SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary  

・表現力
　ボケ
　　綺麗なボケという訳ではありませんが、特段困るようなこともないです。
　　撮影対象によってはくるくる回っているようなボケだったり、少しうるさい感じがしています。
　解像
　　ピント面はしっかりシャープで良く解像していると思います。
　　解像することだけが良さではないのですが、シャープに抜けて見えるというのは気持ちイイと思います。
　色のり
　　お散歩レンズで70-200mm F4L IS USMを使っていますが、それよりは軽い色ではあります。
　　まあLレンズ的な色を求めるか、求めないかでも変わるので好みかなと言うところです。
　周辺
　　まだAPS-Cセンサーのカメラでは使ってないのですが、フルサイズだと四隅がちょっと雑になる感じがあります。

・携帯性
　100-400mmという焦点距離を考えるとだいぶ良いかと思います。
　公称1,160g(シグマ用)ですので軽い訳ではありませんが、散歩レンズとして持ち歩くときにそこまで困らない重さです。
　ただ頭が重いため、片手で持ち歩いていると重心の関係から重く感じることがあります。
　もっと鍛えろって話しですね。
　だいたい70-200mm F4L IS USMと変わらないくらいの大きさなのですが、インナーズームではないため長さが伸びます。

・操作性
　Canonのレンズと同じ回転方向なので扱いやすいです。
　スイッチ関係が多いのですが、そうそう変更することもないので。
　今までのレンズではなかった面白いものが、AF→MO→MFというスイッチ。
　カスタムスイッチの割り当てはUSBドックで行うため、使う場合はUSBドックが必要になります。
　最短撮影距離が160cmと長いため、個人的には短くならないかな？と感じるところはあります。
　最大撮影倍率は0.26倍と結構イイです。
　散歩で花を撮りたいときなどにありがたいです。

・AF
　個人的には全く問題がないレベルです。
　というか普通に早いですが、基本静態を撮ることが多いのでここは実際に使ってみてください。
　迷いは純正でもありますし、そんなときはピントリングでアシストすれば良いだけですので問題ないです。
　手元の個体ではピンずれも感じることがなく無調整で使っているのですが、若干無限遠が怪しい気がしなくもないです。

・手ぶれ補正
　購入時はアレ？なんか補正が弱い？と思ったのですが、USBドックで効きの調整をするとしっかり効くようになりました。
　なのでUSBドックは必須ではないかなと思います。
　といいますか、せっかくシグマのレンズを使うのであればUSBドックは一緒に購入しましょう(笑

・総評
　F5始まりなので明るいレンズではありませんが、携帯性を考えると十分です。
　つかいどころは晴天下が一番ですが、ある程度ISO感度を上げれば対応もできます。　もちろんF4始まりの方が嬉しいですけど。。
　写りは予想より凄く良くてビックリしました。
　売り文句として「小型軽量ボディと最高のパフォーマンスを両立」ということが書かれていますが、それに恥じることないレンズだと思います。
　山を散歩する際に50-500mmですと重すぎてキツイ、70-200mmだとあと少しが足りないといった事が多く、全てその足りない部分を補ってくれるレンズです。
　散歩する際の重量もボディと合わせて約2kgですので、片手で持ち歩ける範囲です。
　50-500mmでも片手で持ち歩けなくはない(気軽ではない)ですが、何よりもボディマウント部に負荷が掛かりすぎてしまうので怖いところ。
　ライトバズーカ。
　イイです。このレンズ。
　

関連情報URL：https://www.sigma-global.com/jp/lenses/cas/product/contemporary/c_100_400_5_63/