Facebookのほうには書きましたが、こちらにはまだ報告していないので、一通りの事をズラズラ書こうかなと。
始まりは昨年年末、12月29日月曜日。
車仲間で東海組での久し振りな集まりを、みん友のネイキッダー氏と打ち合わせしてました。
口実は忘年会、何年ぶりな人の名前を耳にしつつ、再会を楽しみにしていました。
この日の午前中、久し振りに帰省していた僕は、岐阜に居た頃によく通ったカー用品店に居ました。
山梨ではDIYの作業が限られ、臭いのくっさいミッションオイルの交換が自身で出来ない状況なので、たまにしか岐阜に帰れない事だし、いっちょお店でミッションオイルを交換しておこうと思いました。
好みのオイルを選んで、受付に渡して、料金を支払ってと。
夜に控えた忘年会の打ち合わせと並行しながら、作業依頼も進めていました。
いつもの流れ、何もなく車は作業に入りましたが、その後何度も作業者からオイルの確認の連絡を受けました。
なんでも、L502はミッションオイルを3リッター用意しないと交換できないと作業者は主張してきます。
しかし僕の経験上、L502は2リッターもあれば余るはずです。
その旨を伝え、そのまま作業を進めてもらいました。
ちなみに、整備書は以下の通りです。
すると今度は、ミッションケースが壊れていて(壊したのではなく、壊れていた)、ドレンボルトが取り付けられないとの連絡を受けました。
作業者曰く『お客様が前回作業した時に、ドレンボルトを締めすぎたようで、ドレンボルトが伸びていました。その伸びたドレンボルトがケースに焼き付いていたため、ドレンボルトを緩めたところネジ穴全てがダメになってしまいました。どうしますか?』
聞いた事もないような説明に意味が分からず、ピットまで下りていってドレンボルトを確認させてもらいました。
状態としては、ドレンボルトのネジ山にアルミがぎっしりと詰まったようになっていて、見る限りでは単なるオーバートルクによる締め付けが原因でネジ山が逝ったようにしか見えません。
しかし作業者は、僕が前回作業して壊したのだと主張してきます。
アルミのケースに対して鉄製のボルトが伸びたとか、さして熱も上がらないであろうドレンボルトが焼き付いていたと訴えてきます。
何はともあれ、夜には忘年会です。
ここで作業担当が、ピット長へとバトンタッチされました。
車はこのまま修理に入れる事にし、代車を用意してもらって忘年会へ行くことになりました。
人車共に健在だという姿を見せられないので、ちょと寂しいなぁと思いつつ。。。
ここまで作業者は前回作業した人間が壊したと主張し続けてきていたので、車内にあった作業記録だけは破棄されないよう持ち出しました。
実は前回作業したのも、この店舗だったのです。
ハナから客のせいにしてきた相手を、信用するわけにいきません。
同日夜20:00頃、忘年会の会場に入ってすぐ、お店から連絡が入りました。
修理作業に失敗し、手を出せなくなったとの不幸の電話でした。
時期は年末、周辺の車屋さんは来年までお休みです。
もちろん部品屋も開いていません。
仕方なく年越し入院が決まりました。
この時点で、ミッションケースの修理代は折半という事になりました。
車を壊されて、修理代を払う事に。。。
尚、以降の予定は1月5日に連絡しますとの事で電話を切りました。
新年あけまして、待ちに待った1月5日。
一向に連絡はありません。
業務が忙しいのだろうと思い、お店が閉店したのちにこちらから連絡を入れる事にしました。
しかし一向に電話がつながりません。
しまいには数コール後、定休日との音声案内のみで通話が終わってしまう状況です。
このままでは仕方がないので、本社へ連絡し、店舗から連絡をよこすように要求しました。
また、このような状況なので、相手の了承の元、以降の会話は全て記録することにしました。
約10分後、店舗から連絡がありました。
上記記録でいう、上から5番目の記録です。
1時間近く通話したので更新日時が少し大きくなっていますが、返信は10分後でした。
そこで修理の段取りを打ち合わせをしました。
1月7日、昼休みとなる12時45分に修理の方向性が決定。
