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2026年06月14日

【レース結果】Rd.7 バルセロナ・カタルーニャGP

【レース結果】Rd.7 バルセロナ・カタルーニャGP F12026 Rd.7バルセロナ・カタルーニャGPのレース結果です、


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●優勝:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

 2番手からスタートしたハミルトンは、好スタートを決めてポジションをキープ。レース序盤から上位グループの一角として安定したペースを刻みました。
 多くの上位勢が2ストップ戦略を選択する中、フェラーリは果敢にも3ストップ戦略を採用。ハミルトンは新品タイヤのアドバンテージを活かしながら周回を重ね、レース中盤には最後のピットストップを残した状態で首位に浮上します。
 そして40周目に導入されたVSCが大きな追い風となりました。VSC中に最後のピットストップを消化すると、ロスタイムを最小限に抑えたまま首位を維持することに成功。以降は安定したペースで後続との差を広げ、最後まで危なげない走りでトップチェッカーを受けました。

 この勝利はハミルトンにとって通算106勝目。そして何より、長年の夢だったフェラーリ移籍後初優勝という大きな意味を持つ一勝となりました。
 さらに、この勝利によって"皇帝"ミハエル・シューマッハが保持していたカタロニア・サーキット最多勝利記録を更新。新たな歴史を刻む記念すべき優勝となりました。


●2位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)

 ポールポジションからスタートしたラッセルは、完璧なスタートでホールショットを獲得。レース序盤からハイペースを刻み、後続との差を着実に広げていきました。
 戦略面では事前予想通りの2ストップ作戦を選択。序盤から終盤まで安定したペースを維持し、優勝争いの中心に立ち続けます。しかし、ハミルトンが採用した3ストップ戦略とVSCのタイミングが絶妙に噛み合ったことで、首位の座を明け渡すことになりました。
 終盤にはハードタイヤで苦しむ中、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリから激しいプレッシャーを受ける場面もありましたが、アントネッリのリタイアもあり、最終的に2位でフィニッシュしました。

 ここ2戦はトラブルや不運も重なりノーポイントに終わっていただけに、優勝こそ逃したものの、久々の表彰台獲得はチームにとっても本人にとっても大きな収穫と言えるでしょう。


●3位:ランド・ノリス(マクラーレン)

 4番グリッドからスタートしたノリスは、スタート直後から上位勢に食らいつき、序盤はメルセデス勢とハミルトンに続く位置でレースを進めました。
 マクラーレンはメルセデスと同じく2ストップ戦略を選択。タイヤへの負担が大きいコンディションの中でも、マクラーレンのマシンは優れたタイヤマネジメント性能を発揮し、ノリスは終始安定したペースを維持します。
 終盤にかけてもメルセデス勢に引けを取らない走りを見せ、表彰台争いを継続。さらに62周目、2位を走行していたアントネッリがマシントラブルでリタイアしたことで3位へ浮上しました。
 その後は後続を寄せ付けることなく走り切り、今季貴重な表彰台を獲得。苦戦が続いていたマクラーレンにとっても、大きな意味を持つ3位表彰台となりました。


以下、トップ3以降です。
●アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)

予選3位/決勝リタイア

 予選3位からスタートしたアントネッリは、スタートでポジションを守ると、序盤から2番手のハミルトンを射程圏内に捉えながらレースを進めました。
 レース全体を通して見ると、アントネッリのペースはチームメイトのラッセルを上回っており、随所でプレッシャーをかけ続けます。メルセデスの2ストップ戦略も順調に機能し、優勝争い、そして少なくとも表彰台獲得は確実と思われていました。
 そして迎えたレース終盤の61周目。ついにラッセルを攻略し2位へ浮上。首位ハミルトンとのギャップを考えると逆転優勝は難しい状況でしたが、それでもメルセデスにとっては貴重なダブル表彰台が目前に迫っていました。
 しかし、そのわずか1周後の62周目に悪夢が訪れます。マシンに突如トラブルが発生し、アントネッリはコース脇にマシンを停止。今季ここまで圧倒的な強さを見せてきたランキングリーダーは、目前だった表彰台を失う形で無念のリタイアとなりました。

