全セッションでラッセルを上回ることはできませんでした。
 それでも予選結果は3番手。今シーズン初めてフロントロウを逃したものの、優勝争いを十分に狙える位置からのスタートとなります。

 バルセロナ・カタルーニャ・サーキットはスタートから1コーナーまでの距離が長く、後方のマシンがトウを活用しやすいレイアウトです。決勝では前を走るラッセルとハミルトンのトウを最大限に活かし、スタート直後の1コーナーで首位奪取を狙いたいところです。

 5連勝中の若きランキングリーダーが、逆境とも言える3番グリッドからどのようなレースを見せるのか。決勝での巻き返しに注目が集まります。


以下、トップ3以降です。
●マクラーレン
ランド・ノリス:予選4位 オスカー・ピアストリ:予選7位

 フリー走行ではメルセデス勢に匹敵する速さを見せていたマクラーレン勢。特にFP2ではノリスがトップタイムを記録し、ピアストリも3番手につけるなど、予選ではメルセデスとのポール争いを演じる存在になると思われていました。
 しかし、予選が始まると状況は一変します。Q1、Q2ともにトップ3争いへ加わることができず、フリー走行で見せた勢いを再現できないままセッションが進行しました。
 迎えたQ3では、ノリスが最後のアタックで4番手を確保し、辛うじて2列目を獲得。しかし、昨年このサーキットでポールポジションを獲得したピアストリは7番手に留まり、レッドブル勢の後塵を拝する結果となりました。


●シャルル・ルクレール(フェラーリ):予選10位

 フリー走行ではメルセデス勢やマクラーレン勢に引けを取らないペースを見せ、予選でもQ1、Q2をともにトップ3圏内で通過。ポールポジション争いの有力候補として期待されていました。

 しかし、勝負のQ3でまさかのアクシデントに見舞われます。

 1回目のアタックラップ中、コーナリングでマシンの挙動を乱したルクレールはコースアウト。そのままバリアにクラッシュを喫し、セッションは赤旗中断となりました。マシンは大きなダメージを負い、その時点で予選を終えることとなります。
 結果は10番手。ここまでのセッション内容を考えれば、本来であればフロントロウ、あるいはポールポジション争いに加わるだけの速さを持っていただけに、非常にもったいない結果となってしまいました。
 また、前戦モナコGPでも予選でアクシデントに見舞われており、2戦連続で予選でのミスが結果に響く形となりました。今週末はフェラーリに大型アップデートが投入されており、チームメイトのハミルトンがフロントロウを獲得したことを考えても、ルクレールにとっては悔しさの残る予選となったことでしょう。
 カタロニア・サーキットはストレートエンドのターン1こそオーバーテイクのチャンスがあるものの、全体的には追い抜きが容易なコースではありません。そのため、予選順位の重要性が高く、10番手スタートとなるルクレールにとっては厳しいレースが予想されます。
 それでもマシンの速さは十分に示しているだけに、戦略やスタートを活かしてどこまで順位を挽回できるのか注目したいところです。


●ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ):予選9位

 昨シーズン、キャリア14年目にして悲願の初表彰台を獲得したヒュルケンベルグ。しかし今シーズンはあと一歩のところでQ3進出を逃すレースが続き、その速さを結果に結び付けられない展開が続いていました。

 それでも、このバルセロナ・カタルーニャGPでは“予選職人”の異名にふさわしい走りを披露します。

 Q1では強豪チームに混じって5番手タイムを記録すると、Q2でも激戦となった中団グループの争いを見事に勝ち抜き、今シーズン初となるQ3進出を決めました。
 迎えたQ3では、決勝を見据えて新品タイヤを温存する戦略を選択。その中で中古タイヤのみを使用しながら9番手タイムを記録しました。
 9番グリッドという絶好の位置からスタートする明日の決勝では、今シーズン初ポイント、そしてさらなる上位進出を狙いたいところです。


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 明日の決勝は22時からセッション開始予定です。

 カタロニア・サーキットは、マシンの総合力が問われる一方で、オーバーテイクが決して容易ではないコースとして知られています。最大の追い抜きポイントはメインストレートエンドの1コーナーであり、ここでの攻防がレースの流れを大きく左右することになりそうです。

 特に今回の注目はスタート直後の1コーナーです。ポールポジションのラッセル、2番手のハミルトン、3番手のアントネッリはほぼ互角の速さを見せており、スタートから1コーナーまでの長いストレートでトウを活用した激しいポジション争いが予想されます。アントネッリとしては、3番グリッドスタートではあるものの、1コーナーまでの距離が長く前車のトウを使えるため、前の2台を利用して一気にトップへ浮上する絶好のチャンスとなります。

 また、今年のバルセロナは路面温度が高くなることが予想されており、タイヤマネジメントが勝敗を分ける大きな要素となりそうです。特に高速コーナーが続くレイアウトの影響で左フロントタイヤへの負荷が大きく、さらに加速時のスライドによるリヤタイヤの熱ダレにも注意が必要になります。

 そのため、各チームは単純な速さだけでなく、いかにタイヤを労わりながらペースを維持できるかが重要になります。予選では速さを見せたメルセデス勢に対し、決勝ではマクラーレンやフェラーリが戦略面やタイヤマネジメントでどこまで対抗できるのかも大きな見どころです。

 戦略面では2ストップが主流になると予想されます。カタロニア・サーキットは1周ごとのタイヤ性能低下、いわゆるグラデーションが大きく、新品タイヤのアドバンテージが非常に大きいサーキットです。そのため、ライバルより先にピットへ飛び込むアンダーカットが極めて有効となり、ピット戦略が順位変動の鍵を握ることになるでしょう。

 果たしてラッセルがポールポジションから逃げ切り、久々の優勝を手にするのか。それともハミルトンがフェラーリ移籍後初優勝を飾るのか。あるいは5連勝中のアントネッリが逆境を跳ね返し、連勝記録をさらに伸ばすのか。

 チャンピオンシップ争いを占う重要な一戦が、まもなく幕を開けます。

 レース結果は、セッション終了後に投稿予定ですので、そちらも見ていただけると嬉しいです。
Posted at 2026/06/14 01:44:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | F1 | クルマ

プロフィール

「【予選結果】Rd.9イギリスGP http://cvw.jp/b/3692401/49177437/
何シテル?   07/05 13:53
どこにでもいそうな普通のクルマ好きです。 主にドライブやクルマいじりといった部分を趣味としています。 また、F1観戦も趣味の1つでありかれこれ20年近く見続...
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