
前回に書いた内容と別に・よくある水温トラブルです。
ラジエーターの水がエンジンをガンガン速く回れば冷えるような気がしちゃいますよねぇ~・・・?
今回はプーリー比について御参考になればと思い書いておきます。
また例として日産系直6なんかの比較的多いエンジンの車両を例題としてお話し致します。このタイプのL6と言われるエンジンはチューニングフリークにも人気があり2000ccのベース車両に24,26.28などの排気量の違うエンジンなどに乗せ換えさている事も多々ある事は有名ですよね。問題はエンジンを交換している事では無く、ラジエーターのサイズとプーリーのサイズが合ってない事、これは冷えない原因になると気がついてない人が意外と多いです。
画像の左側はGC110系(Ken&Mary)のウォーターポンププーリーです。
画像の右側はGC10系(箱スカ)のウォーターポンププーリーです。
回転比の観点から見れば当然左の小さいプーリーが速い回転で回り右の大きいプーリーがゆっくり回るのは想像できますよねぇ~1969年~1972年頃のプーリーなんかより1973年頃以降のプーリーの方が冷えるような気がしちゃうのもありますよねぇ~
1973年以降のプーリーは全て小さい方になっていましたので勘違いしちゃうのも当たり前なんですが・・・・何が違うと言えば・・・ラジエーターサイズが大きくなっているんですよね。そんな訳で水の量も増える訳ですし全然内容が変わってきます。
注意が必要なのはラジエーター面積が小さいのに小型のウォータープーリーに変更している場合は温度上昇しますよね!
水が速く回れば冷えるなんて勘違いなんですよ。・・・
・・・冷える前にラジエーター通過してエンジン内に戻ってまた温めてしまう訳ですよ・・・
よく見るトラブルとしてハコスカにKen&Mary以降のプーリー付けてる車両見ますが今回書いた内容で冷えて無いです。
この内容は他の車種にも当てはまると思います。頭の片隅に置いてやって下さい。
私が色々言うより
メーカーさんは物凄いお金かけて開発したと思います。
困った時はオリジナル(ノーマル)を基準に考えて頂く必要ですよね。
Posted at 2025/06/24 21:44:35 | |
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