 中国GPでの初優勝以降、モナコGPまで破竹の5連勝を飾り、チャンピオンシップでも大きくリードしていただけに、このリタイアは今後のタイトル争いに少なからず影響を与える可能性があります。
 とはいえ、今回もラッセルを上回るレースペースを披露するなど、その速さは健在でした。メルセデス、そしてアントネッリとしては、この悔しい結果を引きずることなく、次戦へ向けて気持ちを切り替えたいところです。


●シャルル・ルクレール(フェラーリ)

予選10位/決勝リタイア

 予選ではQ3でクラッシュを喫し、10番手からのスタートを余儀なくされたルクレール。しかし決勝では、その不利を感じさせない見事なスタートを決め、オープニングラップのうちに7位までポジションを上げることに成功しました。
 その後もフェラーリの好調なレースペースを武器に着実に前との差を縮めていきます。今週末投入された大型アップデートは確かな効果を発揮しており、チームメイトのハミルトンと同様に、ルクレールもメルセデス勢に匹敵、あるいはそれ以上とも言えるペースを披露しました。
 レース中盤以降は上位グループの一角として安定した走りを続け、主に6番手前後を走行。大きなミスもなく、このままポイントを持ち帰るかと思われました。
 しかしレース終盤の62周目、2位を走行していたアントネッリがマシントラブルでストップした直後、今度はルクレールのマシンにも異変が発生。急激にペースが落ち込みながらも何とかピットまでマシンを運びましたが、チームは走行継続を断念。そのままガレージへマシンを収め、無念のリタイアとなりました。

 結果だけを見ればノーポイントに終わったものの、レース内容そのものは非常に力強いものでした。予選での不運を跳ね返し、トップグループに迫る速さを見せていただけに、フェラーリとしても惜しまれるリタイアだったと言えるでしょう。
 一方で、チームメイトのハミルトンはフェラーリ移籍後初優勝を達成。チームに久々の勝利をもたらすことになりました。フェラーリにとっては最高の結果となった一方で、長らく優勝から遠ざかっているルクレールにとって、チームの成功を喜びながらも複雑な思いを抱くレースになったかもしれません。
 それでも、今回示したレースペースは今後への大きな希望です。次戦以降、この悔しさを晴らす走りに期待したいところです。


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以下、レースのハイライトです。

●アロンソ 地元レースはピットレーンスタートを選択

 地元スペインでのレースとなったフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は、予選後にパワーユニット交換を実施。そのためグリッドからではなく、ピットレーンからのスタートを選択することになりました。
 予選では思うような結果を残せなかったものの、チームは決勝での巻き返しを見据え、ペナルティを覚悟の上で新しいパワーユニットを投入。これにより、アロンソは最後尾からの追い上げを目指すことになります。
 また、ピットレーンスタートとなったことで、スタートタイヤやセットアップ面で自由度を確保できるメリットもありました。タイヤのデグラデーションが大きく、戦略が重要になると予想されていた今回のレースだけに、アストンマーティン・ホンダとしては異なる戦略でポジションアップを狙う形となります。
 地元ファンの大声援を受けながら、44歳のベテランがどのような追い上げを見せるのか。レース開始前から大きな注目が集まっていました。


●スタートタイヤはミディアムが多数 ハミルトン、フェルスタッペンがソフトスタート
 スタートタイヤは大半のドライバーがミディアムタイヤを選択。トップ10では2番手のハミルトン、5番手のフェルスタッペン、9番手のヒュルケンベルグのみがソフトタイヤを選択し、スタート直後のポジションアップを狙う戦略を採りました。
 一方、後方グリッドのペレス、ストロール、そしてピットスタートのアロンソはハードタイヤを選択。長いスティントを活かした戦略で上位進出を狙う構えとなりました。


●スタート:大きな波乱なくレース開始 ハジャーは大きく後退

 フォーメーションラップを終え、66周で争われるバルセロナ・カタルーニャGPがスタート。ポールポジションのジョージ・ラッセル(メルセデス)が好スタートを決めてホールショットを奪い、上位陣は大きな接触や混乱もなく1コーナーを通過しました。
 2番手スタートのルイス・ハミルトン(フェラーリ)、3番手スタートのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)も順当にポジションをキープ。優勝候補たちはまずは無難な立ち上がりを見せます。

