
マツダミュージアム 2025年10月11日 土曜日特別開館
に行ってきましたとさ。
「ユーノスコスモ生誕35周年記念」ってことで,
1985年に,東京モーターショウに出品されたコンセプトカー
MX-03 が展示されていました。
前から。
奥に,ユーノスコスモがいますね。
後ろから。
このスタイリング,ユーノスコスモってより,MX-6 ぽいよ?
と思ったら,3ローターのREなど,技術面でのコンセプトが,
ユーノスコスモに受け継がれたってことらしい。
車内。
当時のコンセプトカーらしく(?),ハンドルが円形ではなくW形。
ハンドルセンター部。
下側のボタン,左側は,
[▼] OFF ⇔ ポジション ⇔ ヘッドライト [▲]
ってことかな。
一番右は,フォグランプのON-OFFでしょう。
右上に並んでいるのは,
多分,メーター部の表示切替じゃないかな。
ハンドル右側先端。
上が,ヘッドライトの ロー ⇔ ハイ 切替
下が,ウィンカーかな。
ハンドル左側先端。
ピンボケ状態で,良くわからないけど,
上が色からして,ハザードのON-OFFで,
下がワイパーかな?
上端にあるのは,残るところ,クラクションでしょうか。
シフトレバー周り。
どう見ても,ATのシフトノブですが,,,
スペック表(写真1枚目)には,
「トランスミッション:6速MT」
ユーノスコスモには,ATしかなかったはずなので,
6速ATが正解でしょうか?
→当時の6速ATなら最先端技術。
シフトレバーの左側,3つのスイッチが何かはわからず。
前側には,パワーウィンドウの操作スイッチぽいのと
ドアミラー調整の操作スイッチぽいの。
その右側。
図柄からすると,前後輪のトルク配分コントロールスイッチ。
4WDだったのか?
しかも,レベル表示どおりなら,
前100%:後0% ~ 前0%:後100%
10段階で変更できると見える。
完全なFF ~ 完全なFR まで。
さらに前側が,パーキングブレーキの操作だと思うのだけど,
円いスイッチ部での電動ブレーキなのか,
横長の四角い部分が動くレバー式なのかはわからないね。
ハンドルの右奥。
左下に,クルーズコントロールのスイッチがありますね。
当時,市販のマツダ車に装備されていた,
クルーズコントロール(車速制御)のスイッチと同じ表記です。
上側は,スイッチの空きスペースですかね。
右上のダイヤルは,見た目どおり,イグニッションスイッチ。
その下にある,四角いもの。
PERSONAL COMMAND SYSTEM
と書いてあります。
これは,ドアにも
同じようなものが付いていて,
ドアロックのスイッチと思われるものが並んでますね。
推測するに,この四角いものに,何らかの操作をすることで
キーレスで,操作が可能というものではないでしょうか。
リアのセンターコンソール。
エアコンの吹き出し口があって,その手前に,操作スイッチ。
さらに手前に,オーディオの操作スイッチがあります。
この状態で周波数ぽいのが表示されているってことは,ハリボテっぽい。
そうこうしている内に,ボンネットがオープンされました。
左前方から。
3ロータエンジンと,補器がギッシリです。
ラジエータ部。
エンジンルームとは区切られて,
前から吸って,上方のボンネットダクトに吐く
エアフローレイアウト。
ブレーキマスターシリンダー。
ここは,コンセプトカーらしい妥協。
車内のブレーキペダルの位置からすると,
インタークーラの位置がペダル正面。
インタークーラに追いやられて,右側に寄せられているので,
ブレーキペダルから,マスターシリンダーのプッシュロッドは
オフセットしたリンクか何かで,操作されているはずで,
ブレーキペダルの剛性感とか,操作のダイレクト感は厳しいでしょうね。
そして,見た感じ,ABSユニットは無さそうですね。
ブレーキラインを引っ張って,別の場所に設置されている可能性も
無くはないですが,
すぐ横にこれだけの空間があるのに,ギチギチのエンジンルームで
別場所にもっていく必要性はないでしょう。
スペック表(写真1枚目)を見ると,
「車両重量(WEIGHT):1,150KG(目標値)」
これだけ詰め込んでたら,ボデーパネルをフルカーボンでも厳しいかと。
ところで,コンセプトカーとして,40年前の車両。
ヘッドライトレンズが異様に綺麗。
それを説明するように,
すぐそばに,株式会社HIVEC の展示ブースが。
右の黄色くなっているのが,実車に装着されていたヘッドライトレンズ。
このレンズを,3Dスキャンして,長方体のアクリルの塊から
削りだしたのが,左のヘッドライトレンズなんだそうな。
話を聞くと,個人でのオーダーでも対応される想いだそう。
ただ,実物を3Dスキャンして,そのまま再現する技術なので,
歪みがあったり,割れがあったりすると,そのとおり再現してしまうとか。
→左右反転(ミラー)は,出来るとの話だった。
FCのウィンカーレンズの話から,着色することで,
作成できる可能性が考えられる話をされてました。
お値段等までは聞かなかったけど,もし現実的なお値段であれば,
助けられる古い車両も多いのではないかと,期待の技術でした。
→旧車になると,ガラスレンズかなと。
Posted at 2025/10/12 17:20:24 | |
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