
こんにちは。
土曜日の早朝から、食アタリか?ノロウイルスでくたばっていました。
野良犬野郎でも、ポンポン壊すんですね。
発熱と目まいで大変でした。
というわけで、動画編集できず。(写真とコメント編集だけなんですけど~。時間が掛かります。)
日曜日の今日の昼より、ようやく起きれる程度。
明日仕事どうしよう・・・。そのくらいヤバイ・・。
現場作業で、体力勝負な業務なんで、
万が一 変に力が入ったら・・・・・
最悪の時は、ブロー・バイです。
お尻から、バック・ファイヤーです・・。
想像しただけでおぞましい・・・(笑)
という話はさておき本題。
製造より17年経過し17万km走行して2010年お盆に下りたエンジン。
再び火を入れることになりました。(かなり話を端折っている。)
特別派手なパーツは盛り込んでいません。ピストンも純正相当のモノ。
贅沢できるほど、お金もありません。上を見れば
TODAとか、F-1ピストンといわれる
マーレ社とかありますね。いいピストンだから極端に馬力が上がるわけでもなく、また、壊れないわけでもない・・・。
そんな意味から、その費用対効果は私にとっては無駄になります。(あくまでも金に余裕があれば使いたいパーツです。)
でも、
どのレース屋もチューニングショップもわかっちゃいないねぇ~。
最強ピストンは、「オレ様だ!」
文句は言わせない。
組みあがったエンジンがこれ!
綺麗になりましたね。
所さんが出てきそうです。
劇的ビフォー・アフターです。
あのインパクトのある音楽が聞こえてきそうです。
せっかくなんで、新品の状態でコンピュータセッチングをしてもらいました。
ここから先の文面はアンチテーゼな内容になるので、人によっては、異論反論が出ると思います。
論争的なコメントは受けつけませんので宜しく。メッセでなら意見交換として受けつけます。
意見交換で論争ではなく双方の勉強になれば幸いです。
あくまでも、私の個人的な主観から判断し、自分の車に施した内容です。
個々が個々の判断で、自分が好きなように施工されるのが最良と思います。
ここで、最近のフルコンと呼ばれるものは社外メーカーで多数存在します。
半導体の進歩により、演算処理速度も飛躍的に向上。(ウンウン。)
平成初期のデビューした純正ECUでは、最新のコンピュータユニットには
かなわないはず・・。(そうでしょうそうでしょう。)
純正は、時代遅れの頭の弱いコ?
いえいえそんな事は、ございません。
社外よりも、『正確な判断を行う能力は』はるかに上ですよ。
理由は、そもそも電子回路や制御の概略から考えたら簡単。
FAや産業機器・・、基板と呼ばれるものの全体像は・・・。
①センサ(情報の根源:ここが一番大事!!今回の話のポイント!)→②コンピュタ:アナログで情報を受ける→③デジタル変換→演算処理→④各部へ命令
②~③までだけを考えたら、最近社外ものが「イイに決まってんじゃん。」私も思います。
純正ECUを開発する大手の緻密な業務をバカしてはいけません。
大手では、マン・パワーが半端ではありません。
1、センサの部分の制御設計チーム
2、間を挟んで、技術を踏まえたコスト改善チーム
3、制御系全体の回路設計チーム
4、コストのみを計算するチーム
分業された設計チームが無数にあり、大きな敷地で大人数で、大きな事業所が拠点として存在します。
電子制御の全てはセンサが最重要!
でそのセンサ自身にさまざまな要因で誤差を背負ってECUへ入ってくるのです。
それを考慮されたのは純正。社外では考慮されていません。
なぜなら、メーカー間はでは納入仕様書を締結し、情報漏えいや保障など条約を結ぶのが、大手企業間では常識。よって、詳細なセンサのスペックは部外者ではわからない。
*センサ類の製品はカタログ品ではない。ほぼ全てスペシャルオーダです。
誤差にはさまざまな条件があります。
温度係数
温度ドリフト(精度のうえでは、楽しくないドリフトですよ。)
直線性
ヒステリシス
再現性
応答速度
ノイズ
電圧出力なら、誤差も大きい。
言い出すとキリがない条件が多数あります。
どの条件までを顧慮に入れるか?範囲を決めて総合精度(総合的な誤差)を定めます。
そのうえで、制御回路の設計が始めてできるのです。
油圧センサ、水温センサ、油圧センサ、O2センサ、スロッロルポジションセンサ、ノックセンサ、吸気温度センサ、無数にあります。それらのメーカーは『自動車メーカー』や『車種』問わず全て一緒ではないはず。車種や時代が違えば、同じ部位のセンサでも違ったスペック。どう考えても配慮されているなんて到底考えられない。それを単一のECUユニットで制御できるなんて・・・。疑問です。いや、ハッキリ言って無理。
比喩的に、簡単にたとえると・・・、
ギターや、ピアノなら、音程そのものが調律されていない状態で、名演奏者が速引きや演奏をしても、果たしていい演奏になるのでしょうか?
