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北海道のスキーシーズンはGWにフィナーレを迎えます。

春シーズンの雪質は湿ってグシャグシャで。
重いわりにコシが無く｡
操作し難い面はあるのですが。

その柔らかい雪面のお陰でコブ斜が少しだけ易しくなるので。
転んでも痛くないとか。滑落しにくいとか。
なので、春スキーシーズンは「コブ斜」で遊びます♪
(正確には、遊べるようになるため転びまくります｡w)

という訳で｡
5月6日。
板をクルマに積み、向かった先は「サッポロテイネスキー場」｡
「女子大回転」と「北壁」に最後の挨拶をと思っていたのですが｡

間もなく到着という時点で降り始めた雨は｡
止むどころか暴風で横殴り。
雪質は大根おろし状態で。
寂しくスキーセンターの出入口から手を振って終了。

切り替えて向かった先は「ピリカコタン」｡


ここはアイヌの民族文化を継承するための文化交流センターで。
中には無料の展示と有料の展示ゾーンがあって｡
有料のゾーンでは展示物に触れることが出来るので。
幾何学的な紋様の装飾を施された「ルンベ」という着衣とか。
木や獣の皮で作られた猟に使う仕掛けや日用品など｡
実際に手にとってみることが出来ました。

そして。近隣に温泉街が有ったので。
せっかくなので温泉に浸かろうと｡
入ったのは「定山渓温泉 鹿の湯」｡


豊平川のせせらぎに耳を傾けながら露天風呂に浸かり｡
風呂上がりには無料のマッサージチェアで。
3D的な揉む、押す、叩く動きで｡
んー｡極楽極楽♪

長くなったので、その２に続きます｡

去り行く冬を惜しみつつ。

雪解け水の流れる樹海ロードを1時間半。
着いた先は「狩勝峠」です。

実はスキー場に行こうと思って板を積んで。
「サホロリゾート」スキー場を目指しましたが。
標高が高いので雪質どうかなーなんてお気楽に考えて。
ですが…。残念ながら営業は終了してました｡w

いつものとおり滑れなきゃドライブに切り替えて。
せっかく来たから富良野に行こうと。

交通情報でお馴染みの狩勝峠を通り、道の駅南ふらのを目指します。

山の稜線に残る雪が輝き、空の青と絶妙のコントラストを見せ。
所々雪解け水が流れますが、概ねドライな道をマイペースで走ります。

ほどなくして着いた道の駅でスタンプをゲット。
水槽を泳ぐイトウを眺め。
どこか観光出来る場所はないかなーと思って探したら。
映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地の幾寅駅が近いということで。


駅改札の周りにはロケセットが残されていますが。
ほとんどベニヤ板。
でも、そうとは思えない質感はさすがです。

持ってきたパンをかなやま湖畔で食べたあとは。
富良野の駅を目指します。
それはなぜか。
それは「唯我独尊」があるから。
以前、横浜のデパートで催されていた北海道物産展でココのカレーを食したことがあって。
いつか訪れたいと思っていたのです。


がしかし。
さっき食べたパンのせいで食事をする気が起きません。www
せっかく来たのに。
なので、「隣の独尊」という隣のパン屋でパンを買って帰ることにしました。w
ここでは富良野あんぱんを買って。家で翌朝食しましたが。
言われた通り電子レンジで軽く温めて食べると。
ワタシ好みのつぶあんが詰まったもっちり生地のパンはとっても美味しかったです。

パン屋を後にして向かった先は。
「五郎の石の家」です。
残念ながらまだ冬季閉鎖。www
行き当たりばっ旅ならではです。


横浜ナンバーが珍しかったのか、作業に来ていたスタッフ(富良野観光協会?)の人が話し掛けて来ました。
「わざわざ横浜からぁー(ﾟДﾟ)!!」と。
い、いやそうではないんですけどね。w
暫し歓談したあと、お礼を言って今度は「拾ってきた家」に向かいます。


こちらは家の中まで入れました♪
これ、劇中で作ってるのを見てましたが。
クオリティ高いです。どの家も。
そして「素敵ねぇー。」の言葉が頭に浮かび。
うっかり涙しそうでした。

