
何のひねりもなく、ゴルちゃんとモンちゃんの合体でゴルモンです。
気持ち良さそうなところを原付で走ってみたいなぁ~ と言う思いがあるのですが、原付で遠出する根性も体力もなくなってしまったので、またまた、ゴルちゃんに頼ることにしました。
いつも私の好き勝手に付き合わせてしまって申し訳ありません。
モンちゃんを載せるキャリアですが、当初は、1週間くらいで完成するだろうと甘く見ていましたが、試行錯誤や計画変更を繰り返して、3週間掛かってしまいました。
ナンバー移設に伴う再封印を先週してもらって、やっと積載した状態での走行ができるようになりました。
まだ、ようすを見ながらの試運転状態で、課題も残っていますが、・・・
とりあえず、モンちゃんにとっての非日常、自動車専用道路のPAに行ってみました。
基本的には、ヒッチキャリアと呼ばれる物で、トレーラーを牽引するためのフック(ヒッチ)を取り付ける部分を利用して取り付けるキャリア(ラック)です。
市販品もあるのですが、うちの車に適合する物がないのと、道路交通法による積載方法の制限に収まる物がないため、自作しました。
実際に作ってみると、ヒッチ取付部のみを利用したT型の構造では、ねじれ剛性が足りず、左右に補強材を加えたE型構造に変更しました。
課題1 : ラックを取り外せない
現状、ナンバープレートをラックに移設してしまったので、ラックを取り外すとナンバーがなくなってしまいます。
国土交通省の本省(霞が関)に相談したところ、ナンバープレートの交付枚数に制限はないとのことでしたので、3枚目のナンバープレート交付について、所轄の東京運輸支局に問い合わせたところ、前例がないので、上局の判断を仰ぎたいとのことでした。
関東運輸局からは、想定していないので交付したくないとの回答があったため、3枚目のナンバープレートを交付できない理由を提示して頂くようにお願いしました。
先週、東京運輸支局に行った際に状況を確認してもらったところ、もう少し時間を下さいとのことでした。
3枚目のナンバープレートの交付を受けて、車両後部とラックの双方にナンバープレートを取り付ければ、任意のタイミングでラックを取り外すことができるのですが、・・・
課題2 : ラックは車体?
ナンバープレートの表示に関しては、車両に取り付けることは限定されていないようです。
一方で、封印に関しては、「封印の取りつけは、自動車の後面に取りつけた自動車登録番号標の左側の取りつけ箇所に行うものとする。」との規定があるので、間接的に車体に取り付けることが必要なようです。
今回作成したラックは、指定部品の中の「Ⅰ アクセサリー等の自動車部品」→「1. 車体まわり関係」→「(2)手荷物等を運搬するための部品」→「その他ラック類」に該当すると考えられ、構造等変更検査を受けなくて良いとされているのですが、・・・
この「指定部品」の取り扱いは、法令ではなく、国土交通省の通達で定められているため、法的な効力がなく、細部の規定もありません。
今回のラックの場合、車両後部にはみ出していますので、車検証に記載されている「長さ」と実際の車長が異なっています。
この場合、法令上は、どちらの長さとして取り扱われるのか、東京運輸支局に確認したところ、定められていないとのことでした。
「指定部品」は、あくまでも指定部品であって、車体の一部とは断定できないし、車体の一部ではないとも断定できない、要は、決められていないとのことでした。
車検証に記載されている「長さ」の外に取り付けられているナンバープレートは、適法なのか?
課題3 : ハザード
これは、法令上の課題ではなく技術上の問題です。
積載時に保安基準を満たせるように追加した灯火のうち、ハザードの動作が健全ではありません。
具体的には、点灯/消灯のタイミングが、左右で一致していません。
点滅の周期は、一致しているのですが、・・・
追加灯火の影響を抑えるため、車両側の灯具に並列ではなく、リレーを介して接続しています。
車両の配線図を見ると、方向指示やハザードは、4つの接点を経由して動作しています。
これらの接点のほか、配線やコネクタの経年劣化によって、電圧降下が発生しているようです。
電球によるまわり込みを防ぐため、リレーにダイオードを入れている関係もあって、左右のリレーが動作するタイミングに差が生じてしまっているようです。
スイッチ、コネクタ、配線の点検/補修を行なって、点灯/消灯タイミングのズレが体感できないレベルに収まってくれると良いのですが、・・・
→ ハザードスイッチを予備品(社外新品)に交換してみましたが、改善しませんでした。
状況を見ると、左側に難があるようなので点検してみました。
コンビネーションユニットのコネクタを抜いて、禁断(?)の接点復活剤を吹きつけて挿し直したところ、少し改善しました。
ところが、調子に乗って接点復活剤と脱着を繰り返したところ、初期症状に戻ってしまいました。
脱着を繰り返したため、接点の嵌合が緩くなってしまったようです。
ピックアップツールを使って、接点の嵌め合いがきつくなるように曲げて挿し直したところ、点灯/消灯タイミングのズレが気にならないレベルに改善しました。
とりあえず、合格レベルにはなったかな?
実用レベルまで、もう少しかな?
→ 左側ウィンカーの動作不良が再発してしまいました。
逆流(まわり込み)防止用ダイオードの順方向電圧(電圧損失)が影響している可能性を疑って、順方向電圧の小さいショットキーバリアタイプの整流用ダイオードに交換してみましたが、改善しませんでした。
簡易オシロで断続電圧のピークを確認したところ、左右に顕著な差はありませんでした。
車両側の電圧が主因ではなさそうです。
電圧測定のために、ウィンカーをしばらく動作させていると、症状の悪化が認められました。
状況からすると、追加したリレーのコイルが怪しい感じだったので、リレーを交換したところ、期待どおりの動作に復活しました。
これまで、リレーの初期不良って経験ありませんでしたが、安物を使ったからかな?
現状のコンビネーションランプユニット、あまり気に入っていないのですが、保安基準の各種条件を満足できる物が他に見つからず、悩んでいます。
車幅に対してキャリアの幅が狭いため、灯火の車両側端からの距離の制限と、左右のウィンカー間の距離の制限を両立させることが難しいです。