
関東一円の天気が悪く、
1週間まるまるほとんど晴れ間が見えない。
天気のグズった一週間、ちょうど夏休みだった俺は、
お日様を求めてついつい車を出してしまった。
天気予報は全国的に雨だったが、
雨雲は低いから、一山超えた山間部あたりにピンポイントで晴れてる場所もあるだろう、という
希望的観測。
しかし行けども行けども晴れ間は見えず、
気が付けば秋田県に流れ着いていた。
強硬な一人旅である。
旅先で何をした、みたいな事は後でmixi側にすっとばすとして、
今回、車のことや、車での一人旅について思ったこと、感じたことをば。
だってみんカラだし。
【旅車について】
旅をするのに最強な相棒は、やはりコンパクトカーではないかと俺は思った。
別にクーペには覚悟の上で乗っているので非難する気は無いが、まぁ聞いて欲しい。
まず第一に、
こういう車のロングランな旅は、運転姿勢が楽なことが大事だ。
俺は腰が弱いので、低い座面での運転は腰痛になるし、
低い視点の運転も視野が狭いので結構疲れてしまう。
要するに、俺にとってはこういう、膝より尻が沈み込む姿勢での長時間運転はつらい。
たとえ腰に優しいレカロにしても、この姿勢自体がツライのだ。
低い座面はスポーティーかもしれないけど、長時間運転の旅には向いてないと思ったんだ。
次に車の性格。
1500ccあたりで必要十分なパワーを備えたコンパクトカーは、
街中ではその軽い車体をスムーズに加速させ、
高速巡航でも不自由しないパワーを持っている。
長距離移動にも、観光地散策にも使える万能性だ。
おまけに車体は小さめ。
旅先の温泉郷などは細い山道を越えた先にあることも多く、
田舎の漁港や漁村なども道は細い。
そういう観光地に赴くにも、小さい車体はなにかと有利だ。
また多くのスカイラインなど景勝道は山道がほとんど。
カーブも多いため、ワインディングを楽しめる車であることが大切だ。
その点、山を登るにも必要十分なパワーを持ち、
カーブも楽しめるスポーツコンパクトは、とても便利だ。
おまけに燃費も良いと来ている。
荷物も積める。
人も乗せれる。
どこにでもいけて、街中、高速、山道、狭い道、どこであっても平均点を出せる万能さ。
駐車場にも停めやすい。
ただただ高速を流しているだけならクーペで良いのだが、
旅となれば、ご当地で目にして行ってみたくなる所、気になる道はたくさん出てくる。
そんな時に、自分の車の性格から「行くのを躊躇」してしまうのは、とてもとてももったいない気がしたんだ。
たとえ問題が無くても、「面倒だなー」感が先に立ってしまうのだよ。
見た目に惚れて買ったGTOだが、
少なくとも「便利」ではない。
だからやっぱりセカンドにコンパクトが一台欲しい。
GTOの用途がなくなるが、この車、今までだって別に用途なんて無かったんだw
使い辛いが、好きな車なので無理して使ってはいる。
しかし足がこれ一台と言うのは、車を持っているメリットが、ほとんど無い気がするのだ。
きっと近く、コンパクトを買うことになると思う。
この車は、少なくとも日本国内で俺のしたい旅行をするのに向いたスペックではない。
でも好きだから降りられないんだけどねw
【旅の楽しみ方について】
俺は旅行が好きなのだが、今まであまり旅行というものを楽しめていなかった気がする。
どちらかと言うと、旅情の気分に浸るよりも、「何をするか」の目的型思考に陥りがちだし、
ビビリで小心者だから、
・途中で車が壊れたらどうしよう?
・狭い道に入って出れなくなったらどうしよう?
・渋滞中に体調崩したらどうしよう?
そんな、いろんな不安を抱えながら旅をしてる。
でも、今回はそれを吹っ切った。
壊れたら壊れた時考えればいい。
知恵を絞ればどうにも手詰まりなんてこともまずない。
体調なんて普段から整えておけばいい。
念には念を入れて、胃薬でも持っていけばいい。
「どうにかなるさ」の心情で、
ただ事故など、自分が気をつけていれば防げる範疇のことだけに注力して、
あとは
「非日常に心を浸す」ような感じ。
不安など感じなくていい。
何も問題は無い。
ただ、ただ、今のこの旅に心を浸す。
新鮮な景色を脳裏に浸し、
美味しい料理に舌を浸し、
あったかい温泉に身を浸し、
思考を停止して悦に入って、ただ、ただ幸福感に包まれていればいいんだ!と、
そう自分に言い聞かせて楽しんでみたら、これがもう面白くてさ、
ちょっとだけ旅の醍醐味・本質に触れたような気がした。
今回、道ながら行きたい所には行ったし、
食べたいものも食べたし、
突発だったので金は結構飛んでしまったが、終わってみればあんまり後悔は無かった。
その時の気分で好きなものを食べ、好きなところを歩いてみた。
行程も無く、時間に追われることもなく、
まさに
「気の向くまま、好きなように」の旅だった。
旅を楽しむ為には、きっと、
不安を考えないようにすることと、
気の向くままに行動することがコツなんだなー。
【kazuya君プチオフっていうか(俺だけ)呑み】
秋田からの帰り、東北道を戻るのもバカらしいなと思って、
日本海沿いに南下し、距離の関係上、新潟あたりで宿を取る事にした。
運よく、新潟在住のkazuya君と会うことが出来たので、
二人で呑んだっていうか、
俺だけ呑んだ。
宿に俺の車を止めてチェックインを済ませ、
kazuya号で、kazuya君お勧めのお店で飯を食い、飲み、帰りもキッチリ送ってもらったw
最後はヘベレケのグデングデンで迷惑かけたかもしれないけど許してください・・・。
一応、プチオフの車写真は↓
あんましたくさん写真はとって無い。
kazuya号、別に
走行距離以外変化無いし。
ただ、相変わらず纏まってるよね。
曲線美を生かした一体感のあるエアロと綺麗な紺色。
ヘタに弄らないほうが素敵なんだよ!ってのをズバッ見せ付けられて、
yuno号、相変わらずの涙目敗退。
でもまぁ、自分ではそこそこ気に入っているし、
以前のTYPE3バンパー時代に比べりゃ纏まったほうだろうw
ちなみに着の身着のままで出てきた今回の旅で、
即戦力となったのが、サンワサプライのシガーライターUSBコネクタ。
スマホがね、充電できたんだよ!
禁煙と同時にシガーライターを取っ払って、代わりに取り付けたUSBコネクタなんだけど、
このおかげで電池残量を気にせず車内からmixiもネットも存分にできたし、すごく助かったよ。
お日様を求めて旅立ったけど、
結局関東はずっとグズグズ天気だったらしい。
関越道から、関東方面の雲の厚さが見て取れる。
最後は雨の方向へ車を流す悲しさはあったけど、
夏休み中にお天道様を拝めて本当によかった!