 一方で、上位勢の中で最もスタートに苦しんだのがアイザック・ハジャー(レッドブル)でした。
 6番グリッドからスタートしたハジャーは、スタート直後のポジション争いで次々とライバルたちに先行を許してしまい、オープニングラップ終了時には14位まで大きく後退。ポイント圏外まで順位を落とす厳しい展開となりました。
 反対に、10番手スタートのシャルル・ルクレール(フェラーリ)は得意のスタートダッシュを決め、一気に複数台をオーバーテイク。オープニングラップのうちに7番手まで順位を上げることに成功し、上位グループへの足掛かりを築きました。

 全体としてはクリーンなスタートとなりましたが、ハジャーの大幅なポジションダウンが序盤最大のトピックとなりました。タイヤのデグラデーションが大きいと予想される今回のレースだけに、ここからハジャーがどこまで挽回できるかにも注目が集まります。


●3周目:ハジャーが反撃開始 サインツを攻略して13番手へ

 スタートで大きく順位を落とし、オープニングラップ終了時点で14位まで後退していたアイザック・ハジャー(レッドブル)でしたが、早くも反撃を開始します。
 3周目、前を走るカルロス・サインツ(ウィリアムズ)をオーバーテイク。見事にポジションを一つ取り戻し、13番手へと浮上しました。
 予選では6番手を獲得していただけに、現在のポジションは本来の実力を考えれば不本意な位置。しかし、レッドブルのレースペースは依然として高く、ハジャーは着実に前方との差を縮めていきます。

 ポイント圏内復帰へ向け、若きレッドブルドライバーの追い上げが本格的に始まりました。ここからタイヤ戦略も絡む中で、どこまで順位を回復できるのか注目が集まります。


●8周目:ルクレールがピアストリを攻略 6番手へ浮上

 予選10番手からスタートしたシャルル・ルクレール(フェラーリ)の快進撃が続きます。
 8周目、前を走るオスカー・ピアストリ(マクラーレン)を見事にオーバーテイク。これでルクレールは6番手へ浮上しました。
 スタート直後に7位まで順位を上げていたルクレールでしたが、その後も勢いは衰えず。今週末投入されたフェラーリの大型アップデートが効果を発揮していることもあり、レースペースでは上位勢に引けを取らない走りを見せています。

 特にこの時点ではタイヤのデグラデーションが予想通り大きく、各車がタイヤマネジメントに苦しむ中、ルクレールは安定したペースを維持。着実にポジションを上げていきました。
 予選でのクラッシュにより10番手スタートとなったことを考えれば、この時点での6位浮上は見事の一言。フェラーリ勢は2番手を走るルイス・ハミルトンとともに好ペースを刻んでおり、レース序盤からメルセデス勢にプレッシャーをかける展開となりました。


●10周目:ハジャーが怒涛の追い上げ ついにポイント圏内へ

 スタート直後に14位まで順位を落としたアイザック・ハジャー(レッドブル)でしたが、ここから本来の速さを発揮し始めます。
 3周目にサインツをオーバーテイクして13位へ浮上すると、その後も着実に順位を上げていきました。
 そして、前を走るアービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)を攻略し、ついに10位へ浮上。ポイント獲得圏内への復帰を果たします。

 予選6位からのスタートを考えれば、ようやく本来いるべきポジションまで戻ってきた形となりますが、レッドブルのレースペースを考えると、ハジャーにとってはまだ通過点に過ぎません。

 レースはまだ序盤。タイヤのデグラデーションが大きく、ピット戦略によって順位が大きく入れ替わることが予想されるだけに、ハジャーの追い上げはまだまだ続きそうです。


●28周目:ハミルトンが2度目のピットイン 3ストップ戦略が濃厚に

 28周目、2番手を走行していたルイス・ハミルトン(フェラーリ)が2度目のピットストップを行いました。
 ここで新品タイヤへ交換したハミルトンは、再びライバルたちを追う展開となります。しかし、このタイミングでのピットインは上位勢の中ではかなり早く、残り周回を考えると現在のタイヤでチェッカーまで走り切るのは難しい状況です。
 そのため、フェラーリは3ストップ戦略を選択した可能性が高くなりました。

 事前の予想通り、バルセロナはタイヤのデグラデーションが大きく、特に左フロントタイヤへの負荷が非常に厳しいコンディションとなっています。さらにリヤタイヤの熱ダレも無視できず、各チームがタイヤマネジメントに苦しむ展開となっていました。
 そんな中、フェラーリはピット回数を増やしてでも新品タイヤの性能を最大限に活かす攻めの戦略を選択。トラックポジションよりも純粋なレースペースを重視した形とした一方、メルセデス勢やマクラーレン勢は依然として2ストップ戦略を継続。フェラーリとライバル陣営で戦略が大きく分かれることになり、レース後半は戦略の優劣が勝負を左右する展開となっていきます。


