
ボルトが折れ、ネジ山が昇天し、心も一緒に逝きかけた俺に残された道は二つ。
選択肢①:文明の利器「Eサート」で蘇生させる
正攻法。
ネジ山リニューアル作戦。
王道。安心。プロっぽい。なんかカッコいい。
選択肢②:残った5mmの命綱にかけて、長いボルトでゴリ押し作戦。
シリンダー側に深さ5mmの余裕があるので、そこに新天地を求めタップで切り直す。
ただし
残りの 5mm のネジかかりにエンジンの未来を託すとか、正気か?
というレベルの綱渡り。
自身も「強度的にどうなん?」と自問自答。
どっちも不安なので、最終判断は後回し。
とりあえず両方ポチるスタイル。迷ったら全部やるタイプ、嫌いじゃない。
■ 装備を整える俺
まずAmazonでEサート&工具一式ポチッ。
次にカインズで長いボルト購入。
準備は出来上がり。
だが、ここからが地獄だった。
■ 最大のラスボス登場:8mmドリル問題
Eサートを使うには穴を 8mm に広げないといけない。
つまり、失敗したらシリンダーが旅立つ工程。
……手元の電ドルを見つめる。
「お前、ホントにこの任務…いけるんか?」
できることならシリンダー外してボール盤で真っ直ぐ開けたい。
だが、うちにはボール盤なんて存在しない。
現場は常に“無い物ねだり”との戦い。
不安で胃が痛い。笑うしかない。
■ そして届いたEサートセット
開封した瞬間、違和感。
タップ:M6×1
ドリル:6.2mm
……ん?
Eサート用ドリルって8mmじゃないの?
そう思いながらノギスで測ってみると、見た目ほぼ M8サイズ。
つまり、これは M6の専用品なので、そう刻印してあると信じて進めってこと。
いや、信じて大丈夫なのか俺?
■ 真っ直ぐ開けるための“知恵と工夫(気合)”
手持ちのドリルはガタがあるので斜めに入りそう。
そこであなたの編み出した秘策。
ノックピンをガイド化+ドリルにマスキングテープ巻いてガタ防止!
要するに“無いなら作れ”精神。
このDIY感、個人的にめっちゃ好き。
⸻
■ 運命の穴あけ開始
角度を何度も確認しながら、
「よし……行ってまえぇぇぇ!」とドリルON。
アルミなのでサクサク削れる。
心臓はバクバク削れる。
深さOK。
次はタップ。
ここで斜めったら全て終了。
シリンダーが泣きながら天に召される。
慎重に……慎重に……さらに慎重に……。
そして――
■ 完成ッッ!!
どうにか角度も深さもバッチリ。
Eサートが美しく鎮座。
見た瞬間、変な声出るやつ。
⸻
■ 次回予告
いよいよ、シリンダーヘッドを載せて
念願のエンジン組み上げ編へ突入!
果たしてエンジンは息を吹き返すのか!?
それともまたネジが折れて地獄編に逆戻りなのか!?
次回――
「CBX125F、奇跡の復活なるか?」
乞うご期待
Posted at 2026/04/26 09:06:44 | |
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