珈琲焙煎機
投稿日 : 2012年01月07日
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仕入れた珈琲ロースターはSwissmarという会社のAlpenroastという直接ヒータータイプの業務用に近い(単に小さいだけ)本格的なドラム式焙煎機です。最近はこのヒーターで直接熱するタイプよりホットエアータイプばかりなのですが(簡易に出来るので)、色々調べるとやはり網タイプのドラムで外から均一に熱する方が良い様です。アメリカは家庭用コンセントは120Vなので温度は十分に確保出来ます。でも残念ながらこの製品は製造中止なので中古をオークションで入手しました。結構プレミアものです。
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中はこの様な回転するドラムが入ってます。外に熱が漏れない様にフタも2重の金属プレートが入ってます。コントロールパネルはシンプルで、焙煎度をセットしてスタートを押すだけ。後は焙煎から冷却、出来上がった珈琲豆の排出まで全て自動です。
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ドラムは置いてあるだけなのでこの様に簡単に外れます。均一な熱になる様に広く配置されたヒーターユニットが下面全体にあります。よく見ると判りますがドラムはギヤによって回転する様に出来てます。ローストしてる時と回転を逆にすると左側に排出される様に出来てます。ドラムの右側は金属の蓋ついてて焙煎が終わると開いてファンで強制冷却する様になってます。焙煎中も僅かに風の流れを作る様になってます。結構なメカニズムですね。
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取り敢えずオンラインの生豆専門ショップからお試しセットを買ってみました(あまりに種類が多いので)。4ポンド(約1.7Kg)で$20とかなり安いですね。後ほど別の店からコスタリカも仕入れてみました。
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初めてなので生豆をセットして標準の焙煎度8、約「ハイロースト(中煎り)」を選んでスイッチオン。全自動で約20分程でご覧の様に左側のトレイに焙煎された豆が排出されて終わりました。この20分には強制冷却も含まれてるので豆はほのかに温かいだけです(網タイプなので簡易ではなく本当にほぼ室温まで冷却されます)。勿論焙煎中は蓋を閉めてますが結構な匂いと煙は出ます(特に深煎りにすると)。
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珈琲をザルに取ってみました。本体下にはチャフトレーがあって、焙煎中に出る豆のチャフはここに溜まる様になってます。この焙煎機で一度に焙煎出来るのは1/2ポンド。つまり約227gなので個人用としては丁度良いぐらいです。ちなみに焙煎中はドラムのモーターとファンの音が大きいのですが、それでも気を付けてれば第一クラックと第二クラックとも判ります(日本では「ハゼ」と呼ぶ様です:コアな話ですが)。焙煎設定を高くしてクラック状況から焙煎度を判断して強制冷却に切り替えることも出来ます。
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その後もう少し焙煎度の高い12(フルシティーローストよりちょっと上)を試してみました。使った生豆はスマトラです(お薦めの焙煎度はシティー+からフレンチでした)。ご覧の様に見事に色が違います。設定としてはこの間に4種類もあるのでかなり細かい焙煎の違いが出せそうです(デジカメ写真ですが、実際の見た目はもう少し薄い色です)。
で、それぞれを煎れて飲んでみますが、見事に味が違います。左の焙煎が浅いものは酸っぱい感じが強く残ってて、右の深い焙煎にすると酸味が抜けてやや苦味が増します。この豆だと右のものよりもう少しだけ焙煎を浅くすると良いかも?でもやっぱり自分で焙煎度を決められるってすっごく贅沢。もう止められません。
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ちなみに珈琲豆は焙煎してから最低でも24時間からベストは48時間程度置いてからの方が味が落ち着いてコクがでます(実際にやってみると判ります)。密閉容器に入れて冷暗所に保存してもせいぜい1週間から10日が保存限度なんで、これから週一で焙煎します。
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