【はじめに】
今回のブログでは中華製品について取り上げてますが、政治的な意図や思惑は一切ありませんし、私個人は政治的・民族的な主義思想はありませんし、右も左もどっちの人も面倒臭いと思ってるタイプなので予めお断りしておきますね。(こう書いておかないと変な輩が湧いて出てくるので)
みんカラでは純粋に、車に関わる事「だけ」を書き連ねて、述べていきたいと思っています。
リーゼントインプレッサですが、前のオーナーさんが付けたドラレコがあるんですね。
ただ、もうだいぶ古いものですし、経年劣化で本体の取付部がもう限界で、本体がステーから外れてしまうんですね。(# ゚Д゚)キィ!
なもんで、買い替えようかと。
ただ、ドラレコなんて頻繁に買うようなものでもないし、最新のトレンドってどんなものなのよ、と調べてみたらもう自分が知ってるドラレコの知識と、現在の流行のモデルの現実とは乖離がありまくりでもうびっくり。
そんなこんなで、ドラレコについて思ったこと。
1)ミラー型?ノーマル型?
デジタルミラー、なるものが流行しだしてからもう久しい(って言ってもまだ4~5年くらい?)ですが、確かに普通のルームミラーではピラーで死角になるようなところまで視野が広範囲に、且つ鮮明に見えるようになる、ってのはとても良いですね。バック時にはガイド線なんかも表示されるようですし、至れり尽くせり。
反面、後続車や障害物などの距離感が通常のミラーとは異なってくるので慣れが必要、と。
この距離感、若い頃だったら大して気にすることも無かったと思うんですが、通常のミラーで30年近く運転してしまった私にはどうにも慣れるよりもストレスの方が大きくなってしまいそうな気がして、今回の購入では候補から外しました。
カー用品店で実物のデモ画像なんかを見ても、なんか…しっくりこない…
ものすごく曖昧、且つ「ふんわり」した感覚論なんですが、運転操作なんて感覚がモノを言うことが大きいと思っているので、ちょっと今回はその感覚を大事にしようかと。
2)日本製?中華製?台湾製?韓国製?
今回、一番悩んだところ。
ぶっちゃけ、日本製のセルスター・コムテック・ユピテル・ケンウッド・パイオニアで最初は検討してました。
しかしよくよく調べていくと、日本製とは言いつつも実際のところは中国・台湾・韓国の会社のOEMだったり、研究開発を発注していたりというのが実際のところだったようで、この傾向は別に日本だけではなくて諸外国全て同じ傾向のようで。
だったらもう中華・台湾・韓国の製品を買った方がよくね?安いし。
なんか機能も性能も段違いに上っぽくね?
っていう思考になり。
実際、Amazonでドラレコを検索かけると出てくるのは中華製品ばかり。
ただ、これらの製品のレビューをよくよく調べてみると「玉石混交」という言葉が正にピッタリ。
信頼に値するメーカー・製品がある一方、性能を誇大・誇張に謳い、詐欺まがいの広告と、「マトモじゃない」低価格で客を釣っていると思われるメーカー・製品も多々ある。
そもそもだけど、ドラレコに限らずAmazonで売ってるモノって「明らかにおかしなくらい相場からかけ離れた安さ」で売ってる品って、大抵ゴミなんですよね。
ドラレコでも、ご多分に漏れずこの法則が当てはまっているようで。
で、その中華製品の中でも、「マトモな値段」…というか、むしろ日本製のものよりも高い値段で売ってるものについてはレビューについてもマトモなものが多く、なんで高いのか、って言えばこれはもう単純に、スペックが段違いで日本製のモノより上回っているからです。
ひとつ例を挙げれば、有効画素数。
日本製は、ほぼほぼ約200万画素。すなわちフルハイビジョン。
なんでか、って言えば単純に、ナンバーをキチンと読み取るための画素数は200万画素あれば十分、という結論に達しているからだそうです。それ以上の画素数はもうオーバースペックである、と。まぁ生真面目な日本人気質がモロに出てるような…
大して中華製のドラレコのトレンドは「4K」。つまり約800万画素。
4倍以上ですよ。画像の鮮明さはもはや圧倒的ですよね。
でもだがしかし。
画素数が多くなるデメリット…すなわち画素数という情報量が大きすぎて、レンズから取り込んだ情報を画像に落とし込む処理する能力を、ドラレコの小さい筐体に詰め込むには限界があり、結果、情報処理が追い付かず、モニターに映し出される映像はザラついたものになってしまうという問題があり、日本メーカーはこの点を特に忌避して、より堅実で実用特化路線、言葉が悪くなってしまえば「安パイ」な方向性の製品ばかりという印象です。
ただ、海外メーカーはそのデメリットを処理能力の向上などでクリアし、高精度の画質と、昼・夜・朝夕の逆光・トンネル通過・ヘッドライト反射など、どのようなシーンでも実用に耐えうる画像処理を両立させた商品をリリースしています。ただ、
マトモな商品はやっぱりお高いですが。
とは言え、価格が高いのは最新作の状態のもの。モデルチェンジや廃番となった品は価格が一気にドーンと下がります。このあたりは車と同じですね。
3)本体に搭載される蓄電デバイスは?
