【ロータス ヨーロッパSを迎えて】
車を買う。
この時代においてはレジャーや通勤のため、
地方では特に重要な足として必要な『道具』である。
車の性能を引き上げる為にレースで鍛え上げられ、
市販されたスポーツカーというメーカーの技術を集めた車は、
現代と言う時代には一部の趣味カーとしての時代錯誤の存在。
そして、スーパーカーと言われた特殊なデザインの
子供たちに夢と勇気を与えた車たちもこの時代においては、
主に40代以降の方々の夢のマシン。
そんな時代でも少数ではあるが次々と高価で特殊なデザインの車が生まれる。
『高価』なのがすごいわけではない、
『かっこいい』ただそれだけで何か心に来るものはないだろうか?
私は昭和50年代後半に生まれ、かっこいい車と言えば幼少期はポルシェだと思っていた。
車のことなんてほとんど興味がなかったあの頃、ピンク色のポルシェがすごいんだと思っていた。
そして、将来乗るなら当時発売されたばかりでテレビ埼玉の新車情報でやって気に入っていた、
広くておっきなセルシオだと思っていた、幼少期4歳の頃。
あれから数十年の月日が過ぎた。
清水草一先生のムック本『VIVA!スーパーカー貧乏』とブックオフで100円で出会いそこから
おかしな車趣味が始まる。
ロータスと出会ったのもこの本がたぶん最初で「ロータスは基本的にエンジンはゴミです」
という清水先生の強烈な言葉と共にロータスはだめなんだ・・・とすり込まれた最初の出会いだった。
それから約10年、たくさんのスーパーマシンを見て聞いて、オーナー様とも話すことも増え、
フェラーリ・ランボルギーニ、その他のスーパーカーを実際に買うなら?というシュミレーションを
行った結果、最後に残ったのがロータス ヨーロッパSとフェラーリ モンディアルTカブリオレだった。
珍しく、人が乗っていなくて、それでいて絶対的にかっこいいマシン。
ただし、常人以下の低所得な私でもギリギリであれば所有でき、ある程度走っても壊れない車。
そして最後にたどり着いたのが当時はまだ高年式であったロータスヨーロッパSであった。
人生は、何が起こるかわからない。
そして人生には生きていく目標と目的がなければ、ただ何もしないだけの人になってしまう。
苦しくても辛くても何か起こって大変でも、何もしなければ何も起こらないし何もない。
お金を人一倍稼げるでもなく、何か人より優れたものがあるわけでもなく、
そして人生の伴侶がいるわけでもない。
それであれば生きているうちにできることはしよう、ほしいものは買ってみよう。
長年に渡りロータスヨーロッパSがあるからこそある程度立ち直れたり、
生きていく目標ができたり、そんなこんなでここまでたどり着くことができた。
車は人生を確かに変える。
ただスーパーカーや高価なマシンに乗っていなくても楽しくいろんな車乗りの方とも話ができる。
ロータスヨーロッパSを手に入れた今はまだ実感はないが、
この先も決しておごらず、車とオーナーとの交流、楽しくやるをもっとーに
ホンダビート共に愛とローンと苦しみに耐えてやっていきます。
ロータス・ヨーロッパS、ホンダ・ビート、虎丸共々
今後とも宜しくお願い致します。
2015年2月10日 虎丸

さて、前置きがなが~くなりましたけれども、ついに日曜日2月8日に納車完了致しました!
マシンはTipo誌に掲載され、ウィザムカーズに売りに出ていた超絶極上コンディションの
ロータス ヨーロッパSベースグレード初期型ノーマルワンオーナー車です。
3年あまり中古市場を追いかけた中でも、最高のコンディション、値段も市場より安く、
ましてや車検付きでヨーロッパS本カタログを彩ったポーラーブルーという超希少色のお車。
走行距離も4400キロという初期登録が2007年7月ということだったので、
7年半くらいでほとんどが車庫に入っていたという箱入り娘車となります。

