
鬼 効かないブレーキ と言ってますが ・・・整備してない訳じゃないですよ。
マスターシリンダーのリペアしました。4輪カップ O/H も当然しました。
なんとなくは良くなった感じはありますが、この程度のブレーキの効きじゃ突然目の前に飛び出しとかあった時に止まれる訳が無いですよね!
それもそのはず・・・
シングルタイプマスターシリンダーで前後を同じ分岐で4輪ドラムに油圧かけてます。ドラムブレーキって事ですら不安定になるのが当たり前なのですが前後をシグルマスターを一つの分岐のみで油圧をかけて止まれる訳が無いですよね。
このシグルマスターなんて物の構造から言ってしまえばクラッチのマスターと変わらない構造なんですよね。このまま今の時代に走らせるのはやはり無責任な行動と思いますので対策をする事にしました。
オリジナルのマスターシリンダーはシングルタイプの3/4ですが、対策用に用意したのは7/8のタンデムタイプです。近年リプロでも手に入るのでこれを使用します。
タンデムタイプにするのでリヤにまわる分岐は分岐部でメクラにします。リヤ配管はマスターシリンダーリヤ部に接続しますが、配管制作の注意としてダットサンP312のブレーキ配管は英国車などに使用されてるネジピッチです。交換するマスターシリンダーは国産車用のネジピッチなのでブレーキフレアナットは用意しておく必要があります。これで少しブレーキは効くようになりました。しかしこのクルマを運転するのは主ではなく我が家の奥様なので・ブレーキ効くようになったよ!・って言っても・ブーキがカタイ・って踏み込めない・って言ってます。・・・そぉ~だよなぁ~
油圧を強くするって事はペダル踏んだ感じはカタイ感じは増すよね!
☆☆☆マスターバック無しなんて女性には乗れない!☆☆☆
そぉ~なんですよマスターバックも付いてないから油圧が強くなればなるだけペダルを踏む力の反発は強くなる訳です。
非力な我が家の奥様がこのペダルを踏み込める訳ないですよね。
さぁ~次の問題はマスターバックって事なのですが、P312にはマスターシリンダーの奥にマスターバックが付く余裕なんて無い。マスターシリンダーの奥にマスターバックを抱合せるならバッテリーの位置の変更をするようになってしまいます。レーシングカーとかチューニングカーじゃないんだからバッテリなんか移動しないで考えるようですね。そんな訳で英国車バンデンプラスやミニとか見てるとロッキード製のブーキブースターの存在がありましたのでコレ使います。
一般的なマスターバックはペダルを楽に踏めるようにペダルとマスターシリンダーの間に入れているのですが、ロッキード製のブレーキブースターはマスターシリンダーから出た油圧側に負圧を利用して踏み応えを楽にする考え方です。
エンジンルームのスペース的問題からすればこの方法が最良と考えブレーキブースターを装着しました。
だいぶ止まれるクルマになりました。
フロントディスク化も進行させてます。
Posted at 2025/04/22 08:54:24 | |
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