ボンネット・ワイヤ交換

ボンネットを開くことはできるが、閉めた後に半ドア状態になる事象が発生。
走行中に完全にボンネットが開いて視界を妨げるということは無いが、完全に閉めたつもりでも、ある程度走ると隙間が開いた状態になってしまう。気付いて戻しても同じことになる。

自分では原因が良く判らなかったが、車検に出した際に、前輪が当たっていたようで、タイヤでワイヤの被覆が擦れて内部に錆が生じ、インナーワイヤの動きが渋くなっていたことが原因であるとの指摘をいただく。また、手動でキャッチャー位置を戻せるよう応急処置も施していただいていた。

ヤフオクで中古ワイヤを入手。
面倒でヤル気が出なかったが、デパオフ参加中であれば、詳しい人が周囲に多数という状況なので、もし何かあっても心強いと考え、施工を決意。

ボンネット内のワイヤ経路は画像の緑線のとおり。ところどころクリップで留まっているが、脱着にはあまり苦労は無い。

室内側の経路は同じく緑線のとおり。アンダーカバーを外せば、アクセス可能。オープナーはそのままでも何とかなりそうだったが、外した方が作業性が良い。

問題はメインハーネスと一緒にファイアーウォールを通っている箇所のグロメット。滅茶苦茶にタイト。

フェンダー内は車検時にインナーを切り欠いてもらっており、手探りでアクセス可能なため、ワイヤを引き出すことはできたが、ファイアーウォールのグロメットへのアクセスは無理だった。

仕方無いのでバラしてフェンダーを浮かせてアクセスを確保。フェンダーはマッドガードとかヘッドライトとか様々な固定箇所があり、脱着はやりたくないが、ここまで来たら未完のまま元に戻すのも悔しいし、問題も根本的には解決しない。塗ったばかりで塗装に傷を付けることは絶対に避けたいところ。完全に取り外すにはバンパーも外さないといけないが、これを省略しても何とかなったのは救い。

これにより目視はできないものの、手探りでグロメットへアクセスできる状態は確保。旧ワイヤを引き抜くことは力づくで引っ張ることで対処できたが、メインハーネスが通っているグロメットの内径がタイトで交換用ワイヤの挿入は難航。グロメット外径に余裕があったので、手探りでやすりを用いて別の穴を開けて、そこを通す。

正常なワイヤはほぼ抵抗無く動き、旧ワイヤとの違いは明確。動作確認後は各箇所を原状回復。錆びたネジと良く判らないスペーサーが各1個余ったが、付けなくてもまあ大丈夫でしょう。

しかし、もう二度とやりたくない。（今後もうやる必要も無いと思うが。）