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コスパで考えると移動手段としては最強

エンジンのピストンの向きについての話です。
105系エンジンのピストンヘッドには向きを表す「←」マークの刻印があります



矢印の向きがIN側を向くのか、OUT側を向くのか調べてみました。
2つの書籍がそれぞれ違うことを書いていたからです。それは、
①：1995年に発行されたムック本Macchina
②：1991年にアメリカで発行されたALFAROMEO GIULIA HISTORY & RESTORATION





①にはこのように書かれてました。矢印はインテーク側を向く


②には前方向を向くとかかれてました。（エアフロー方向等意味か？）


実際のバルブサイズを計ってみました。
INが41ｍｍ
OUTが37ｍｍ


ピストンのバルブの逃げリセスを図ってみました。
矢印の後ろが41ｍｍ


矢印の矢の方が37.8㎜


ヘッド裏側を見てもＩＮの方が大きく、ＯＵＴが小さいです


結論としては矢印は排気ポート方向を向くということになります。
ムック本のMacchinaはタイミングチェーンの連結部の向きの表示も逆でした。
書籍はたまに間違いがあるということだと思います。

Jr.Zのエンジンのオーバーホールを整備手帳にあげました。
今回はクランクシャフトとエンジンブロック清掃。
あと、メタル合わせ。