研磨コーティング
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
グーテンアーベント🇩🇪
過去形ですが研磨コーティングについてです。
こんなことしたらメルケル首相もキレ散らかすと思います。
おそらく世界初ですよ、エンジンの上でピザ温めるの。
エンジンの上でピザを温める速さに関してはギネスに載ってます。
頑張って探してみてください。
その間にドミノピザくらいなら温まります。
今回は2日かけて綺麗にしました。洗車と細部洗浄のオヤツタイムはピザです。
毎年、年明けに研磨は行います。
ってことで投稿第二弾ですがクセはまだ抜けてないので古事記でも読んでいる気持で眺めてください。
今回もかなり「硬め濃いめ」な先輩と一緒に行いました。
2
十分にエンジン周りやブレーキの放熱を終えたあとは洗車と細部洗浄から始めます。
基本中の基本です。
ブレーキローターに関してはハードブレーキ後でない限り自然冷却させてください。
いきなり水をかけると急冷により残留応力が加わったりで歪みます。
帰りの高速でブレーキローターが宙を舞うと思います、それくらいやばいですよ。
細部洗浄は無機質汚れを化学反応で溶かして落とす酸性の専用のケミカルを使用し、塗装面のスケールやエンブレムなどの輪郭を綺麗にします。
塗装面のスケールは多少ある分には大丈夫ですが、たくさんあるとコンパウンドの絡みで磨きにくくなるのでスケールが硬め濃いめ多めの方はしっかり落としてください。
硬め濃いめ多めはラーメンだけでいいです。
油や有機汚れに強いアルカリ寄りのケミカルはあまり使わないですね、
花粉や黄砂は雨の前、雨の後にすぐにしっかり落としておきましょう、そうすればあまり出番ありません。
焼肉屋の換気扇の下に車を置かないことも大切です。
3
5インチや3インチのポリッシャーを駆使して傷は深く追いすぎない程度に磨いていきます。
スキンケアで言うとピーリングに近い程度でしょうか、
クリアを削っていくということになりますのでやりすぎ注意。
アカスリで強くやりすぎると赤くなって痛くなるのと同じです。
塗装の色の部分が出てきたら再塗装になります、板金行きです。
塗膜が薄くなるのと、熱が入るとクリアが溶けて剥がれてしまいますので手で抑える圧もコントロールが大切です。
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傷が深く多かったり、スケール汚れが進行し侵食による陥没等によるダメージがある部分に関してはウールを使います。一気に磨けるので断然早いです、ウールの磨き傷を後からウレタンで2工程くらい行い落として綺麗にします。
自分の車ですし面倒なのでマスキングはしません、ガラスを磨く時くらいですかね。
ゴミの処理が出てくるのと毎回、自分の磨くのコンセプトは「軽く傷を無くす」ですのでそこら辺はルールはないので皆さんはお好きにご安全にどうぞ。
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ガラス以外の部分は磨き終わった何も塗ってないスッピン状態です。黒は鏡のように映り込み深みのある色なので美しいです。
傷というのは車に乗る上ではどうしてもついてしまいます。
ぶつけたり、バッグを当ててしまったり、服が擦れたり、洗車の際にできてしまう傷や摩擦などはゼロにはなりませんが普段の洗車くらいは摩擦をゼロに近づけて、乗る際もボディには極力触れないようにします。
ボンネットやバンパー、ルーフやフェンダーなどの飛び石は見なかったことにしてます。走れば天然サンドブラスト状態です。
この車らしからぬ飛び石ですので今度見てみてください。
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今回は下地にセラミック硬化系コーティングを入れました。
いろんな素材の硬化系がありますがケミカルをかなりの頻度で洗車毎に使用するので個人的にはセラミックが向いてます。
硬化系は無くても大丈夫ですが、あると安心です。洗車傷程度であればクリアの層では無くコーティング膜で傷がつく場合もあるので塗装を守る点では塗ってたほうがいいですね。
ガラス系ってのは皮膜は硬いですがケミカルで溶けて落ちてしまう可能性が高いので私には合わないです。
ちなみにフロントガラスもそうですが、二酸化ケイ素というのはフッ化水素酸などで溶けてしまいます。コレに界面活性剤などが含まれているケミカルを使うと乾きにくくなりいつのまにか水で流し忘れてしまい中和もせずに放置してしまうと白く曇らせてしまいますので注意です。
7
硬化系の乾燥が終わった後、しっかり拭き取ります。
コレが甘いとムラっぽく残ったまま取れなくなるので再度、研磨が必要になります。
百目鬼になったつもりでよく見て拭きましょう。
そして、上から塗るのは今回はイギリスから輸入した50mlで110ポンドするワックス
Mitchell & KingのLilyです。
オイル分の多いワックスで撥水などするワックスでは無く、艶や色の濃さ深みなどを重視したワックスです。
とても塗りやすいですがオイル分多いため、拭き取るのにしっかり乾燥させ薄塗りを繰り返さないと本領発揮されない難しいワックスです。
実際、天然素材のワックスってのは水のシミ、雨のシミにはめっぽう強いです。大体は次の洗車で落とせてしまいますね。
水道水や地下水は地域によってカルキやカルシウムなど含有量が違いますが、車にとっては白く乾いて残ってしまうので汚れにくさの個体差はあります。
そしてこのワックスは塗り重ねていっても天然成分ですのでミルフィーユ状になり曇っていくことがワックスにもよりますがコレは無いです。
個人的にコレは三層くらいが良いです。
むしろどんどん厚く重ねていってワックスの層を育てていくものもあるので楽しいですね、ワックスも奥が深いです。
化学系なワックスなど混ぜ物系も使うと面白いです。
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オブシディアンブラックです。
メタリックの黒ですが映り込みが濃いとメタリックがわからなくなるくらい濃くなりました。
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見惚れて立ったまま3日位経ってたと思います。
10
富士山とツーショット。
この子も喜んでました。
グローブボックスを開けると手紙が入っていたとか、「ハービー機械仕掛けのキューピッド」みたいな展開はやはりなかったみたいです。
ちなみに初日の夕飯は御殿場のホテル付近のイタリアンでしたが、1人で来たのに4人家族分くらいの金額になっていました。
毎年恒例行事です。
道具も含めて技術は私のDIYレベルですがどんぐり3個くらい集めてもらえれば良ければお手伝い致します。
変顔も頑張るので楽しくやりましょう。
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