あれからどれくらい走ったのだろう・・・
淡路を脱出したのが確か14:00頃
それから15分ほど時間が経ち
ようやく胸の鼓動が治まってきた頃
自分は京橋あたりを走っていました☆
ナビで確認すると
どうやら阪神高速3号神戸線を東に向かってるようです!
初めての兵庫本土
ワケわからず走り続け
やっと降りたのが尼崎西でした!
とりあえず真っ先に目に入った大きな建物に入ります!
その建物の壁には
『ama*do』
という文字が書いてありました☆
どこかで聞いた事があるような・・・?
まぁいいや♪
とりあえず無事逃げ切れたようだし
追っ手もいないようだな☆
何とも言えない安堵感に包まれ
1Fのゲームセンターでトイレに行きました☆
15:00頃だったでしょうか?
やっと自由を取り戻したんです!
恐怖体験をしてみて初めて
『いつもの普通な時間』
が貴重でありがたいものなんだなと気付かされました♪
しばらく初めての
スーパーオートバックスをウロウロ☆
さぁ♪
『日が沈む前に愛媛に帰ろう』
もちろん恐怖の香川と淡路は避けて!
そう決断し
アルを停めた駐車場に戻るためエレベーターに☆
そのエレベーターの中で突然脳裏に記憶が蘇ってきたのです!!
そして一気に血の気が引き
鼓動が高まり、足が震え始めたのです!!
『ama*do』=『尼Do』!!!!
またまたやってしまいました!!
何て今日はついてないんだぁwww!!(嘆)
『尼Do』と言えば
かの有名な変態コンビ!
やっちんと
ぐーという男達の巣窟ではないですかぁ!!
なんでこんなトコに逃げ込んでしまったんだ・・・
自分の運命を恨みました・・・
しかし今はそんな事を言ってる場合じゃない!!
早く逃げ出さなければ!!
『エレベーターよ!早く上がってくれ!!』
手を合わせて神に祈ります☆
エレベーターが駐車場に着き
自分のアルまであと数歩☆
その時でした!
低い轟音が鼓膜を突き破ります!!
『ま、まさか!!』
急いでアルの方へ!!
しかし万事休す!!!
目の前に現れたのはアノ
『やっちん号』・・・
あと少しというところでした・・・
『よく来たな!こんなとこまで!なかなか度胸のある奴だ!』
『まぁいい!今日は楽しんでもらうぜ!!もう少し待ってろ!』
そう言われ身柄を拘束されたのです・・・(涙)
しばらくするとまた轟音が!!
やっちんがニヤリと笑い、ボソっと
『帰ってきたな♪』
現れたのは
『ぐー号』!!
シルバーのアル1台をしとめて帰ってきたようです!!
や:『遅かったじゃないか!!』
ぐ:『コイツに少し手こずってな♪』
や:『じゃあナナガンに移動するかwww!』
ぐ:『ボスのむっくんもユーロバンパー見たら喜ぶだろな♪』
や&ぐ:『おい!お前ら!!着いて来い!!』
逃げれないよう
2台に挟まれ
自分ともう1人の獲物の
裸賊と名乗る方は車を走らせます・・・
しばらくして
『ナナガン』という港に到着
数人の釣り人がいたので助けを求めましたが
みんな見て見ぬフリ・・・
そしてしばらくすると
シルバーのアテンザが!!
ボスである
『むっくん』のお出ましです!!
む:『あん?たった2台か??』
『もう1台さらってこい』
や:『はっ!ただちに!!』
1台減った隙に裸賊さんと目で合図し
アルに乗り込み
一気に逃げ出します!!
しかし逃げ込んだ倉庫の路地で身動きが取れず立ち往生・・・
脱出失敗です・・・
ぐ&む:『愚かな!無駄な事を・・・』
しばらくしてやっちんが
青いアルを狩って戻ってきました!
や:『なみはや大橋で若いの捕まえてきましたぜ!』
かわいそうに・・・
その
てつやと名乗る若い青年は風邪で弱っているようで
やっちんの猛追撃から逃れる事が出来なかったようです・・・
気がつけばあっという間に3色のアルが捕まってしまいました・・・
そして
や:『お前らジャンケンをしろ!』
『負けた2人でジュース買ってくるんだ!』
最初に捕まった自分達は風邪で弱ったてつやくんを守るため
後出しでその役を買って出ました・・・
そして結構離れた自販機に向かって
2人で歩きだした時でした・・・
や,ぐ&む『何歩いてんだぁwww?』
『ナナガンと言えば
スキップだろが!!』
『しかも仲良く楽しそうにだ!!』
3人に怒鳴られ自分達2人は手を繋がされたのです・・・
そして
精一杯これ以上ない最高のスキップ
で駆け出しました・・・
自販機でジュースを買い
帰る時に裸賊さんが自分に言いました☆
『今こそチャンスですね!』
『お願いです!シャツを破ってください!!』
意味が分からず立ち尽くす自分に裸賊さんが叫びます!!
『何してるんですか!早く!!』
自分は
無我夢中で裸賊さんの服を破り捨てます!!
次の瞬間裸賊さんが叫びます!
『ウォwwww!!!!』
裸賊さんの戦闘力が一気に上がり始めます!!
まさか!!
彼は伝説の
『スーパー裸賊』だったのです!!
その姿はこの世のものとは思えない姿でした!!
『スーパー裸賊』は3人を
黒銀ツートン波と
必殺技の19インチ玉で
アッという間になぎ倒し
自分とてつやくんを助けてくれたのです☆
その後スーパー裸賊さんは
2人をテリトリーの
『あじゅち屋』に連れて行ってくれました☆
やっと空腹が満たされました♪
再び安堵感に包まれます☆
風邪で心が折れボロボロになっていたてつやくんは
自暴自棄になり社会で生きていくのを諦めようとしてたのですが
裸賊さんが何やら諭したようで
うなずきながらラーメンと鼻をすすり
終始ティッシュを手に・・・
自分には泣いているように見えました・・・
そして返り際
変態の巣窟に隠されているという秘宝
魔人ぐーの大好物と言われる
『極上のサクサクメロンパン』
を探し出し自分達に渡してくれました♪
ス裸:『今日は大変でしたね!』
『コレ美味いんですよ☆ぜひお土産に!!』
そう言いながら新しい服を着て
普通の裸賊さんに戻り
笑顔と生きる意志を取り戻したてつやくんと2人で見送ってくれました☆
裸:『奴ら変態はアナタを狙ってました!』
『例え遠方でもアナタの居場所を探し
また襲ってくるでしょう!』
『でも大丈夫!また助けに現れます!!』
自分は笑顔でお礼を言い
すっかり減ったガソリンを給油した後
慣れない高速に上り帰路につきました☆
そんなこんなで松山に帰ったのは深夜0:30頃
総走行距離は
690km・・・
ふと思い立った休日の朝のドライブは
思いがけず
波乱万丈の1日になったのです☆
昨日の事を友達やお客さんに話したのですが
誰も
『スーパー裸賊』を信じてくれません・・・
あれは夢だったのでしょうか?
しかし
あの帰り道に食べたメロンパンは確かにサクサクしてたのを
自分と姫は覚えてます!!
Posted at 2009/04/21 20:33:50 | |
変態オフ | クルマ