ただ、生きよう。

将来のことを考えすぎて、今の自分を犠牲にしていませんか？
もちろん、将来のことを考えるのは大切です。
しかしながら、将来のことを考えることによって、今の自分が犠牲になってしまっては本末転倒です。
今、最善の策を取っているのであれば、今、幸せになれることをしても差し支えありません。
将来のためといって、自分を押し殺すのが、本当に幸せですか？

私は双極症（双極性感情障害）になって、医者に通い、「将来の呪縛」について勉強する機会を得ました。
いろんな考えがあるでしょうが、これだけは変わらない事実として、将来の人生、自分の意志に反するか反しないかは別にして、なんとかなります。
要するに、自分で思っているようにはならないが、なんとかなる、ということです。
なにを、無責任なことを言っているんだと思う方もいるかも知れませんが、事実、どう転んでも、なんとかなるのです。

私は運が良い方なので、今までに1度も死ぬことはありませんでした。
双極症の人で生きている人は、かなり運のいい人です。
双極症が100人いれば20人ぐらいが自殺企図をして、そのうちの2人ぐらいが実際に死にます。
2％ぐらいの人が死ぬ計算です。
インフルエンザで死ぬ確率は0.1％くらいなので、どれだけ危険な病気なのか分かってもらえると思います。

その数値を見るに、双極症だけで見たとしても、ただ、生きるだけで、運がいいのです。
何度も言いますが、ただ生きるだけで、運がいいのです。

ただ生きるだけでは駄目なんですか？
生きるのに、そんなに理由は必要ですか？
明日のことを忘れて、まず今日を真剣に生きてはいけないのですか？

ただ、生きよう。
それができただけで、あなたは運が良い。