2025年11月13日
この時代に走らせるのに絶対必要だと思う整備と作業はと聞かれたら・・・
間違えなくプラスアースをマイナスアースに変更する事。
これは現代のクルマは当然マイナスアースなのは誰でも知ってますよね!
しかしダットサンP312もそれ以前のダットサンもプラスアースの車両が存在してます。何もオプションは装着しないと・・・俺は完全オリジナルが絶対に良いと思うとか言ってる人はココでお話しは出来ません。まぁ~早く博物館に寄付しちゃってください。
少しは走れる車両にした方が良いと思う人だけ読んでくれれば良い訳です。
足として乗りたい人には絶対的にマイナスアースにしてほしいと思います。
理由として・・・
・・・フルトランジスター(フルトラ)点火システムに出来ません。
P312はポイント式点火でチョクチョクポイント調整が必要となります。現代を走る車両にポイント点火は無いですよね。当方はマイナスアースにしてルーカスタイプのフルトランジスターを組み込みしました。その後は調整もする事無く始動性も良く点火不良も無く安心してます。
カーステレオなどのオプション品も今の時代は全てマイナスアースなのでプラス、マイナスを逆に繋ぐなどすると内蔵マイコンの破損などがあります。さらにオプション品だけでなく、電磁ポンプなどの燃料ポンプにはプランジャーも電源を逆さに繋ぐと故障の原因となります。当方は燃料ポンプは2年間の間に3回故障しております。
マイナスアースにした後からは一度も故障しません。P312は本来機械式ポンプなのですが当方のP312は購入した時から電磁ポンプになっておりました。純正機械式は入手出来なかったので電磁ポンプで対応しておりました。
デファレンシャルギヤ 4.625 3速ミッションじゃ現代の高速道路なんて走れませんよね!
もちろんですがP312が製造された時代に高速道路なんて沢山あった訳でも無いから当時はそれほど無理も無かったとは思いますが、初代東京オリンピックの時から高速道路の計画とかはあった訳なのに当時の車両開発では考えてないのも理解に苦しむ事ではありますよね!何はともあれP312に乗った事のある人ならきっと思うはず・・・3速ミッションで4.625 のデフギヤ・・・唸りまくるエンジンとその振動・・・このクルマ大丈夫ですか?・・・これでいいのでしょうか?
当方は4.111のデフギヤにしております。3速コラムミッションは車両の雰囲気を壊さないようにするため現在は変更しておりませんが、4.111に変更してからは高速道路でも静かに走れてます。山道などの加速にも問題になってはいません。
4輪ドラムブレーキに シングルマスターシリンダー 止まるわけない!
まぁ~4輪ドラムも問題ではありますが、シングルマスターの弱点はかなり多いと思って良いです。3/4のマスターシリンダーって物がP312には付いてますが・・・3/4と聞くとこのP312より10年程後の日産車には沢山使用されているから特に問題無いようにも感じますが、全然違います。この後の車両達に使用されてるのはタンデム式と言うタイプです。
まず4輪自動車のブーレーキってフロント側から作動するのが理想なんです。
そんな訳でタンデムタイプはフロント側の配管が運転席に近くリヤ側配管が運転席から見て前方外側になっています。この配置のおかげでやや先にフロント側から作動する事になっています。シングルマスターシリンダーは4輪同時に作動させるため急ブレーキやパニックブレーキなどの場面では不安定にリヤ側が先にロックしてしまうなんて事もあります。
事故、車体をぶつけるのイヤと思う人はタンデムタイプにされた方が良いと思います。当方は7/8のリプロのマスターシリンダーにしております。
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以前に書いたブログにこの文面より詳しく書いているページがあります。
Posted at 2025/11/13 22:23:21 | |
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DATSUN P312 | クルマ