その後数年間車が無い生活を送っておりましたが、何かと不便を感じていたところ、友人が新しい車を買うとの事で、それまで乗っていたサンバーを譲ってくれることになりました。
時は平成22年、ところがこのサンバー、平成2年式とのことで、実に20年落ちの車。。。
ウィンドウウォッシャー液の補充が不便だったり、バッテリーが助手席のシートの下にあったりと、昔ながらのワンボックス車ならではのさまざまな特徴があるのが印象的でしたが、いちばん驚いたのはエンジンが後ろにあるRR車(リアエンジンリアドライブ)だったことで、エンジンの点検や整備の際にはリアバンパーを開けて(まるでボンネットが開くような感じで開きます)、さらに手の込んだ整備をする際にはラゲッジスペースの床のボルトを外して床を開けて点検します。
ラゲッジスペースの真下にエンジンがあるので、ラゲッジスペースがまるで床暖房のように暖かくなるのが面白かったですが、要冷蔵のものをうっかり置いたりして後悔したことがあります。
4ナンバーの商用車でしたが、とは言え当時の最高グレードの車だけあって、広々とした後部座席、スーパーチャージャーによる軽快な加速…と、乗用車にも引けを取らない快適性を持った車でした。
ワンボックス車にはフルキャブとセミキャブがありますが、このサンバーはタイヤが足元ではなくシートの下にあるフルキャブで、予想以上に小回りが利くのにも驚かされました。
元のオーナーである友人が、最近の車種の純正CDレシーバーと純正アルミホイールをネットで落札して取り付けていたので、さほど手を入れるところはなかったのですが、スーパーチャージャーの動作がランプでしか確認できないことと、スピーカーがフロントのみの2スピーカーだったので、ブースト計取付とリアスピーカー設置はぜひ早期実現したいと考えておりました。
結局ブースト計取付には至らなかったものの、リアスピーカーは家庭用ミニコンポのスピーカーを後部座席下に設置するという荒業でDIYで設置し、予想以上に低音も出たので、結果オーライかと思っております。