えー、
前回までのアラスジ。
ふと衝動的に大型自動車第一種免許を取りたくなり、
一発試験(試験場での試験)専用の教習所で修行すること10
年 時間ほど経ったある日、
「コノウラミハラサデオクベキカ」と(略)
…ということで、技能試験(一発試験)のために運転免許試験場へやって参りました。
埼玉県の場合は鴻巣にある運転免許センターになります。
ちなみに、コノ連載でシツコク「さいたま( ゚∀゚ )!」と書いてるのは、
細かいことを言い出すと都道府県毎に結構試験事情が違うので…とか色々と理由がね。
それはさて置き、ホントに一発試験をイッパツで通れば文句ないんですが、
普段4tトラックとかで運行している「プロ(運送業)の方」による受験が多い中で、
合格までの平均受験回数が5回って、どーゆーこと? …まぁ、
そういう事です。
1.普段の運転のクセがそもそも道交法違反
「ソレは法規通りです」という以上の価値観がない世界って、ある意味で異質といえば異質だし、
減点されない方法をカラダに染み込ませてないと多分合格は無理かたつ無理。
2.試験対策的なアレを蒐集しきってない
よくハマるのが「曲がる交差点の30m手前までにアレを全部終えておく」って動作が必要な事。
「アレ」とは
「ウィンカー→横と後ろの巻き込み確認→幅寄せ(進路変更動作) 」の事。
試験場だと頻繁に右左折を繰り返すので「車両が真っ直ぐな状態で上記動作をする」のがミソ。
逆にコレができないと絶対に合格しませんよ、と朝ミーティング的な場所で宣告されるw
3.試験官とコースレイアウトの「引き」
当時の埼玉県の技能試験コースは2コースあって、片方のコースの合格率は確かに妙に低く、
俺は結局そのコースで合格デキなかったり、「運転にメリハリ有り過ぎ」とか怒られたり。
よく「試験官が(略)」って言うヒトいるけど、ソレら以外の要素だと、
あとはもう「線からハミ出る/出ない」とかいうデジタル的な評価に終始するし。
こういう要素を交えつつ「S字」「クランク」「縦列駐車」「方向転換」というプレイをし、
減点法採点で70点以上の状態で完走しないとイケないのですが、
完走する段階になってくるまでが「何か物凄く遠いwww」感じがしたのは俺だけだろうか。
初回で技能試験を受ける際には、視力と深視力の検査を受けた、
という記載が当時の俺日記2004条第6項18節に書いてある。
ほんで受付を済ませると「今日のアンタは順番的に○番で受験ね」というカードを貰える。
その後は9:30から朝ミーティングが始まって各種説明を受けて、10:00から試験開始。
試験1回目:
この日は初回の受付に手間取ったせいもあるのか「39番」とかカードに書いてあった。
採点は減点法で70点を切ったところで即試験中止となるので、
「お?アソコまで行ったぞ?完走か?!完走か?!」とか下世話な事をしてたりしたが…
39番って確実に午後の受験だが、待ちに待った俺がこの日は何処まで走ったか?というと。
発進→縦列駐車→クランク→試験中止
…えー?マジすかキビシィィィィィ!! …というのが当時の俺感想らしい。
この日の試験官の採点では「運転にメリハリ有り過ぎ」とかいう評価だったらしく、
つまり発進・停止を繰り返す毎に点数が引かれていったというアレにてオシマイお疲れ様です。
試験2回目:
この日は完走するヒトが多く、つまり待ち時間が伸びる傾向にあって待ち疲れたらしい。
つまり、試験時にはクタクタだし試験官は怖そうな見た目のヒトだし…とまぁ散々だった。
発進→縦列駐車→クランク→坂道→試験中止
「メリハリがなさすぎ」「トラックに乗り慣れてないからか運転自体が雑」とかいう、
「何だよ言われたとおりにやってみたつもりが逆切れ的に蔑む方向かよ!」的なアレ。
まぁ、加減速に関しては逆に考えると、昨日と併せて上限と下限が解ったので良かったが、
当時の俺はソコまで思考が及ぶタイプでは無かったらしく(苦笑)ハイ、また明日。
試験3回目:
「仏の顔を三度まで」とか言う(言わねーよw)けど、別に仕事でもねーのに慣れてもなぁ…的な。
ただしこの日は試験コースが1・2回目と違う「2コース」となり、
このコースの方が合格率が高いと聞いてチョットだけ気分が良くなったらしい。
発進→S字→踏切→方向転換→
クランク→坂道発進→障害物→完走
試験官:「仮合格です」
俺様:「合格キタしコレ!!!www」
とりあえず完走して発着場に戻った車内で評点とかアドバイスを聞くんだが、
聞く限りだとギリギリっぽい内容で…
・このぐらいスムーズに走行できるといいですね
・左曲がりに慣れてない様なので目視がずっと左ミラーばっかり
・だけど適度に周りを見てるので目視はOKにした
・基本動作もしっかり出来ているので頑張ってください
・ただし、最後の発着点への寄せが左過ぎなので注意汁
やっと合格かよとか思ったが、平均で5回ぐらい、試験官の記憶で最大だと25回とかいた、
なんて話を思い出すに…まぁ、上出来なのかしらモシカシテ。
ああ、そうそう。
「仮合格」って何故言われるかっつーと、最後の降車動作が終わってないからで、
その動作で減点されると…ってことで、くれぐれも注意したいトコロ。
しかしてこれ、現行制度の大型自動車第一種と比べるとどうなの?って疑問があった、
なので今まで調べてなくて知らなかったのでgoogle先生に聞いてみたところ。
まず、試験車両自体がそもそも
デカすぎる。

↓

さらに試験制度というか手順自体も冗長化されており。
つまり
旧来の実技試験内容では仮免許を取れるぐらいの内容でしかなく、
路上での練習&試験を重視しているという実戦的な内容に変化したらしい
…とはいえ、まぁ当然かもなぁ。
「天下りが(略)」とか言いたい気分もあるかもだけど、実際に技能試験を受けて思ったが、
こんな試験一発するだけでスグ乗れても危険が危ないよなぁ…とは思ったし。
ただ、当時の場合、掛かる時間が圧倒的に短いのもあってかなりローコストなのは事実だった。
教習に使った10時間で約4万円弱、試験場の技能試験が1回4400円だったらしい、
なので俺の場合は5万円ちょっとで大型自動車第一種を取れたっつー …いいのか?コレ。
ちなみに中型自動車免許の一発試験(技能試験)は場内なの?とか思ったら、
コレもまた「路上試験のみ」とかいう改定(細かいことは省略するが)を食らってるし、
結構な勢いで日本の免許制度も実戦的な方向に改定されたんだな…とは思った。