ボールジョイントのサービスキャンペーン

先日某所で立ち往生している旧型ワゴンRを発見したので、ああ、これは事故だろうと思って車を脇に寄せて歩いて行き、何か手伝える事が無いか声を掛けました。

って、何じゃこりゃ？右フロントタイヤだけがあらぬ方を向いています。ドライバーの方は「何かに当たった訳でもなく、走り出したら突然動けなくなった」と仰るのですが、、、「そんな事があるものかねぇ？」とタイヤ内側を見てみると、何と言う事でしょう！ロアアームのボールジョイントがポッキリと外れてしまってます。

この部分、ブーツが破れて異音が出たりとかは経験がありますけど、完全に外れているのは初めて見ました。既に救助を呼んだとの事ですし、脇へ動かそうと押して、ドライブシャフトを傷めても嫌だったので断念しました。

低速走行中の破損でドライバーさんに怪我がなく、他に損害を与えたのでも無かったのが不幸中の幸いではありました。

さて、帰ってから何気なくネット検索したら、ワゴンRのこの部分にはメーカーからサービスキャンペーン（点検無償/交換有償）が発表されているようです。（この個体が該当車かどうかはわかりませんが）
ワゴンRのサービスキャンペーンについて
>不具合の内容 サスペンションアームにおいて、ダストブーツが長期間の使用における摩耗や外的要因により損傷が生じた状態で冠水路走行などを行いますと、当該ブーツからボールジョイント内部へ水が浸入し、当該ジョイント内部が錆びて摩耗します。そのため、ハンドル操作時に異音が発生したりすることがあり、適切な点検整備等を行わず、そのままの状態で使用を続けると、ボールジョイント部が外れるおそれがあります。
>サービスキャンペーン開始日平成23年11月25日
>平成5年8月22日～平成10年9月1日
う～ん、発表時点で13年～18年落ち、不具合の内容は古い車にはありがちな事にも思えますが、サービスキャンペーンを実施していると言う事は余程多発したのでしょうか。

ところで、この部分の点検は法律上は2年毎の車検時のみとなっているようです。かつての自分の経験を思い出しても、古い車に乗るなら、腕の良い車屋さんで見てもらう事は大事だなぁと思うところです。ああ、カムリの18ヶ月点検行かなくちゃ。