目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
ATフィルターと、フルード(ATF)の交換をしました。
国産車ではあまり一般的ではありませんが、アメ車の場合はATF交換の際にフィルターを交換するのが常識です。
もしフィルターを交換せずにフルードだけを交換すると、新しくなったフルードがAT内部の汚れを循環させ、古いフィルターを目詰まりさせます。
最悪はミッションにダメージを与えてしまいます。
ATオイルパンにドレンプラグが付いていないのは、フィルター交換を必需とするためと言われています。
2
僕のサバーバンには4L60Eという形式のミッションが乗っています。
93年位から後のGM車、アストロ、シェビーバン、カマロ、カプリスなど、ほとんどが同じ形式のミッションです。
オイルパンは、ほぼ正方形で、16本のボルトで固定されています。
適当な順番でボルトを緩めていきます。
ボルトのサイズは13mmです。
シフトケーブルのブラケットを共締めしている2本のボルトだけ長さが違うので注意しましょう。
半分位外したところで徐々にATFが滴り始めます。
走行後は熱くなってるので冷ましてからの方が良さそうです。
滴り落ちるATFに躊躇せずに残り1本まで行ったところでパンを斜めにして中のATFをジャバっと流し出します。
右下の写真、ちょっと分かり難いですが、この位斜めにするとかなり量が垂れ流しになります。
ある程度出したところで、最後のボルトを外し、オイルパンを取り外します。
3
オイルパンが外れました。
フィルターはただ刺さってるだけなので、グリグリすれば外れます。
フィルターの中からもATFがドボッと出てきます。
4
外したオイルパン。
ATF自体は異臭もなく、割とキレイめでした。
ただし、パンの底やマグネットにはビッシリ鉄粉が付着していました。
パーツクリーナーで綺麗にします。
マグネットは磁力でくっついているだけなので、取り外し汚れを落として元の位置に貼り付けます。
オイルパンの接触面を磨いて液体ガスケットを少量塗り、コルクガスケットの位置決めをします。
液体ガスケットは無しでも大丈夫なようですが、コルクガスケットを仮止めする意味で使用しました。
5
外したフィルター。
新品と比べなくても真っ黒です(笑)
6
ミッションの中身。
と言ってもバルブボディの外側ですが(^-^;
この中が迷路のようになっているんですね~。
良い機会なので「壊れないで下さい」とお祈りしておきました。
黄緑の矢印の部分がフィルターの刺さる部分です。
7
フィルターには新品のシール(カラーみたいな)が付属しています。
(1個前の写真の黄緑矢印の部分)
念のため交換しようと思い、マイナスドライバーやフックでコジリ始めたのですが、、、
外れない・・・(-_-;
ゴムシールの部分を痛めてしまったので外さざる負えない状況に。
結局、大胆かつ繊細な破壊活動の末、無事に外す事が出来ましたが、ミッション側に少々キズを付けてしまいました。
新品のシールは写真のようなSST(13/16インチのソケットにエクステ突っ込んだだけ)で叩き込みます。
真っ直ぐ入れるのに気を遣いました。
かなり面倒なので換えなきゃ良かったです(^-^;
新品のフィルターを挿入します。
先ほど打ち込んだシールが丁度の大きさなので、グググッって感じでキッチリとハマリ込みます。
適当な位置まで入れたらOKです。
後はオイルパンを元に戻し、ボルト16本を対角線に絞め込んでいきます。
ボルトの規定トルクは2.5kgf・mです。
8
フィラーチューブからATFを注入。
今回はシェブロンのMD-3を使用します。
MD-3は、GMデキシロン3と互換のあるATFです。
マニュアルによる規定量は約4.73Lと書いてありましたが、実際には4L入れたところでチョイ多めになってしまったので、それ以上入れるのはやめときました。
最初はその場でシフトチェンジP→R→N→Dを繰り返し行い、オイルを回します。
アイドリング状態でオイルの量をチェックしてOKなら終了です。
☆部品代金☆
ATフィルター 4,200円
ATF 500円x4本
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計 約6,200円
※金額は概算です。実際に購入した金額とは異なります。
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