EVC-Sセッティング
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
昨年末に装着したブーストコントローラーEVC-Sのセッティングを大分煮詰めてきましたので中間報告です。
まずMPVのブースト設定で厄介なのがブーストリミッターによる燃料カットです。おそらくこのブーストリミッターはエンジン回転数毎にエンジンに吸入される空気量を監視しており、ある基準値以上の空気量がエンジンに吸入された場合に異常と判断して燃料カットを行っているのではないかと思います。当然吸入空気温度も加味しており気温が低いときには低いブースト値で動作しますので、オールマイティなセッティングとしては目標ブースト値は100kPa(安定値)が妥当で、最大で110kPa(安定値)が限界だと思います。
2つ目はアクセル全開時の高回転領域のブースト値のタレ(最終70~80kPaまで落ちます)ですが、これもおそらくECUが吸入される空気量を監視しているのかある一定以上の空気量が吸入されると電子スロットルを閉じ始め、空気量を調整しているのではないかと思います。そのためブーストコントローラーのレスポンス値を大きくしても解消されないので、レスポンス値は小さい方がオーバーシュートも抑えられブーストリミッターの動作ギリギリまでオフセット値を大きくできるのではないかと思います。
3つ目はオーバーブースト値で、あまり目標ブースト近くに設定しすぎるとオーバーシュートしてしまいますし、タービン性能で素早くブーストを立ち上げるとECUの燃料噴射が追従していないのかトルク感が薄れる感じがします。結局私の場合、初期値の50kPaが丁度いい感じがします。しかし難点もあり、アクセル開度が低いときに50kPa付近をキープした際にエンジンが少しガクガク(ソレノイドが動作したり、しなかったりするためだと思います)します。これはある意味ブーストコントローラーを装着した弊害なので、対策は諦めています。
最後に私の現在の設定値は、オフセット値24%(目標110kPa) or 20%(目標100kPa)、レスポンス値15%、オーバーブースト値50kPa、ワーニング値120kPa、ドロップ値8%で目標ブースト110kPaで設定しています。あくまでもここに記載させてもらった値、考察は個人的な見解ですので参考程度に思って頂ければ幸いです。
やはりこれ以上のエンジンチューニングを行うには、ECUのほぼ全ての項目が弄れるECU-TEKでの現車合わせのチューニングが必要だと最近感じています。
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