ブロアーファン不具合

ブロアーファンが中速（低中高の３段階ある）で「キコキコ」と音がするようになったので、ちょっと開けてみました。

エスプリのブロアーファンはフロントトランクの中から簡単にアクセス出来ます。写真でご覧のキャビン側に付いている黒いカバーを外すだけです。

木ねじで直接ボディーにねじこんであるだけなのですぐ取れますが、半分ぐらいネジが馬鹿になってました（泣）。前オーナーが何度も開けたのかも。

モーターは右側（たぶん右ハンドル車なら左側だと...）これも木ねじでプラスチックに止まってるだけです。２本あるのでそれを緩めると簡単に外れました（コネクター抜きます）。

ブロアーモーターは２つ付いてます、風量とサイズの関係かも...上下２つになっています。両方とも外してみました。

注油しますが、ブラシ側の軸はそのまま見えますので簡単に注油出来ました。

ご覧の白いものは抵抗です（といっても電熱線で熱にしてるだけというすぐれもの！）。弱と中ではこの電熱線で回転を落としています。

ファン側は厄介。勿論ファンを抜けば良いのでしょうが、２５年前のプラスチックに力かけたくないので隙間から軸に向かって注油して手で回してから、上向きにしてしばらくおいておきます。

さて、２つのモーターがどうやって動作するのか気になったので回路図をチェックしました。

これによると弱では「両方とも」抵抗を通って低速で回ります。中だと「モーター１だけ」高速で回って、モーター２は動きません。強にするとリレーを使って「両方とも」動きますが、中では止まってたモーター２が高速で、逆に高速で回っていたモーター１が低速になります。つまりキコキコなってた「中」では片方のモーターだけを使ってたんですね。

さてこの修理をした時、中の位置で片方のモーターだけを使ってるなら、モーターの上下を入れ替えれば今まで中で使っていなかった方を使って、もう片方は休ませられると思い、上下を入れ替えました（そのまま１週間使いました）。

ところが！上下を入れ替えるとファンの回転方向が反対になることに気が付きませんでした（大歩危）。風は来るのですがやたらに弱いのでようやくここに気が付きました。

詳細はこの続きで...↓