当日は納車を終え、車を外に出したとたんミゾレ交じりの雨が本降りになるという最悪の天候。
そしてとにかく超絶寒い日和、だったにも関わらずいつもお世話になっている方々に
かけつけていただきました。
いや~いろんな複雑な説明を受けるために頭の中が真っ白で全然写真とっておりませんw
寒いしさっさと帰りたいからもうとにかく駆け足でどんどん納車準備が進み・・・
ロータスごときでこの虎丸が引けをとるわけないだろ!とか気合いれつつも、
今日だけは超絶緊張して、運転できるんだろうか怖いよ~とチキンになっておりました。
あ、でも50mも走ったらすぐにコツをつかんでサクサク運転してしまいましたけどね★
これもビートちゃんがミッドシップだったのとロータスたくさん乗ってたから違和感なかったのかも。

3年前、ウィザムカーズで待ち合わせをして全然見知らぬインテグラ乗りのひよっこに
とてつもなく優しく接していただき、尚且つヨーロッパSを見せにきてくださった、
私のヨーロッパSの師匠、ばぐうすさんとお車を並べて記念撮影もできました★
まさか本当に買う日が来るとは・・・
これもすべて縁でございます。
こういった特殊な車を買うときは絶対に縁が必要となります。
強い意志と縁、そしてちょっとの運がなければ人生と言うものはうまくいかないんだと
そう思った一日でもありました。

そして、お知り合いの皆様よりたくさんのお祝いのメッセージとお祝いのお品も頂きました!
和歌山からはなんと!ヨーロッパ225LXオーナーの落堕さんより特注のカギ用蓮シールが★
さっそく納車されたその場で、お年玉ぽち袋に入ってた中から取り出し装着致しました!
ありがとうございます、これないのとあるのじゃ全然違うのでびっくりでした(笑)
またてっくん28号さんやばぐうすさんにもメッセージをいただき、
乗る前からオーナー様にお世話になっていた私としては感無量であります!

さらにばぐうすさんからはBOWさんのサイン入りイラスト、
ジーマさんからはリアル【蓮】がwww
じゅんさんからもお手製クッキー、さらに千葉方面からいらしてくださるJOHさんからは
ふなっしークッキー梨風味、タケさんにも空気キャップいただいたり、まだまだたくさん頂きました!
皆様本当にありがとうございました。
こんなに祝ってもらったのは生まれて初めてです!
あ、もう結婚式並みだから俺結婚は無理でつね★(爆)
そして、前オーナー様に最後感謝を述べたいと思います。
とても大事にされていたお車のようでしたので、私のような貧乏人が買ってよかったものか・・・
ですが、日本で一番ヨーロッパSを愛していた予備軍として今後はオーナーになり、
大事に乗って行きたいと思っております。
きっといつか里帰りでお会いできる日が来るといいなと。
二夜明け、雨もだいぶ打たれてしまってもういいや感覚で洗車もせずそのまま。
だってビジネスクラスのロータスで毎日乗る車だからと、雨に打たれて割り切りました。
できるだけ天気の日に乗るようにしますが(汗)
走行距離は2日で200キロ!この車にはびっくりする距離かもw
うむ、運転しやすい!これはいいですよ~思ってたより左右の幅は問題ないです。
ターボマシンてほんとにちょこっと乗ってたコペン以来なので正直慣れませんが、
追い越しやここぞって時にばびゅーん!とパワーが引き出せるのがうれしいですね!
ハンドリングもロータス譲りでとても張り付くようにコーナリングします。
エンジンはトルクはありますが、ターボ効くまでは普通のお車、
さらにターボもどかん!というよりじんわりくるターボでしょうか?
ちょっとタイヤが硬すぎるのでタイヤを換えるまで無茶はできませんけど、
ガタガタ音もあんまりしないし、普通のスポーツカー程度じゃないでしょうか。
ちょっとアクセルペダルが奥まっていてひーるあんどとぅができないのが痛いです、
足が短いから余計やりにくい、トゥトゥならやれるんでしょうけど、足がちっちゃくて(汗)
通勤のためのビートちゃんと休み用のS様。
なぜミッドシップ2シーター、2台体勢というクレイジーなことになってしまったのか・・・
でも毎日ビートを運転していたおかげでMRは難なく転がすことができてよかったのもあります☆
まずは保証が切れる3ヶ月以内に3000キロは走行したいな!と・・・
ガソリン代とタイヤがこわいw
なにはともあれ、今後とも宜しくお願い致します~♪