来週から後学期の授業が始まる。
今朝愛車N-ONEで岐阜へ帰省した。恐らくこの長距離ドライブがN-ONEにとって一区切りになるだろう。12月にはアクアZの納車が控えており、次に家族と共に東京へ戻るときは新しいクルマでの移動が待っている。
雨天の中での諏訪湖
写真の通り、天候はあいにくの曇天。諏訪湖を望むサービスエリアに立ち寄ると、厚い雲に包まれた山々と湖面が一体となり、静謐でどこか学術的な風景を呈していた。人々が立ち止まり、説明板を見ながら湖と街並みを眺める姿は、フィールドワークの一場面のようでもあった。
走行フィール ― 軽の域を超えた3気筒ターボの余裕
N-ONEの最大の美点は、やはり3気筒ターボエンジンがもたらす振動の少ない滑らかさである。都市部での発進・停止の繰り返しにおいても安定感が際立ち、長距離走行では「軽自動車」というカテゴリーを意識させない。特に中央道の登坂車線では、ターボの過給によるスムーズな加速が心強く、車線変更も不安なくこなすことができた。
燃費性能 ― 実用域での安定性
往路の平均燃費は約24km/L前後を記録。ハイブリッドカーと比べれば数値的に劣るが、純ガソリン車としては堅実な値であり、軽量ボディとCVTの制御が効いていることを示している。さらに、街乗りと高速の両極端な条件で数値の大きなブレがなく、安定した燃費傾向は実用車として評価できるポイントだ。
高速道路での安定性 ― 車幅と重量配分の影響
軽自動車ゆえの車幅の狭さ(1,495mm)は、中央道のトンネルや大型車の横を抜ける際に横風の影響を受けやすい。しかし、ホイールベースと車高バランスが良く、ハンドリングに過敏な挙動はなく抑制的。ドライバーに「限界を意識させつつも安心感を持たせる」設計思想が感じられた。
学びとしてのクルマ体験
今回の帰省ドライブを通じて再認識したのは、自動車が単なる移動手段ではなく、家族の生活を支える「社会的基盤」でもあるという点だ。来週は妻と犬を乗せて東京に戻る予定だが、その瞬間もN-ONEは最後まで役割を果たしてくれるだろう。そして次の段階では、アクアが燃費・安全性・空間性において新たな研究対象となる。
N-ONEが与えてくれた実走データと体験を学術的にも活かしつつ、次なる車歴を積み重ねていきたい。
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2025/09/13 12:18:58