●33周目:メルセデス同士による首位争いが激化

 レース中盤の33周目、この日最大の見どころの一つとなるメルセデス勢同士の首位争いが激しさを増していきます。
 首位を走るラッセルに対し、2位のアントネッリがプレッシャーをかけ続けます。序盤からアントネッリのレースペースは非常に良く、タイヤマネジメントの面でもラッセルを上回るペースを披露していました。
 ラッセルはポールポジションからレースをリードしてきましたが、ここにきてアントネッリが背後まで接近。オーバーテイクモードを活用しながらストレートで差を縮め、幾度となく仕掛けるチャンスをうかがいます。


●38周目:アントネッリが2度目のピットイン 際どくノリスの前を守る

 38周目、2位を走行していたアントネッリが2度目のピットストップを行いました。
 前周にチームメイトのラッセルがピットインしており、メルセデスは続けてアントネッリをピットへ呼び込みます。ここで新品タイヤを装着し、レース終盤へ向けた最後のスティントへ入りました。
 このピットストップで最大の焦点となったのは、36周目に先にピットインを済ませていたノリスとの位置関係です。ノリスは新品タイヤのアドバンテージを活かしてアンダーカットを狙っており、アントネッリが前でコースへ復帰できるかが注目されていました。
 しかし、メルセデスのピット作業は約2.8秒と決して速いものではなく、ピットレーン出口ではノリスがすぐ後方まで迫る展開となります。それでもアントネッリは何とかノリスの前でコースへ復帰することに成功。わずかな差ながらポジションを守り切りました。

 結果的にこのピットストップは、アントネッリにとってレース終盤の表彰台争い、そして優勝争いを左右する重要な局面となりました。

 これでメルセデス勢とノリスを含む上位の2ストップ勢はすべて最後のピットストップを完了。一方、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は依然として最後のピットストップを残しており、異なる戦略同士の駆け引きがさらに熱を帯びていきます。


●41~42周目:アロンソのリタイアでVSC導入 ハミルトンに最大の追い風

 41周目、地元スペインでの入賞を目指していたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)がマシントラブルによりコース脇でストップ。これを受けてバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入されました。

 このVSCが、レースの流れを大きく変えることになります。

 トップを走行中のハミルトンは、3ストップ戦略の最後のピットストップを残している状況でした。通常のグリーンフラッグ下でピットインすれば大きなタイムロスを被る場面でしたが、フェラーリはこのチャンスを逃しませんでした。
 翌週、ハミルトンはVSC中に3回目のピットストップを実施。タイムロスを最小限に抑えながらタイヤ交換を終えると、なんと首位のままコースへ復帰することに成功します。
 一方、ラッセルやアントネッリ、ノリスらの2ストップ勢はすでに最後のピットストップを終えていたため、このVSCの恩恵を受けることができませんでした。

 結果として、アロンソのリタイアによるVSCはハミルトンとフェラーリにとって最高のタイミングとなり、優勝争いの流れを大きく引き寄せることになります。
 その後VSCが解除されると、ハミルトンは新品タイヤのアドバンテージを活かして再スタート。後続との差を少しずつ広げ始め、フェラーリ移籍後初優勝へ向けて大きく前進することになりました。




●61周目:アントネッリがついにラッセルを攻略 メルセデス勢の順位が入れ替わる

 レース終盤の61周目、優勝争いを繰り広げるメルセデス勢の順位がついに入れ替わりました。
 首位ハミルトンを追う2番手ラッセルに対し、3番手のアントネッリが猛攻を仕掛けます。
 ラッセルはハードタイヤに苦戦し、思うようにペースを上げられない一方、アントネッリは終盤になっても安定したペースを維持しており、周回ごとにラッセルとの差を縮めていました。
 そして61周目、アントネッリはオーバーテイクモードを活用してラッセルの背後へ接近。ストレートで十分な速度差を作り出すと、そのまま鮮やかにオーバーテイクを成功させました。