さて、「北の国から」を堪能した後は。
十勝岳の麓で露天風呂に入ることにしました。
向かった先は「吹上温泉」。
ホントは無料混浴露天風呂に入りたかったのですが。
(敢えて言おう、邪な気持ちは少ししか無いと。w)
ちょっと季節的に早かったので。
少し先の白銀荘に。

無臭の源泉かけ流しの湯に浸かりながら刻々と変わる雲の色を眺めての湯は最高でした。
もう少し十勝岳が見えれば良かったけれど。

さて、腹ごなしが出来たので。


やっぱり来てしまいました。
頼んだのは唯我独尊の自家製ソーセージカレーです。
スパイシーな味付けは胃袋を刺激してどんどんスプーンがすすみます。
このとっても美味しいルーはすぐに足りなくなります。
けど、大丈夫。
ルーはお代わり無料なのです。
ただ…。お皿を差し出して「ルールルルー」(蛍がキタキツネを呼ぶ風に)と言うのが店のルールなので。
オサーンには少し恥ずかしく、カレーのせいではない汗を感じました。w

山の稜線には雪が残っていますが、確実に冬から春にシフトしています。
あと半月かな。バイクの季節は。
そしたらまた来よう。
少しだけ大きな声でお代わりするために。

4月に入るとここ北海道でも市街地の気温がプラスに転じ｡
もうスキーって雰囲気じゃなくなってますが｡

雪解け水の流れる絶景ロードを1時間半。
着いた先は「札幌テイネ」スキー場です。

このスキー場は「ハイランドゾーン」と「オリンピアゾーン」の２つのゾーンに分かれていてゴンドラで結ぶ形になっています。
残念ながら「オリンピアゾーン」の営業は終了してましたが｡

クルマをゴンドラ駅脇の駐車場に止めて、歩いてセンターハウスに向かいます。
磁気式のチケットを購入してフード付きのクワッドで山頂へ。
いくつものアンテナが林立する頂上部からは｡


札幌市街が一望。札幌ドームやJRタワー、その向こうには石狩川&石狩湾が。
そのためコース名には「シティビュー」が付きます。
初中級なワタシは「シティビューパノラマ」を繰り返すことにします。
(後で間違っていることが判明しますが。w)

足慣らしに初級コースの「ナチュラル」を滑り降りると。
ここで既に『うわ、これで初級？レベル高いなぁ…｡』とビビります｡
白樺林の中を縫う気持ち良い林間コースなのですが、幅はソコソコあるものの斜度がキツくすぐにスピードが乗ってしまいます。(^_^;)
本当の初級者には厳しいと思います。

そんな感じでビビりながらも中級のシティビューパノラマを滑ります。

比較的斜度が緩やかな上部はザラメ状の柔らかな雪質ですが｡
途中からガッツリ斜度が深まるところはガリガリのアイスバーン。
ワタシの技量では転ばずにターンするのがやっとでエッジを立てることが出来ず、落とされる落とされる｡w
まるでシェイブアイスのかき氷機になったような｡
自ら飛ばした粉氷が風に舞い上がり、被りながらの滑走です｡

『うわ、これで中級!?』と思いながら何度も滑っているとそのうち何とかなるもので｡
転ばずに滑り降りられる自信のようなものが出来たその時に｡
すぐ脇をピチピチのレーシングスーツを着た高校生？がほとんど直滑降でビューンと駆け抜けて行きました。
しかも旗門のポールを抱えて。
その瞬間、芽生えた自信も粉雪になって飛んでいってしまいました。www

滑り終わった後でコースマップをよくよく見たら、アイスバーンは「女子大回転」という上級コースでした。(^_^;)
女子とはいっても、オリンピックに使用したバーンで斜度は34度もありました。

スキー場を後にして向かった先は「石狩温泉番屋の湯」です。
札幌市街を抜けてクルマで40分程の距離に有ります。
日本海に面した温泉で石狩湾に沈む夕日を眺めつつ湯に浸かりました。
打ち身や筋肉痛、全身疲労に効果がある強塩泉だそうで、スキー帰りにぴったりな温泉でした。

湯上がりには頑張った身体にご褒美を｡


鮭イクラ丼。まさに海の親子丼♪
いやぁ、旨かった。
欲を言えばもう少しご飯が多いと満足感があるのだけれど。

そんなこんなでもう少しスキー行は続きます｡(^^)v