翌1月8日、修理完了の報告。
音が鳴るが、大丈夫との事で車の引き取り日時を11日と打ち合わせる。
1月10日、再び岐阜へ移動。
1月11日、仙台へ向かうため滋賀から愛知へ帰省していたネイキッダー氏と合流し、店舗へ。
引き取り前に試乗をし、問題が無いかの確認。
ワクワクしつつ乗ってみると、不規則に凄まじい打撃音が響きます。
直進右左折加速減速問わず、バキン!ゴキン!バン!とフロアを叩くような衝撃も伝わります。
僕としては未経験な異音に、何をしたらこんな音が鳴るんだと思いつつ、ネイキッダー氏は過去にアッパーマウントが逝ったときに似たような状況になったと教えてくれました。
スプリングが起因と疑いつつリフトで上げて見ると、確かに助手席側のストラットのスプリングが皿から落ちていました。
そこで、これが原因では?と伝えるも、作業者は別の部分が気になると。
見てみると、何故かメンバーを車体と繋ぐボルトが緩んでいます。
そこでそのボルトを締めこんでみると、今度はそこのボルトをダメにしてしまうという有様。
そして次に出た言葉が、示談書にサインをして欲しいと。
ここまでの修理代はお店で持つから、以降は自分で直してほしいという内容です。
急展開且つ納得できない状況でサインをするわけもなく、第三者の意見をネイキッダー氏にも求めてみたり。
しかしいくら話してみても、ピット長では以降の話が出来ないというので、それでは話の出来る店長をと求めてみると、信じられない言葉が。
『店長は今日は家族サービスのため不在です。家族と過ごされているので、連絡できる空気じゃないです。納得してください。』
客より店長の機嫌が大事という体制だという事には納得したが、やはりそれ以外の対応については全く納得がいかない旨を伝え、以降の判断を店長から電話で伝えるよう依頼し、店舗を出たのちネイキッダー氏と別れて山梨へ。
翌日の12日。
店長から連絡があり、一通りのあいさつの後に『なんでした?』の一言。
数秒沈黙し、以降の打ち合わせ。
そして1月25日。
待ちに待った納車?です。
納車は店長直々に山梨に積車で運んでもらい、車両の状態の確認と示談書の確認をしました。
最終的には修理代は全て店舗負担。
僕が岐阜に通った際の交通費も全額店舗負担。
修理内容については半年の保障。
メンバー脱着の際に発生したアライメントの狂いに関しては、一度店舗でアライメントを調整し、のちにベストなタイヤを装着した状態で再度アライメント調整(無料)。
このような内容の綴られた示談書です。
一通りの確認を終えた後、業界の話やお店の話をし、頭を下げたままの店長さんに見送られ、一路山へ。
走行テストをし、一週間の日常使用を経て、示談書にサインをして郵送にてお店に送りました。
まだ最後のアライメント調整が済んでいないので終わりという訳ではないですが、以上が年末年始に発生した事案の全貌です。
僕としてはお店に恨みがあるわけでも無いので名前は伏せますが、このお店はT系列のチェーン店で、しっかりしたグループ会社です。
分かる人にはこの一行で分かってしまいますが(笑)
作業ミスを隠すための小さなトラブルからしっかりとした対応を求め、ゴールにたどり着くまでに1ヶ月を要しました。
作業者と僕以外に、ネイキッダー君、ピット長、店長、果ては本社の担当と、多数の人間が絡む事案へと膨らんでしまいました。
のちに店長から聞いた話、この時の作業者は新人だったそうです。
そこでの配慮が至らなかった点も反省していました。
尚、アライメントに関してはセンスを認めていた足回り屋さんのセッティングで、各関節を調整しながら、全ての数字がバラバラな状態でチューニングされ完成していました。
この復旧はさすがに同じ人に作業依頼しないと戻せないので、再びこの店舗でアライメントを取り直しても元には戻りません。
しかしながらそこまで面倒を見ると言ってくれているので、昔のアライメントシートを発掘しなければという感じです。
今回の件で得た教訓、水掛け論を回避するための通話記録は本当に大事。
そしてわざわざ時間を割き、迷惑を掛けてしまったネイキッダー君にはただ感謝です。
今度缶コーヒーおごるよ(笑)