蓄電デバイス、なんて面倒くさい言葉を使ったのは、「電池」とは言えないものが現在のドラレコの「ほとんどに」使われているからです。
どんなものか、と言えば「スーパーキャパシタ」と呼ばれるもので、「電気二重層コンデンサ(EDLC)」というのが日本語的には正確な言い方なのかな…?知らんけど。
このスーパーキャパシタ、何が優れているか、って言うと従来のリチウムイオン電池などに比べると
・熱暴走しない
・耐候性がある
・長寿命
・大容量
・高速の充放電が可能
…などなど。ホントいいことずくめ。デメリットは(たぶん、ですが)お値段が高いんでしょうね。きっと。
特に、熱暴走しない事と耐候性がある事の2点は、昨今の日本の夏の気温を考えると、超高温になる車内でいつ発火・爆発するかわからんようなリチウム電池なんかフロントガラスに貼り付けておけんわ!と。
この点、現行の日本製のドラレコは(知りうる限りですが)100%、スーパーキャパシタを採用しています。安全・安心を最優先にするモノづくりですね。
対して中華製ですが、スーパーキャパシタ搭載(採用)と明記していない製品が多々あります。
―――白状しますが、価格の安さと、もはやドラレコの画像とは思えないくらい鮮明で美麗な画質に惹かれた品がありまして、レビューも高評価、中華製にしては珍しく3年保証とメーカーもマトモそうで、よし決めた!これを買う!ってAmazonでポチっとしてしまったんですね。
…よくよく調べてみたら、リチウムイオン電池だと。
(;゚Д゚) うぉおおおおおおい!マジかよ!と、慌ててキャンセルし、ドラレコ選びが振出しに戻りました…
改めてレビューを隅々まで読み返すと、発火・爆発はさすがにしてませんが、本体がびっくりするくらい熱くなって、熱暴走で録画ができていないことがある、というレビューがあり。
運転中は安定して録画してくれるのがドラレコの最低限の仕事、だと思ってるのでもうこの時点でスーパーキャパシタを搭載していないドラレコはどんなに他の性能が良くても論外となりました。
ちなみにキャンセルした品ですが、安かった理由は後継機がリリースされていて、要は型落ち品、になってしまっていた訳ですね。
ただその後継機、画素数はフロントカメラは旧モデルと同じ4Kでしたが、リアカメラは200万画素にグレードダウン。スーパーキャパシタは搭載されていましたが、イメージセンサーもSONY製ではなくなっていましたね…
ちなみに価格は型落ちして安くなった旧モデルよりも「何故か」安くなってましたw 価格が安いのは有難いにしても、画像の美麗さという最強の武器を手放してしまった時点で魅力が無くなってしまったので、検討対象から外れてしまいました…
4)カメラの数は?
現在のドラレコのトレンドは「撮影の死角なし」。
もう、前後2カメラなんてのはもはや最低限の条件で、前後+室内の3カメラ、側方監視もできる4カメラ、全周監視ができる360度カメラなんてものもあります。
もちろん、カメラ数が増えるほど高くなりますし、取付工賃も高額になります。360度カメラはもはやよくわからんw
ただね…
そりゃあね、カメラ数が多ければ多いほど良いのは頭ではわかってるんです。えぇ。「ナニカ」あった時、有り体に言ってしまえば事故った際にはカメラの死角で撮れていませんでした!なんてことはドラレコを付けている意味が無い。
…うん、そうよね。そうなんですよ。わかってるんです。当然ですよ。
たださぁ
(# ゚Д゚) 高っけぇ! のよ。
その上、取付工賃も(配線数が増えるから当然なんですが)高くなるんでしょ?
…キッツイわぁ…
…うん。事故って、過失割合がこっちが不利になるような状況になったらそんな額がチンケに思えるくらいのお金が飛んでいくぜ? ってのも、頭ではわかってるんです。頭では。
―――これ、結局結論が出ませんでした。
この4点で2か月ほど悩んで悩んで、結局コレを買いました。
VANTRUE S1 Pro
購入経緯と実機レビューはまた後日改めてします。