ツイーターのコンデンサ交換

今までのイジリでドア内張りの取り外しを繰り返しているうちに、運転席側ツイーターの端子同士が当たってショートしてしまった様で、ツイーターが故障してしまっていたので、ツイーターの交換を機会にコンデンサチューンに挑戦してみることにしました。

取り外してきたツイーターです。
コンデンサの容量は2.2μFでした。
14年間お疲れさま。

新しいツイーターはオクで中古を、コンデンサは新品のバイポーラ(両極性)コンデンサ(4.7μF)を落札してきました。
フィルムコンデンサも考えましたが、今回はツイーターの交換が大きな目的だったので安価な普通の電解コンデンサにしました。

HPF(低域遮断周波数）ｆは、コンデンサの容量をC、回路の抵抗をRとすると、「ｆ＝１/2πCR」で求められます。
ツイーターのインピーダンス(抵抗)は4Ωなので、2.2μFでは約18kHzとなります。

人間の可聴域は20Hz～20kHzですが、残念ながら健康体でも加齢によって徐々に可聴域は狭まっていきます(特に高音域・・・)。
なので、理論上18kHz以上の音しか通さないとなれば・・・ツイーターの音はほとんど聞こえないと考えて良いと思います(＾＾;)

手に入れたコンデンサは4.7μFなので、HPFは約8.5kHzとなります。
あまり容量の大きいものだと本来ツイーターが担当する範囲外の低い音までツイーターが再現しようとしてしまい、かえって音質が低下したりツイーター破損の可能性もあるので、ただ容量を大きくすれば良いというものでは無いので注意です。

ハンダごてでハンダを溶かし、純正のコンデンサを取り外して新しいコンデンサを取り付けます。あまり長くハンダごてを当てると故障の原因になるので時間をかけずササッとやるのがポイントです。

ツイーターの取り外し・取り付けはドア内張りを外さずにでき、コンデンサの付け替えも簡単なので作業はトータルで30分もあれば余裕です。

ハッキリ言って音質は変わりました。
高音域もハッキリ聞こえるようになり、クリアな印象が強まりました。女性ヴォーカルだと、いままで歌声のみ聞こえていたのが息遣いまで聞こえてくる様な感じです。

僕は音のクリア感は欲しいけど、キンキンとした高音は苦手(ワガママｗ)なタイプなので高音側のイコライザは0に設定してますが、それでも十分な印象を受けました(＾＾)ｂ