 これでアントネッリは2位へ浮上。首位ハミルトンとの差は依然として大きかったものの、今季5連勝中のランキングリーダーらしい力強い走りを見せつけます。
 一方のラッセルは、終盤のタイヤマネジメントに苦しむ展開となり3位へ後退。それでもメルセデスにとってはダブル表彰台圏内を維持しており、チームとしては依然として大量ポイント獲得が見えている状況でした。

 しかし、この時はまだ誰も予想していませんでした。アントネッリが2位浮上を果たしたわずか1周後、表彰台争いの勢力図を一変させる大きなドラマが待ち受けていたのです。


●62周目:アントネッリに悪夢 直後にルクレールも戦列を去る

 レース終盤の62周目、上位争いを大きく揺るがす衝撃的な出来事が立て続けに発生しました。
 わずか1周前にラッセルをオーバーテイクし、2位へ浮上していたアントネッリでしたが、その直後にマシンへ異変が発生。突然ペースが落ちると、そのままコース脇にマシンを停めることになってしまいました。

 中国GPでの初優勝以来、破竹の5連勝を飾りランキング首位を独走してきたアントネッリでしたが、目前に迫っていた7戦連続の表彰台獲得、そして2位フィニッシュのチャンスを失う痛恨のリタイアとなりました。
 このマシン回収のため、レースコントロールは再びバーチャル・セーフティカー(VSC)を導入。メルセデス陣営には重苦しい空気が流れます。

 しかし、波乱はこれだけでは終わりませんでした。

 同じ62周目、6番手を走行していたルクレールにもマシントラブルが発生。ルクレールは何とか自力でピットまでマシンを運び込みましたが、チームはマシンをガレージへ収め、そのままリタイアを決断しました。
 予選ではクラッシュを喫しながらも、決勝では10番手スタートから着実に順位を回復。アップデートが投入されたフェラーリの高いレースペースを示し続けていただけに、こちらも非常に悔しい結末となりました。

 わずか数分の間に、2位を走行していたアントネッリと、入賞圏内を走っていたルクレールが相次いで脱落。レース終盤の勢力図は大きく塗り替えられることとなり、結果的にノリスが表彰台圏内へ繰り上がることになりました。



●レースはハミルトンの逆転優勝でフェラーリ移籍後初優勝を飾る
 レースは終盤にかけて大きく展開が動き、トップに立ったハミルトンがそのまま主導権を握り、圧倒的なペースで2位以下を一気に突き放し、後続にまったく隙を与えない走りでそのままチェッカーフラッグまで駆け抜けました。

この勝利により、ハミルトンは通算106勝目を達成。さらにフェラーリ移籍後初優勝という大きな節目となっただけでなく、“皇帝”ミハエル・シューマッハが保持していたカタロニア・サーキット最多勝利記録を更新するという歴史的な偉業も同時に成し遂げることになり、生ける伝説はF1の歴史に新たな1ページを刻みました。

 ベテランとしての豊富な経験と、フェラーリの戦略が見事に噛み合ったこの一戦 は、2026年シーズンを象徴する名レースとして長く語り継がれることになると思います。


***************************************************************

 次戦は、2週間後に行われるオーストリアGPです。

 開幕から勝利を積み上げてきたメルセデスですが、ついに連勝がストップし、この結果は前半戦における大きなターニングポイントになるかもしれません。

 シーズン序盤からフェラーリとマクラーレンは大型アップデートの効果もあり、レースペースが飛躍的に改善した一方、開幕から圧倒的な速さでシーズンを席巻してきたメルセデスは、直近3戦で電気系トラブルが多発し、今も原因究明を行っているとのことです。

 また中団勢では、アルピーヌとレーシングブルズによるコンストラクター5位争いを始めとする順位争いも熾烈さを増し、前半戦のヨーロッパラウンドでどれだけ点数を稼げるかが重要になってきます。特に新レギュレーション初年度はマシントラブルが頻発するため、レースでは何が何でも最後まで生き残ることが重要になってきます。
 その中で苦戦続きのアストンマーティン・ホンダのアロンソがモナコGPで入賞を果たしたのは獲得した点数以上に大きな意味を持つことになります。それでもこれから投入予定の大型アップデートが投入されるまでは、我慢のレースが続くと思います。両ドライバーの粘り強い走りに期待したいところです。

それでは、また2週間後にお会いしましょう(^_^)/~
ブログ一覧 | クルマ
Posted at 2026/06/15 02:20:37

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