平戸悦山(嘉久房窯)
投稿日 : 2010年05月05日
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平戸藩御用窯時代の卓越した技を引き継ぐ、
平戸悦山。
当代の今村 均さんの渾身の作とも言える磁器で出来た虫籠。駕篭の中のスズムシまで忠実に再現されています。
どうしたらこのようなモノが作れるのか、、、
圧巻です。
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こちらは龍の置物、髭や牙のヒトツヒトツまで細工がいきとどいています。
凄い迫力です。
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平戸焼きの代名詞とも言える
舌だし三番叟、今回は購入しませんでしたが、嘉久房窯さんでワタシの手の出るのはこのあたり。
秋の陶器市のときにでも購入しようかな!
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菊飾りが平戸焼に伝わるのは、皇室とのつながりが深い証のひとつ。
磁器の帯締め、素晴らしい。
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話をしているウチに、100年程前(明治)に焼かれた作品を数点見せてもらう事が出来ました。
こちらは、当代の祖母の絵付けによる鯉皿。(明治時代)
残念ながらヒビが入っていますが、「ワレモノだから」と笑って見せて下さいました。
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同じく明治時代(先々代)の作。
こちらも欠けてしまってますが、見事な菖蒲絵です。
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コチラも明治時代の作。
香炉の上部の透かし彫り。三川内(平戸)以外の焼きものの香炉では上部のみ金属製の網をかぶせたモノが多いです。
ココまで細かい仕事ができる職人は残念ながら現在は・・・・・。
貼り付けによる龍も見事なこと。
まさに、平戸焼の技術の高さを証明する素晴らしい出来です。
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コチラは薄手の白磁に”置きあげ”技法で菊と鳳凰が描かれています。
ヒビが入っており、実用価値はゼロですが、江戸時代からの平戸焼きの技術の高さを表す作品だと思います。
圧倒的存在感をしめす作品の数々を手掛けるご主人様、写真撮影に快く応じて下さった奥様、素晴らしい出会いをアリガトウ御座います
また、秋の陶器市の際には是非立ち寄らせて頂きます。
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