あるいは、エンジンを組むときであれば、クリアランスを考えずに組上げるようなものです。
いくらトルクレンチで精密組み立てをしても、「このエンジン用だからピストンリングはどれでもいいんだ。
ピストンのボアも16Aなら16A用でなんでもいいんだ。クリアランスやサイズなんか関係ないよ」
と乱暴なことを言うようなものです。
いくら綿密なマップ変更を行う技量があっても、「根本の①の誤差をどう捉えているの?」
冒頭に書いた①情報源そのものを正確に受領できていないのに、いくら速く処理しても・・・。 制御ユニットなんか、センサの誤差を精密に知り尽くして、その誤差をいくらあるのか?設計思想に反映させて、初めて回路としてロジックを構築できるのです。
そして、その上にソフトが乗っかっていくのです。
誤差の正確な設定ができていないデバイスを駆使して、それはどうなの?
そのデバイスを使って、データを改ざんできる技量があっても、それはどうよ?
データの多い少ないとか速いでもない・・・。もっと根本が・・・。
某センサメーカーの技術営業マンとしての個人的所感です。
また、②~③までのECU全体の回路構成部品に関しても疑問はあります。
基板ユニットは、複数の電子部品から構成されていますね。電子回路の構成としてはもちろん成立。
でも、ですよ・・。
問題は、仕様用途に適しているか?否か?これ重要!てか、致命的でしょ。
その回路パターンに搭載されている部品自体、「メーカーとしては、寿命、熱や振動で自動車用途に適さない為にお勧めいたしません。」とキッパリ断った部品メーカーとしての見解を出しても、誤った使い方と知らされても採用されています。部品屋の老婆心を無視して・・。質問の電話を受け、ビジネスは別として、興味もあったので説明に上がったことが何度かあり、開示できる情報を説明させて頂きました。私の小さな数回の経験程度でもあるのですから、その他電子部品メーカーでも同様に「本来、車載には不向き」なケースは多々あるはず。つまり、ユニットの製品化までの成り立ちを考えたら同意できません。
当然、メーカー間で直接取引は行っておらず、先ほど書いた納入仕様書など条約の締結はありません。知らない所で、知らないうちに、勝手に使われているのが実態です。
でも、1社だけすごい所がありますね。
オプションでセンサ類の各部を取り揃えされている超高級なフルコン制御ユニット。
つまり、「センサ根本から検知するので使ってね」という意味。
言い方をかえれば、コンピュータをやるならここまで揃えてください。ということでしょう。
正確な情報を得るためには、そこまでやるのは至極当然。さすがレーシングカーで使われるモノ。
すごいけど、ユニットだけでも値段がすごい。揃えたら・・・。破綻。
甲斐性のないサラリーマンの手に出る代物ではない。
スペックも値段もプロ仕様過ぎて無理。
私のマイカーは、レーシングカーではなく、乗用車。
ということで、アレだけは本当にモノはいいと思うけど、却下。
私自身は、セッティングはまったく知りません。無知です。
しかし、部品と制御概念と電子部品に関しては、
今の会社でお仕事させて頂く事で色々経験させてもらえました。
薄給与とグチや文句を言う反面、色々人生経験できて感謝です。
おかげで、大手企業さんの考え(自動車メーカー含む)や、社外パーツメーカーさん等の技術的なギャップの部分を垣間見ました。しがない営業マンとして 自分自身で肌で感じた答えです。
安直に「大手企業の開発コストは膨大なんだぞ」っってオオナタを振りかざした答えではなく、
根拠があります。
ということで「正確にセンサから情報を入手し、正確に判断できる」純正ECUを流用に致しました。
コンデンサはもちろん、老朽化した電子部品では、正確な閾値判定などできなくなります。以前に、TRY・BOXさん経由で純正ECU基板をリフレッシュしてもらっています。事前準備は完璧です。
TRY・BOXさんでは、ローラー式ではなく、ハブに直結させるタイプのダイナモを採用されており、軸出力でデータ抽出でき、より厳密なセッティングを施工して頂けました。
蘇ったぞ!
雷電戦闘機!!
出撃まであと少し!!
おしまい。
Posted at 2011/01/16 17:17:51 | |
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